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間取りの考え方~番外編『間取り図クイズ』

アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。

今週はお子様の夏休み&お盆休み期間という事で
『間取りの考え方』番外編記事にしたいと思います。

月刊NAMI通信

ナミ構造設計 さんが主になって今年の4月から月刊NAMI通信を創刊しています。

建築士仲間で作成しているフリーマガジン『NAMI通信』
 「建築にくわしくない人でも、建築を楽しんでくれたらいいな」という思いで手作りして、カフェや雑貨屋に置いています。どれくらいの人が手にとってくれているでしょうか。

note記事『NAMI通信8月号完成しました!』 ~ナミ構造設計  より

私も何度かご参加させていただいています。
そして今月8月号はお子様たちが夏休みという事でメインテーマは建築をなぞときしてみよう!そして サブテーマは大人も子どももけんちくを楽しもう!です。

私は『こども本の森』建築レビュー記事と別に折り込み付録も参加させていただきました。

謎解き間取り

少し前にナミ構造設計さんから
『謎解き間取りを考えてほしい』とご相談をうけていました。
もちろん楽しそうなので即答で是非とお受けしたのですが・・・
いざ考えるとこれが難しい~。

まず謎解き間取りが何なのかを考えてみる。
サスペンス的な??密室事件??
これは私の間取り知識だけでは難しい・・・
ちょっとChatGPTにでも聞いてみよう
『謎解き間取りのアイデアを考えて』
答えは
1. 鍵付きの部屋
2. 隠し部屋や通路
3. 暗号化されたメッセージ
これらに関するいくつかのアイデアを出してもらったのですが・・・
何かしっくりこない。

どちらからというと、私が常日頃この『間取りの考え方』や『家づくりの考え方』で伝えたい事のひとつがもっと一般の人に間取りの見方や考え方を知ってほしい事。
それを謎解きとして考えようと方向性を決めました。

次に悩んだのは対象年齢。
夏休み企画だったので小学生でもわかる謎解きにするべきなのか?
普段『NAMI通信』を手にする大人に向けてつくるべきなのか?

これは一度たたき台の間取りを作ってみて、実際に小学生や未就学児に問題を見てもらう事にしました。
ご協力いただいたのはナミ構造設計さんとmizuiroso建築デザイン事務所さんのお子様たちです。

そこでいただいた回答から思いつたのは『親子で考える間取りクイズ』でした。
子供たちだけで考えると分からない事も大人がヒントを出したり、普段の暮らしから考えると分かったりするそんなクイズにする事にしました。

間取り図クイズ

そんな試行錯誤を経て完成した間取りクイズがこちらです。

間取り図クイズ

間取りに親しみを持ってもらうために間取りの穴抜きクイズ
普段どんな動線で暮らしているか間取り上に書いてもらう動線クイズ
どこに何を収納するのか考える収納クイズ
の3パターンです。
後者2つのクイズには正解がありません。
家族それぞれ暮らしが違うように答えも違うからです。
この間取りクイズをきっかけに今の暮らし方の事、間取りの事を親子で話すきっかけになればいいなと思って考えました。
どうですか?こんな間取りクイズ。

まとめ

クイズとしては簡単かなと思うのですが、子供たちが間取り図に少しでも興味を持ってもらえたらいいなと思います。
これを考えてる時に『家の間取りを考える』を夏休みの自由研究で採用してくれないかな~と想像してわくわくしました。
子供が考える自由な発想の間取りから実際の家づくりのヒントを得られるかもしれませんよ。

残り少ない夏休みですが、家族で間取りについて考える機会を是非つくってみてください。

月刊NAMI通信に関して、読みたいな~!置いてくれる!っていう方はナミ構造設計さんにお問い合わせください。

今週もありがとうございました。
来週もよろしくお願い致します。

左巴建築設計事務所 さわ。

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