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『好きなことを仕事にする』-変化と充実をモットーに-

この記事は「デジタルハリウッドで変わった私の人生」に参加しています。

『変化と充実をモットーに』これは自分の中での合言葉です。
デジLIGに入ることを決意したときに、X(当時はTwitter)を立ち上げたのですがそのときからプロフィールで使用。自分の中の教訓とすることに。



仕事への興味が湧かず途方に暮れた20代。押しよせる虚無感。
暗い部屋でネットサーフィンをしている中、「あなたの天職教えます」という占いサービスを見て電話をかけたことがあります。



占い師から教えて頂いた助言。

・あなたの天職は「動画に関するクリエイター」
・「変化と充実」があなたの未来へ繋がる言葉でしょう



・・・

「へー そっか。」

と ホントに何も興味が無かった
当時の自分(25歳)

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皆様、こんにちは。
動画編集者の『ここの』です。


私はデジタルハリウッドSTUDIO by LIG
ネット動画クリエイター専攻を
2023年12月に卒業しました。

現在はWellsTech株式会社(就労継続支援B型事業所)にて
動画をメインに職業指導員をしています。


令和に入り、急激にITが加速している時代。


コロナ禍もあったことからネットへの普及が加速しており、動画編集は今後も恩恵を受ける職業になると思っています。
(どちらかと言いますと動画に出演するようなYouTuber、また映像を手掛ける作家さんの方がスポットライトを浴びやすいと思いますが)

但し
『動画編集者』も作成者の技術によってはかなりの注目を浴びる素晴らしい職業の一つになり得るのでは と。
必ず伸びるコンテンツになると思い、様々な視点で動画を研究することにハマっています。


ここからは、デジタルハリウッドの卒業生の今としてこれまでの経緯をリアルにお伝え出来たらと思います。


動画を仕事にしている方
また、違う業界の方にとっても

《ひとつの人生観》としてお読み頂けますと幸いです❇️



①福祉×動画編集の入り口



私は前職、介護の仕事をしていました。
介護を始めたきっかけは
仕事において感謝の気持ちを持ちたい と思ったからです。


『なんて単純なんだ!』


と思いましたよね?スイマセン。
ですが掘り出すと色々あります。

・介護福祉士の資格(キャリア)も欲しかった
・介護の仕事は一生のうちに消えることが無いと思った

なのですが、第一に他者から感謝されたい承認欲求が強かったもので、たまたまそこに当てはまったのが介護だったんだと思います。


もともと新卒で会社に就いたときから目標が無くて、頑張っても中々認めてもらえていない感覚しかありませんでした。

だからこそ、仕事の中でも感謝したい・感謝されたい と思っていたのかもしれません。(この辺りは以前のnoteにも綴っていますので、よろしければ是非)


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とあるエピソード。
介護施設において、ご入居者様へのレクリエーションで新たな案を話し合ったのですが、そのときに浮かんだのが観光案内レクというものでした。


当時はコロナ禍で緊急事態宣言が出ていたため、心の不調やストレスを感じる方もいたと思います。
そんな中でスクリーンに写真や動画を流して旅行気分を味わっていただくのはどうだろう?という案が浮上。



このレクリエーションは私が担当することになったのですが、試しにやってみたところすごく好評で。


「次はいつやるの?」
「またやってほしい!」といった声が。


これをきっかけに思ったんです。


「ご入居者様がここまで明るくなれるのなら、動画を通して介護や福祉に対するイメージも一層明るく変えられるのでは?」と。


当時の生き残っていた写真(画質はごめんなさい)

そのために私は
・まずは動画の業界を知る
・動画編集を仕事にする
・いずれ福祉につながる動画に挑戦してみる
 ことを心に誓いました。


②『デジLIG』で得た仲間との絆


私は正社員から時短勤務に切り替えて
仕事と動画編集スクールとの両立を測ることに決めました。

そのときに知ったのが『デジタルハリウッド』です。


私はその中でも自宅から近いSTUDIO by LIG(通称:デジLIG)に入ったのですが、全国各地で展開されており就職支援のサポート面・プロの講師に学べる部分からすぐに入学を決意して勉学に励む日々を送りました。



当時は動画業界のリアルを知らなかったので、現場経験のある講師に直接教えて頂けることがとても心強かったです。
また、仕事にするという観点からAfter Effectsを触ったのですがモーショングラフィックスの基礎知識を知っていくうちにみるみる面白くなり、やたらと単発アニメーションを作ることにドハマりしました。
未経験だからこそ全ての情報が新しくインプットの多い日々。

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG池袋




また、校舎で行われた懇親会に参加。
実際のところ参加したメリットがすごく大きいです。すぐに多くの受講生と繋がりを持つことができました!


