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#17 オンライン環境での授業・WSのコミュニケーションとツール

図にまとめてみました。

スクリーンショット 2020-04-22 13.24.43

ポイントは以下の通りです。

⑴オフライン環境では、4つのコミュニケーション(T→C・T↔︎C・C↔︎C・C)が「教室」という同じ環境で行われています。

⑵オンライン環境では、4つのコミュニケーションに適する手段(ツール)が異なるため、今まで教室で一括して出来ていたコミュニケーションを分割した方が効率的です。(分割しなければならない、というわけではありません)

⑶オフライン環境とオンライン環境は、コミュニケーション手段(ツール)が異なるため、「従来型の授業をzoomでやりました」という単なる移植型はナンセンスだと思います。(やること自体は否定できないですが…)

⑷オンライン環境では、先生orファシリテーターの内容解説的な仕事の重要性が低下(web上にある、既存の動画やスライドなどを組み合わせればいいので)します。替わりに、それぞれのコミュニケーションツールの組み合わせ方や子供or参加者のモチベーションを高めるためのコーチング・フィードバック的な役割がメインになります。

⑸双方向ツール(zoomなど)の価値は、まさしくその「双方向性コミュニケーション」なので、zoomで繋いでいる時間は、コーチングやフィードバックに時間を注いだ方が効率的です。その時間に動画でもいいような一方的な解説をするのはもったいないかと思います。

⑹オンライン環境下では、参加者or子供たち同士のコミュニケーション(C↔︎C)を活性化することが、オフライン環境以上に重要化・困難化します。F↔︎Cで使うツール(zoomなど)以外のオンラインツール(LINEやSlackなど)を併用し、参加者同士が繋がれるチャンネルを作ることが鍵になるかと思います。

⑺先生orファシリテーター的な人の役割が「コーチングorフィードバック」になるため、1回で担当する人数が少ないほどより細やかなコミュニケーションが可能になります。ですので「zoomで30人と繋いで…」は(一体感を得る、といった目的があれば別ですが)つなぐ意味が薄いかと思います。1つのzoom内での人数は5名前後が妥当かと。

…以上です。また、追加がありましたら書きます。何かのお役に立てれば嬉しいです。

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