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保護猫預かり16日目とにじのはしスペイクリニックさんについて

飼育放棄で(殺処分前提で)保健所に持ち込まれた美酢(ミチョ)。

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1ヶ月限定お預かり記録。

美酢を預かるに至るまでの経緯はこちら

お預かり10日を過ぎてケージから出してあげたところ、逆にビビって威嚇するようになったので、14日目から今日までは再びケージの中だけで生活してもらっています。やっぱり、ケージの中のベッドの上が一番落ち着くみたいで、表情も穏やかになったし、食欲も出てきました。


狭いところに閉じ込められてかわいそうな気もするのですが、今のミチョにとってはケージがシェルター的な感じで、安心するのかもしれません。
ケージにいると私に触られることが多いからそれはそれで嫌なんでしょうけど、少しずつ触られることにもなれてもらわなくては。

私が現れる=【ごはん】or【なでられる】のイメージが定着したのか、私が顔を覗かせると嬉しいのと怖いのが入り混じったような、不思議な鳴き方をして迎えてくれるようになりました。

声がめちゃくちゃかわいくて、キュルルン❤️ってなります。


ご飯の後は、便秘気味のミチョ様のために、特別マッサージです。

最近はこんなにリラックスした顔でふみふみまでしてくれるようになりました。
それでも私がちょっと体の向きを変えたり、スマホの音がしたりすると毎回「ビクッ!」と震えます。

「安心していいんだよー」と声をかけながら
マッサージしてあげている私自身も、ミチョの柔らかいお腹が気持ち良くてリラックスできる時間です。

ふみふみを見てるだけで癒されます。


さてさて。
ミチョのお預かりボランティアと話は変わりますが、先日、高山のにゃんlivingさんにて月一で開設される、猫の不妊去勢手術を専門に東海地方を駆け巡っているにじのはしスペイクリニックさんと、地域猫活動、保護猫活動をされているアニマルレスキュー飛騨さんのボランティアに行ってきました。


郡上でも宿泊+保護猫シェルターを作りたい!と、
まずは現場のことを勉強中の私。
飛騨高山の開放型保護猫シェルターにゃんリビングさんは昨年の開業時のクラファンをきっかけにオーナーの五十嵐さんとつながり、このコロナ禍で宿業が週末も暇なのをいいことに、足しげく通っています。

3月におじゃました時は、ボランティアといいつつ、朝一のお掃除をちょっと手伝っただけで、おネコさまたちに遊んでいただいただけでした。

一方的にこちらから押しかけで見学させていただいている状態なので、何かしら力になれているわけではないのですが、もう少し踏み込んでTNR活動の現場を見たいなら、毎月第1日曜日に開院する移動式の不妊去勢専門手術専門の【にじのはしスペイクリニック】さんのお手伝いを体験してみては?
と声をかけていただき、4.5.6月と通っています。

手術のお手伝いと言っても、もちろん医療行為はできないので、受付をしたり、手術が終わった猫とこれから手術の猫の入れ替えをしたり、手術用具を洗ったり、猫カフェに来たお客さんたちに、どんな活動をしているか説明したり。。。というようなお仕事になります。

4月に初めてお手伝いした時に、「希望があれば手術の見学もできるよ」とお誘いいただきました。
「ただ。。。時期的に発情期を迎えたばかりで、すでに妊娠している子も多いから、メスの手術は堕胎手術になる可能性もあるけど、それでも覚悟があれば」と。

正直、一瞬ひるみました。

でも、保護猫活動や動物の適性飼育を学ぶ上で、避妊・去勢は避けて通れないところ。
思い切って見学させていただきました。

幸い、私が見学させていただいた猫ちゃんは妊娠初期だったため子宮が子猫の体を形成しきる前だったので、母猫の身体的なダメージも少なく済んだようですし、私の心理的なダメージも想像していたより軽くすみましたが、大小に関わらず命は命。いろいろ考えさせられました。

この日は前日に雨が降ったので野良猫の捕獲も思うようにいかず、手術頭数が少なかったので、高橋先生は時間をかけてとても丁寧に手術の説明や、これまで保健所で働いていた経験、現場のこと、いろいろお話ししてくださいました。とてもなれた手つきで効率よく手術を進めますが、1匹1匹の体調や状態をしっかり見て、そして何より1匹いっぴきに愛情を込めて向き合っているのが伝わってきました。
だからこそ、堕胎手術は先生にだって、もちろん母猫にだって、大小に限らずダメージは計り知れません。それでも高橋先生は「自分がやらなければ!」という使命感を持って取り組んでいらっしゃいます。

野良猫の現状についてや避妊・去勢手術の必要性について
にじのはしスペイクリニックさんのウェブサイトで詳しく紹介されていますので、ぜひ見てみてください。
私は、スペイクリニックさんの動画や活動への思い、
何回見ても泣けてきます。
そして、高橋センセー、まじ、かっこいい!(女性だけどね)
って思います。
私が、今から獣医になるのは難しいけど、何かできることは貢献したいと思ってしまうのです。


ネコって、かわいいよね❤︎

だけでは済まないんですよねぇ。


でもやっぱりかわいいけど。

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6月のクリニック開設時は、子猫オンパレード!でした。

カワイイ❤︎

けど、このままこの子たちがすくすく育ったら、6ヶ月後には妊娠できちゃうし、一度の妊娠で4−5匹産まれちゃうっていう。。。

もちろん、その全部が幸せになれるわけではなく、

発育不良だったり、交通事故に遭ったり、カラスに襲われたり、人間にいじめたれたり。。。

運よく人間に飼われたとしても、

「増えたから、もう、要らない。。。」

と、保健所に持ち込まれたり(殺処分前提で)する子もいるわけですよ。

そう、ミチョもその1匹。

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つづく。。。

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