仲間たちとの関わりによって自身と相手のモチベーションが生まれるし切磋琢磨して人脈を増やせる。デジLIGってすごいぞ!
(当時は勤務終了後に校舎へ直行していた毎日でしたが、なんてパワースポットなんだーーー!と運営さんによく話しておりました。お騒がせしました。)

仲間から勧められたAe講座。やって良かった。


③就職活動で決まった会社-その先で起こった悲劇-



そんなこんなで動画に絞って就職活動をしましたが
実は一番頓挫していたのがこの時期です。



と言いますのも成り行きの中、少し話が戻るのですが実は卒業前から業界に入りたい気持ちに駆られていて、片っ端から求人に応募をしていました。
※ポートフォリオを即興で作っていたため、クリエイターとしては見せ方を全然考えていなかったと猛省しています。


やはりクリエイティブな業界はどこもスキル重視で求めているので
面接に行っては落ちを繰り返してしまい
簡単に出来そうもないラインを軽はずみで求めてしまっていました。


ですが、ある日派遣会社のエージェントに相談をしたところ
『メーカー会社で動画編集のお仕事がある』と
求人をご紹介いただきました。

そちらに面接へ伺ったところ、エージェントさんが強く推薦して下さったこともあり、当日電話で『内定』を頂くことができたのです。


それが初の動画編集の仕事であり、またデスクワークとしてのデビュー。SNSでもお祝いの声を沢山いただいて、かなりの意気込みをもって《広報課の動画担当》として務める気持ちで居ました。


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…が
実際に働き始めたところで悲劇が。



かなりのミスマッチ


労働環境に揉まれながら毎日を過ごしました。

・広報の仕事→ほぼ外注なのでメールでフォローのみ
・動画編集→月1で無料ソフトを使用するだけ
・派遣で土日休みは固定→ほぼ土日に呼ばれていた
・後に入った後輩が労働環境で涙を流す→毎日仕事終わりに話を聞いた
etc

外注であることに対しては、制作を提案したりクリエイティブな方向転換の声を挙げましたが『それは違う。』とハッキリ返されてしまい、形にしたい能力も発揮できないなら今後どうしていけばいいのか非常に悩む羽目に。



この気持ちを抱えたときに、デジLIGの受講生や先生・運営から「仕事はどうですか?」と聞かれることもあり、うやむやに出来なかった私は決して良いとは言えず…ありのままに話したのです。


すると『ここのさんと合っている企業さんがまだ他にもあるのでは?』と校舎に居た皆さまからアドバイスをいただき、すぐに腑に落ちました。
やっぱり。今後のためにそうですよね。とお陰でしっかりと割り切ることが出来ました。



結果、3ヶ月で退職する運びに。
今思うと、デジLIGの方々のお声がけが無ければ未だ悩みながら働いていたのかもしれません。
この経験があってか、就職ではミスマッチが無いように最初から些細なことでもどんどん企業に聞いた方がいい!と学習しました。

「派遣なのになぁ」と思い悩んでた帰り道


余談:課長からはメモなんてしないで顔を見て勉強しなさい‼️と憤怒されたことがあったのですが、メモ派で生きている自分はひじょーにキビシー!!

④第二の就職活動へ


そうして再び仕事をどうしていこうかと動き出しました。


受ける量を増やし、他エージェント・デジLIGの就職サポートを利用しながら進めていきました。(担当者からの限定求人やxWORKSなどを見ていきました)


もちろん、求人に関してはクリエイティブに焦点を当てて厳選していく方針を取っていました。

また、この頃ちょうどデジLIGを卒業しました!
第二のステップとしては最適だったのかもしれません。
当時はしょうへいさん(@LigShohei)に担当していただき、非常に励みになるサポートをいただきました。


ポートフォリオをもっと強くしよう!
という話になって、年末ということもあったので改めて個人制作に没頭していく期間になった感じがします。

また、同じ就職活動に励んでいる受講生もいたことからクリエイティブな視点の維持にも繋がって強みを出すことが出来たかなと思います。
(個人的にポートフォリオは簡素なものからだいぶ強くなりました!)


