瀬戸内国際芸術祭2022~直島①
アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。
GW前に一足早くお休みをいただき瀬戸内国際芸術祭2022に行ってきたレポートとレビュー記事です。
本日は2日目 直島編です。
1日目の記事はこちらからどうぞ
ホテルで朝ごはんから直島行きの船
宿泊した『JRホテルクレメント高松』でバイキングの朝食をいただきました。
昨日もなかなか開いているお店が少なかったので朝はしっかり食べて直島に挑みました。
高松から直島行きの船は2種類
高速船とフェリーです。
高速船だと直島の宮浦港まで約30分、フェリーだと1時間です。
今回最初に見たいのが10時からだったのでその前に着くように9時5分発の高速船に乗ることにしました。
昨日もそうでしたが高松港で船のチケットを購入の際に瀬戸芸スタッフの方が検温してくれる場所があります。
島に着く前に検温を済ましておくと腕に検温OKの印のバンドを付けてくれます。
そうする事でいちいち展示場所で検温する必要がなくなります。
バンドは毎日色が違うので乗船前に済ましておくのがおすすめです。
直島 宮浦港
9:35に宮浦港に到着。
目的の23The Naoshima Plan 「住」は10時からなのでそれまで人の少ないうちにカボチャとか屋外展示を撮影しておこう!
直島 私のルート
宮浦港周辺
01赤かぼちゃ
04直島パヴィリオン
03BUNRAKU PUPPET
02海の駅『なおしま』
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23The Naoshima Plan 「住」
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06瀬戸内「鉄造景」資料館
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10:18宮浦港発のバスに乗るために走る
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21地中美術館
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ベネッセハウス
20李禹煥美術館
25ヴォレーギャラリー
19ベネッセハウスミュージアム
24杉本博司ギャラリー 時の回廊
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つつじ荘からバス
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08直島ホール
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07The Naoshima Plan 「水」
ここで今回の見たい目的は果たせたので残る時間で「家プロジェクト」を見て廻りました。
15石橋
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14碁会所
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11角屋
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cafe garden (直島ジェラート)
ミルクとみかんのダブルを食べました。
かなり美味しかったです。
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09直島ターミナル
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15:30発本村発の高速船で高松港に戻る。
(豊島発の高速船なので混んでいる時は乗船できない可能性があるので要注意です)
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高松港で早めの夕食
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17:20の高速バスで大阪へ帰る。
The Naoshima Plan 直島プラン
今回の旅で直島を廻る事に決めた最大の目的は
The Naoshima Plan 「住」の工事途中が春期の間だけ見学できるからです。
「住」
2019年に完成した「水」と同じく直島を調査して古民家を再生して造る実験住宅です。
私は「水」も見た事がなかったので合わせてどちらも見に行くを楽しみにしていました。
「住」の新築部分の工事途中が今こんな状態です。
構造体が見えている状態です。
ここからおそらく建具がついて、土壁が付く予定です。
古民家側の改修がこんな状態です。
新築側とは水挟んで建っています。
私が撮影している場所にも古民家側からつながる出入り口の建物が建つようです。
「住」の構造の特徴は
まず基礎がなく石場建てという工法を使っていることと
釘や金物を使わない「貫」という工法を使っているところです。
これらを見るのだけが春期だけです。
完成を見れるのが秋期です。
完成も見に行く予定です。
「水」と同じく「住」も風・水・太陽という「動く素材」をテーマに完成する予定です。
すでに水がはっていて太陽の光が反射して縁側の軒部分に揺らめきが反射しているのが気持ちい空間になっていました。
「水」
2019年に完成しているThe Naoshima Planのひとつ「水」です。
タイトルの通り水のはった中庭が特徴的でした。
この建物の建つ直島の本村地区の古い町並みの建物の調査したら南北に風の抜ける建物になっている事が分かったそうです。
この建物も同じく北側に小さな中庭があり
南側に先ほどの水のはった大きな中庭がある事で建物の南北に風が通り抜けていました。
それが分かるように北側の入り口と南側の出口に暖簾がかかっていて風で揺らめく様が見られました。
湧き水の音と風が心地よくて縁側に長居する人も多く見られました。
案内スタッフをしている人に南北に風が抜けて気持ちのいい建物ですねと話かけると
「夏は涼しいけど冬は寒いよ~」
というリアル体験な意見も聞けました。
秋に完成予定の「住」も「水」と同じく気持ちのいい空間になる予感しかしません。
今からかなり楽しみです。
さいごに
The Naoshima Planについて書いていたらかなりの長文になったので2回に分ける事にしました。
直島は島も広いし展示も盛りだくさんで書きたい事がいっぱいです。
直島編②も是非また読みに来てください。
では本日も長文を読んでいただきありがとうございました。
左巴建築設計事務所 さわ。
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