休日

七時に目が覚める。脱力感と無気力感がおはようございます。今日は選挙だ。県知事選。

うだうだしてたら昼をまわってしまう。毎度のことだけど時間がもったいないなあと憂鬱になる。これまでもこんな日は数えきれないほどあったし、これからも当然あるだろう。こうやって死ぬまでに「楽しくない日」が積み重なっていくのだな。どれくらいの日数になるのだろう。今日から数えてみようと思ったが、死ぬときに落ち込みそうなのでやめる。

投票所の小学校まで新調した靴を履いていく。オーダーしたてで窮屈だ。慣らさないと、とても履けない。通いなれた通学路は外して歩く。今思えば歩道橋を渡らせたいがために遠回りしていたようだ。大人の歩幅になったのもあるだろうがかつての半分の時間で着いた。あっけない。

懐かしい小学校の匂いは変わらない。給食室の隣の掲示板に月替りの給食の説明が貼ってある。文字の羅列ではなく、子供が興味を持てるようなポスターになっている。こういうところを大人がしっかりと作っているなんて、子供のときは思いもしなかった。掲示物を破ったり汚したり、そりゃ先生たちも注意するわけだ。

投票を終え、すぐに帰る。帰り道の選挙ポスターで票を入れる候補者を間違えたことに気づく。まあどちらでもよろしい。

平日のみ営業のカフェがなぜか開店していた。ここはいつも声が大きい店主と常連で賑わっている。僕の苦手な内輪感が強めだけど、バイトの女の子がとても可愛いのでたまに足が向かう。今日はいなかった。ケーキとコーヒーを食べて今に至る。

とにかく足が痛い。そんな休日。

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