ですが2024年に入り改めて求人に応募しても
やはり受からない連続で、そうこうしているうちに…


応募した企業が20社超えてました。

(うわー)



1日に2社企業面接を受けたりもしてたので、割ときっついスパンでした。


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ある日、なんとなく就職活動に疲弊してしまって。
何も予定を入れずにふと横になりながら
自身のSNSで『動画編集 正社員』と検索をかけたところ


ひとつ気になる投稿が




『Web特化型福祉施設で動画編集ができる方ー!
アルバイトでも正社員でもいいですよー!』
思わず横になった体を起こしました。



『福祉施設』ということもあり
これは非常に気になる。



ただ、これまでXの募集に応募したことがなく不採用が続いていた時期でもあったので私自身慄いてました。万が一もう締め切っていたら返事は来ない可能性も……。



とは言えど自分にはひとつの想いがあって
介護福祉士×動画編集を掛け合わせた経験者は中々いないだろう
という夢のようなポジションもあり、そこを全面的に主張してリプを送る事に。



すると、すぐに返事が来て
日程を組みお会いするまさかの展開へ。

それが GIF-TECH'sでした。


ここが就労支援施設…?おしゃれすぎる!


詳細を伺ったところWeb特化型福祉=障害者就労支援事業であり、そこでの動画を専門とした職業指導員というお話を受けました。
このとき、私は『ある日』を思い出します。


介護施設で観光案内レクをやったときに
ご入居者様が笑顔で『凄く良かった』と喜んでいただけたことを。
「あの笑顔のように、世間からの福祉に対するイメージを一層明るく変えられる」ことをここで叶えていけるのでは?


そして、もうひとつ新たなることが脳裏をよぎる。


職業指導員って
これまでデジLIGで支えて頂いた
『動画トレーナーのような立場』に。



このわたしが……?
(※突拍子もない展開)

(※今まで考えた事なかった)



ただ、私自身も動画のスキルを上げて行きたくて切磋琢磨していた在籍期間があり似たような気持ちで動画が上手くなりたい障害のある方々が沢山いるんだなという事を知りました。



ぼんやりとしたイメージから想像を掻き立てると
非常に面白く感じるお仕事で
条件一致。もう進むしかない。


福祉を支える動画編集者として
「働かせてもらえませんか」


ストレートに、そうお伝えしたのでした。

衝撃的でしたが
これまでの果てしない就活を忘れてしまうほど
快く受け入れて下さいました。

これまでエージェントばかりに頼っていましたが、
個人的にX(旧twitter)でお声がけして決まる事例は初めてでした。

企業説明を聞く中で「もう内定だと思っていただいて大丈夫」
とのことで、余りにもその優しさに胸が熱くなったことを
今でも鮮明に覚えています。
(KONDOさん本当にありがとうございます)

KONDOさんXアカウント:@kondo_wellstech

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⑤変化と充実を実感した今の自分



Wellstech株式会社に入り、1ヶ月経ちますが
素敵な仲間たちと共に福祉業界を盛り上げながら
有意義な生活を送っています。


利用者様とのChatのやりとりは大事なお仕事


職業指導員になって思ったこと。
率直に言いますと「デジLIGのトレーナーに近いかも?」というのはあります((



ただ、教えていく立場としては伝え方を考えていかなければならず
それをそつなすこなせるデジLIGの講師、運営さんの力は非常に素晴らしいスキルなんだなと感じています。(デジLIGのおかげでかなり成長できたと卒業時に実感しました。)


私がこのように動画×福祉を掛け合わせた
職業指導員に就けたことが、ここまでの物語。
知り合えた皆様の恩返しになれたら幸いです。


そして、WellsTechでは
作品づくりのアイディアを一緒に大事にしていき、工夫していくことを忘れないで居たい。 福祉を明るくしたい。
私も同じように多く悩みを抱えた分、お力添えしていけたらやりがいに繋がっていくと思っているのです。



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ところで


冒頭で書いた占いエピソードについて。


・あなたの天職は「動画に関するクリエイター」
・「変化と充実」があなたの未来へ繋がる言葉でしょう

虚無感から天職が知りたくて電話したのに、諸々当てはまっていて
思い出すと笑ってしまうのはここだけの話。


・・・


「やるじゃないか あの占い師!!」

と 悔しながらに驚きました。
今の自分(29歳)

まだまだ始まったばかりなんですけどね。
だからこそ、『変化と充実をモットーに』🍀


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