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経験を支援する

過去に僕はジョブコーチとしてお仕事をさせていただいていた時期があったのですが、就労の現場での支援対象者の困りごとっていくつかありまして、

「体調が安定しない」、「仕事量(求められる水準)が増えて対応できなくなった」、「人間関係の悪化」などなど。そのなかでも

「職場の人たちと話が合わない(話についていけない)」

これが意外と多くてハッとさせられたことがあります。人間関係は良好なのですが雑談に入っていけないという意味です。

こういった経験から、仕事をしていくうえでは「話のネタ」になるような経験をたくさんしておくことが後々自身を助けることにもなるのではないかと考えるようになりました。

そして利用者さんの中には元々社会経験が少ない人やバリバリ働いていたけど病気や障害によって活動が長らく制限されていた、、といった人たちも居られます。

そこでs-cubeでは毎月なにかしらのプログラムを組んで、活動するようにしています。先週なんかは「ランプシェード」づくりをしてきましたヨ。

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さて、このときの「ランプシェード」づくりがもたらす効果を整理すると、、、

1.ランプシェードを知っている(ほとんどの人はここ)

2.ランプシェードを持っている(わりと少数派?)

3.ランプシェードを作ったことがある(ほぼいない)

いや、圧倒的に「作ったことがある」が最強なのは言うまでもないですね。ただこれだけで話のネタができるので最高です。やるしかないです。来月はもっとすごいものをつくりますよ~

他にもアロママッサージをしたり、除菌スプレーつくったり、腹話術師に来てもらったり地域のウォーキングイベントに参加したり、、、

s-cubeの利用者さんは何が何でも全員参加です。特性や理解力にも個人差はありますが、そんなの関係なく。もちろんこういうのが苦手だという人もいました。でもそんな人でも回数を重ねるごとに「作品づくりに目覚めてきました」と言われるまでになっていて、今では積極的に参加されています。 #まずはやってみる

支援者ならこういった利用者さんの変化は絶対に嬉しいはずです。今やっている様々な経験がのちに息抜きの方法となり、趣味となり、それきっかけで人とつながれるようになったら、、、。

孤立は就労生活においてもっとも避けなければいけない課題だと強く思います。#最後まで読んでいただきありがとうございます😊

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