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政治についてまじめに考えてみた番外編其の弐 偏向報道に注意する話

自民党の総裁選挙が世を賑わせていますが、有力候補の一人と見られる小林鷹之氏の事務所費が不記載だったという記事を読みました。

その記事を見ていただければよく分かるのですが、悪意の塊としか言えないようなタイトルです。

料理したいところ(ツッコミどころ)だらけなのですが、一つずつ行きましょう。

まず、タイトル。
小林鷹之側、とありますが、小林氏が代表を務める県連と小林氏の事務所のどちらを「小林鷹之氏側」とするかといえば間違いなく後者でしょう。
どうしてわざわざ県連側を「小林鷹之氏側」としたのか、まったくの謎です。

次に「カネ」の流れについてです。
ここは記事本文にはきちんと書いてあるのですが、28万円不記載とはあるものの、実質お金の出し入れは行われません。これを「政治とカネ」の問題、と本文では断じているのですが、さすがに無理があります。だって記載しなかったからといって小林鷹之の事務所も県連も何の得もしないのですから、言ってみればうっかりミスの類です。

これをまたヤフコメ民が「やはり政治家はカネに汚い」とか「叩けば埃が出る」とか言って裏金問題(そもそもこれも合法なのですから叩かれる謂れはないと思っていますが)と絡めて論じるのが滑稽極まりない。

もちろん県連の代表としての責任は問われても良いでしょうけど、部下のうっかりミスのレベルの話ですから、「監督不行き届きでした」「ダブル、トリプルチェックを徹底させます」というレベルのコメントを出すのがせいぜいで、それ以上の何を求めたいのでしょうか。言ってみれば市役所の職員がうっかり寝坊して遅刻したのを市長が謝るレベルの話で、「政治家はカネにクリーンでなければならない」とか、挙げ句「総裁選は辞退すべき」などというコメントまで出ていて、日本国民のリテラシーは大丈夫か?と心底心配になりました。

ホント、「政治家」「カネ」となった瞬間に脊髄反射する層を狙い撃ちした記事ですから、あっさり引っかかってはいけません。これに脊髄反射することは自民党の勢力争いにまんまと乗っかることになるので、気をつけたほうが良いと思う次第です。

石丸さんの時のように一次情報まで辿らなくても二次情報だけで十分に実態がわかる内容(鍛えられたのかもしれません(笑))ですから、「とりあえず落ちついて記事を読もうか。話はそれからだ」と強く思わずにはいられませんでした。

あ、別に石丸氏の手法を取り込んだから小林鷹之氏推しというわけではないです(笑)
私には他に意中の候補者がいますので…

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