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ビルメンテナンス技術習得訓練を終えた利用者さんの変化

総合リハビリテーションセンターが主催する清掃基礎訓練、「ビルメンテナンス技術習得訓練」に利用者さん3名を連れて参加して参りました。

6/28(月)に初日を迎え、7/5(月)、6(火)、7(水)と合計4日間の集中訓練でした🧹
この訓練を受けて修了証を手にすると、後々清掃業での就職に役に立つだけでなく、適度な緊張感を感じることによって刺激になる...そんな効果を期待していたんですね。

スペシャルニーズのある方たちにとってはこの緊張感や高揚感という刺激はとっても大事だと思っている派です。🙋‍♂️
そしてこの4日間で見事に、というか僕の想像以上に大きな成長(上からで申し訳ありません)を遂げた利用者さんがいました。

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#卒業検定の様子 ☝️

清掃技術をプロの講師から教わるので清掃道具の使い方はもちろん、清掃前の礼儀や身の捌き方まで徹底して叩き込まれていきます。
スゴイですね。

検定試験では掃除の手順通りに動くことが求められます。全員が同じ動きをするのです。つまりその動きを完璧に頭にいれなくてはなりません。
習ったことを毎日復習です。自主的にイメージトレーニングしている姿をみかけました。自主的にです。

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現場の空気感や別施設から参加しているライバルの存在も、「負けられない」という思いを助長してくれたのだと思います。
そういう感情って大事だと思います。悔しい、褒められたい、認められたい、アイツより上にいきたい、、、。

そして今回僕からの唯一のアドバイスは、
「掃除ばかりじゃなくて仲間づくりをした方が良いよ〜」
なんて職員でしょうか。清掃基礎訓練なのに友達を作れと言い出しました。

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スペシャルニーズのある方たちはコミュニケーションを苦手とする方が多いです。でもせっかく同じ研修を受けている同士なんだからお話ぐらいして欲しいし、仲良くなれたら単純に世界が広がる!✨

そこからはどう話しかけるかという作戦会議で盛り上がる3名😆とっても良い傾向ですね。

結局のところ4日間あったけど最終日にようやく会話ができて仲良くなれたみたいです👍✨正直こういった経験が彼らには必要で、それが生きていく術になると思っています。

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研修前は「不安」「お腹痛い」「自信がない」とネガティブな発言ばかりしていた3名でしたが、難しい検定試験をほぼミスなくクリアできた後は、
「また別の研修にも参加してみたい」とか「めっちゃ感動しました。みんな頑張った!」と前向きになっておられました🎉

今では掃除の仕事へ出掛けていくときに習ったやり方でみんなに教えている3名😆👏

自信をつけて自己肯定感を上げるには「しんどかったけどやり切った」という経験が必要だということが実感できた、実りある研修でした🤔
みんなお疲れ様!

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