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真夜中の小さな絶望。


直接的なきっかけは、夜中に自分の母乳が漏れて、パジャマが濡れたこと。そんな些細なこと、と思うけれど、その時の感覚はすごく鮮明に蘇る。

しっかり母乳パッドを当てていたはずなのに、想定外のヒンヤリした感覚。やっと眠れたのにまた起きて着替えなければと思う徒労感に、ちょっと休ませてくれよと、誰に対してもない怒りと悲しみ。

夜中のシンとした独特の雰囲気と、世界で自分だけしかいないかのような孤独感。

細かく積み上がっていた感情が一気に噴き出す瞬間。女性の怒り方の特徴そのままだと思うもう1人の自分。

とにかく出産後から、なんらかの液体が自分の体から垂れ流されている。母乳、悪露(産後、不要になったものが諸々出てくる。見た目は血と塊がちらほら。とにかくよく出る。重めの生理が1ヶ月続く感じ。)

娘も生まれたてなので、排泄物やうまく飲み込めなかったものを吐いたりと液体垂れ流し放題。

出産前からろくに眠れていない状態に加え、おそらく産後でホルモンバランスがむちゃくちゃ。正直頭がちゃんと動く気配がなくボーッとした状態。だけどこの時気がついた。

とにかくダメだ!!このままじゃダメだ!!やることが多くて寝れない、寝れないと回復できない、回復できないとどんどん不機嫌になっていく。この不機嫌はとてつもなくダメだと思った。

偽りながら不機嫌のまま、娘も世話もされたくないだろう、少なくとも私が娘ならそう思う。

こりゃダメだ!何かを変えなければ、、、そう思って自分のパジャマを洗濯機に放り込み、とにかく眠りについた。

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