間取りの考え方~内側に開けた家
アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。
今週の間取りは過去に書いた間取りを少し修正した間取り図です。
内側に開けた間取り
都市部で家づくりをしていると隣地三方は建物に囲まれていて、窓を大きく取れるのは道路側だけという敷地も多いです。
しかし道路側に大きな採光窓をとってしまうと、道路側の視線も気になります。
そんな時、敷地に余裕があるなら中庭を作って内側に開けた間取りにできたらいいなと思い書いた間取りがこちらです。
約4.5帖ほどのデッキスペースですが、階段をスケルトンにする事でリビングからもキッチン前からも出入りでき、採光を確保できる間取りになりました。
吹抜けをつくる事で隣地に建物があってもできるだけリビングに日が入る時間を確保できるようにしました。
できるだけ窓を見せない外観
道路側にできるだけ窓を配置しない間取りにしたので外観はこんな感じにしました。
最近は正面外観から玄関扉が見えないデザインが好まれています。
2階バルコニーの手摺も高くして目隠しになるようにしています。
さすがに玄関のホールに窓がないのは暗いかなと思い、1ヶ所は窓を設置しています。
広めの玄関ポーチに正面に照明と表札を付ければちょっと一見店舗にも見える様な外観に仕上げました。
パース選択外観仕様
ベース:サイディング フィルテクト・親水16 / MWマックスブラック
玄関アクセント:サイディング フィエルテ / QFフィエルテ チタン コンクリート
まとめ
今週は過去に書いた間取りの外観に仕様をつけてみました。
いかがだったでしょうか?
家づくりの参考になれば幸いです。
今週もありがとうございました。
左巴建築設計事務所 さわ。
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