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仕事は段取8割。現場は1割、経験も1割がせいぜいだ

今日は、濃厚接触者認定による自宅待機明けで、2週間ぶりに仕事での外出だった。

ちなみに今日の仕事も、2週間前に濃厚接触者となった配信の立ち会い業務である。しかし前回とは少し形式が違い、濃厚接触となる可能性は考えられない状況だったので、安心して仕事に臨むことができた。

さて、結論から言うと、今回の仕事はまったくうまく行かなかった。

先に僕の立場を説明すると、長くお付き合いいただいているお客様企業の配信業務を、専門家を手配し、その現場に立ち会うというもの。

僕自身は配信業務について、おおまかなところは理解しているものの、細かいトラブルシュートは無理だ。どちらかというと、手配した専門家と一緒にトラブルの防止をチェックしたり、トラブル発生時に専門家の提示した手段の中からどれを選ぶかの判断を下す役割を担っていた。

しかし今回はトラブルを未然に防ぐこともできず、発生したトラブルにうまく対処することもできなかった。

言い訳をすると、本音では依頼している専門家になんとかしてほしかったのだが、ちょっと特殊すぎた。

まず、昨日までは濃厚接触からの自宅待機で、細かい打ち合わせができなかった。それはお客様企業の担当者と、こちらが手配した専門家も同様にである。

次に、ぶっつけ本番の当日に、前日までに共有してもらっていた配信内容が変わってしまった。配信開始時間が前倒しになり、さらに配信内容の多様化、細切れ化をお願いされた。

要するに段取りがまったくできず、さらに業務の内容が直前に変わってしまったのだ。

現場ではなんとかしようと必死になっていたが、正直あとから振り返ってみれば、これでうまくいく方が奇跡である。

結局、仕事は段取り8割である。

現場でなんとかできるのは細かいディテールの部分や、想定されるトラブル対応くらいなもので、これが1割。そして想定できなかったトラブルに関しては、これまでの経験の引き出しからなんとかするしかなくて、これが残りの1割。

今回はどうも配信の通信の接続がおかしかった。はじめはケーブル類を疑い、次に機器の故障を疑ったのだが、結局先方が利用していたPCのパワー不足かもしれないとなって、急遽ぼくらが持参していたパワフルなPCでの配信に切り替えた。結局これ以降はスムーズにできた。

また、音声の接続も不安定だったのだが、次から次へと細切れに設定の変わる配信が続き、リカバリーする時間が取れなかった。これは一部1時間ほど間隔があいたインターバル中に復旧できた。

結局の所、前日に設定・リハまで終えられていたらすべて防ぐことができたのである。しかし今回ばかりは誰も悪くないと思いたい。悪いのはウイルスだ。何しろ前日まで関係者全員がロックされていたのだから。

もちろん、事前にできたことはあったかもしれないのだが、それも結局あとから思えば、である。現場では最善を尽くした。

あとは、今回のことを教訓にして、次回以降のトラブルを未然に防ぐことで、経験を活かしていきたい。

・・・

それにしても、人間は動かないと一瞬で弱る。

この自宅待機期間の二週間、家族への万一の感染を考えて、6畳の自室からほぼ出ていない。したがって、1mmも運動どころか歩くことすらできなかった。

いまこの記事を書いているようにワークチェアに座るか、布団を敷いて寝るかしかしていなかったので、今日1日立ち仕事をしていた僕の足はパンパンである。すでに少し筋肉痛を自覚している。

こんなことになってしまうこの感染症の1日も早い収束を願うばかりだが、あまりに政府がポンコツなところを見ると、しばらくかかりそうだなと悲観している。

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