間取りの考え方~細長い家
アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。
土曜日は恒例の『間取り考え方』の記事を書いています。
今日は同じ敷地で書いた2パターンの間取りを使って『間取りの考え方』を書いていきます。
細長い敷地の間取りの注意点
以前細長い敷地で書く3階建ての間取りの記事も書きました。
この記事は構造に関する注意点でした。
今回書くのは細長い敷地では採光が確保しにくいデメリットがあるという話です。
4方向のうち、3方向が隣地に接していてさらに隣の建物が接近して建っている場合は特にです。
敷地で開放している道路に面する一方だけだからです。
間口が狭いと玄関を取ると部屋を道路側に持ってくる間取りが難しい場合が多いです。
今回紹介する間取りも2パターン共そうなりました。
間口3600 2階建ての間取り
トップライトで採光を確保
下屋部分にトップライト設置して上部からの明りを確保した間取りです。
この間取りの場合、法規上では採光は確保できてもリビング部分までは十分確保できない可能性があります。
この間取りはトップライト下を玄関からつながる土間にして室内で遊べる土間スペースにしました。
中庭で採光を確保
中庭の上部を吹抜けにする事で建物奥になるLDKに採光を確保した間取りです。
中庭のサイズにもよりますが、トップライトよりLDKの奥まで採光を確保できます。
デメリットは中庭に面積を取られる為に部屋になる面積が少なくなることです。
さいごに
今日はさっくりと細長い間取りのメリット、デメリットを書いてみました。
大阪市内の土地でよく間取りをはめるのですが、大阪市内ではこういった細長い敷地条件が多いです。
元々長屋の立ち並びで切り離して最後に残った土地とか・・・
敷地条件が悪条件でもそれを活かしたり、対策して間取りをはめていきたいです。
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左巴建築設計事務所 さわ。
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