「ドキュメント72時間『美術大学青春グラフィティ』」を見たわが家のムサビっ子の反応
普段は朝のニュースと天気予報くらいしかテレビを見ない私ですが、唯一好きだと言えるテレビ番組が
NHK「ドキュメント72時間」。
(正確にいえばオンデマンド視聴だけどね)
毎回違う場所に定点3日密着し、そこに通う人の生き方や気持ちを取材する番組。
すごく個人的で、価値観さまざまで、いろんな人いて面白いなーと、わりとしっかり毎週視聴してます。昨年はうちの子たちが幼児期を過ごした夢パも取材されてたね!いい場になってたー!!
今回、武蔵野美術大学のムサビ祭の準備3日間を追った回でした。
出てくる子たちの眩しい青春感と共に、
「自分は絵の世界向いてないんじゃないか」
「自分の世界観や表現は必要とされるのだろうか」
と自問を続ける内面も追っていて、私自身は表現者じゃなくてむしろ黒子な生き方してるけど、深く心に残りました。
こんな自信に満ち溢れたように見える子たちも、
悶々としながら作品作ってるんだねえ〜
と一言呟くと、
すぐそばで私のスマホをチラ見するように覗いていたムサビ在学中の家族が「そうだよ」と。
「自分以外みんなすごい」
「眩しすぎて見れない」
「私はこんなキラキラしたこと一つもなかったけどこれから就職活動も始まる」
「キャリアセンターにあったポトフォ、参考にしようと思って見に行ったのに、(ポトフォ作成者の)在学期間中の活動の華々しさがすごくて落ち込んだ」
自分の表現への自信のなさがビシバシ伝わって切ない。
だけど、
あたしは知っている。
アイデンティティ確立した絵と、数千のフォローやRT・いいね貰ってること、ZINE重版してることを。
(親には教えてくれないから、ほぼネトスト)
あなた、もう絵で稼いでるね。
きみの世界を応援してくれる人たちにも思いを馳せて見てほしい。
武器あるのに、他に何したら自信が持てるのだ?
親的には、手も目もかけられなくて
かけてるのは学費と心だけだけど、
ここからどんな風に気持ちに折り合いつけながら今後を生きるのか、1番の影の応援者のつもりで、彼女のドキュメンタリーは続いていきますよ。
ドキュメンタリーっていうか、スリル&ホラーですかね。
はらはらどきどき。
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