【自分色で生きて風の時代に乗るアーティスト】〜NAOさん〜
インタビューの始まりはプライベートギャラリーがオープンしたとのお知らせから。
それは、東京にある閑静な住宅街でNAOさんをサポートする個人宅の2室を解放した、画期的な試みでした。
個人宅であっても、予約制なので、青い紅茶や絵画で非日常が演出された1人の贅沢な空間を堪能できます。またシアタールームでは、NAOさんが出版された電子書籍や動画から自分と向き合う時間の大切さが感じられ、その為にギャラリーが用意されたとわかるのです。
これは、いかにアプローチの種類を増やして「不特定多数のどんな状況の人にもメッセージを届ける」か、夢の実現までのワンステップをいかに小さくして、「簡単に誰でも挑戦できること」のお手本なのです。
小さい頃からみんなとワイワイ遊ぶより落書き帳に絵を描くことを好んでいたNAOさん。
建築家のお父さんの影響で描くのは空想の家ばかりだったそうですが、絵を描くと注目され、クラスメイトが寄ってきたそうです。
お父さんから応援を受けつつ、世間体を気にするお母さんとの関係は上手くいきませんでした。お母さんから安定した収入や正社員の地位を求められ、それに応えるように就職を試みても、仕事は続かず、バイトも転々とし、引きこもって「ダメな子」扱いされた苦しい時期があったのです。
ご兄弟が安定を求めて、嫌な仕事でも我慢してやるのを見て「アーティストとして独立する」と覚悟を決め、沢山の試行錯誤と大量行動の結果、自分色の道を見つけました。
現在は全てを自分で選択する幸せを感じているとのこと。
独立当初は視野が狭かったものの、先に行くメンター達との出会いを果たし、自分の中にあるもの=自分色で貢献するという視点を得られたと話します。
絵を描くことだけにとらわれたり、自己満足にとどまらず、挑戦し続けるNAOさん!
NAOさんのアートには「人の価値観に染まらなくても、誰でも自分色の人生を作れる」という強いメッセージが込められています。
また、コワーキングスペース、病室、デイサービス、個人にも絵画をレンタルし、その空間にメッセージやコンセプトを持たせて、その場にいる人に活力を与えるコーディネートもしています。
開運の知識を取り入れたり学ぶのが大好きで、明るい色彩とかメッセージ性のある絵を描き飾って貰うことで、人の潜在意識を切り替える、明るい気持ちになるサポートになっています。
それはジャケット等にペイントして、着る人の気持ちを高めるファッションにもアートの役割が広がっています。
それをキャッチした人の心を動かし共感させるからこそ、応援が生まれる事を感じました。NAOさんの挑戦は、アートの可能性を私達に伝えてくれ、風の時代らしい広がり方になっています。
NAOさんのメッセージは、自らの生きずらかった半生を悩み抜いたからこそ生み出された力強さでもあり、人生を諦めたり、諦めそうになっている人、迷っている人達への大きな心の揺さぶりになるだろうと感じたのでした。
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