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間取りの考え方〜ごろごろリビングの家

アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。

土曜日は毎週恒例『間取りの考え方』をやっていきます。

今日は過去のボツ間取りを整理していたので、こんなの書いていたな〜って思い出しながら書きたいと思います。

依頼内容

どういう経緯のお客様だったかは忘れましたが、希望されていた間取りが

『ファミレスの様な造り付けベンチのダイニング』

でした。
その提案が面白いなと思って色々な間取りを考えたので覚えていました。

間取り図

間取り図

造り付けベンチのダイニングとキッチン、リビングとどう関連付けるかを考えました。

単独で造り付けのボックスダイニングを造ったらそれこそファミレスになってしまいますので。

私がこの間取りで考えたのは、ダイニング一体型キッチン小上がりリビングでした。

小上りリビングとダイニング

小上がりリビングは造り付けベンチと同じ高さに揃えてダイニングテーブルの二方向から座れるように考えました。

テーマは『ご飯食べてそのままゴロゴロするリビング』です!

さらにスタディースペースとして大容量の本棚スペースと並んで使える座卓デスクも設けました。

キッチンカウンター一体型ダイニングテーブル

ダイニングはキッチンカウンターと一体型にしました。
配膳のしやすいかなと考えたのですが…

反省する点

キッチンカウンターとダイニングを一体にした事で、造り付けベンチからの出入りがしにくい造りになっています。

またキッチンの動線も一体にする事で使いやすいと当時の私は書いたのだと思いますが…

反省する点

どう考えても動線が悪すぎます💦
キッチン一体型ダイニングはスッキリに見えて動線が長くなるデメリットがあります。

今からもう少し考えれてたかなと思います。
むしろボツになってよかった間取りでした。

ちなみにボツになった理由は確か大きい建物しすぎて予算オーバーになった事でした💧
それも今考えると間取り描く前にヒアリングしようよって今の私から当時の私に言いたいです。

さいごに

過去の間取りを引っ張り出してくると、自分への突っ込みどころ満載の間取りもあります。
それはそれで今の間取りの参考に反省するのもいいなと思った間取りでした。

こんな感じで毎週土曜日は『間取りの考え方』シリーズの記事を書いています。
今までの間取りのも合わせてスキをよろしくお願いいたします。

左巴建築設計事務所 さわ。

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