単純な世界で生きている私達。

ループタイを眺めていて改めて、
感じたことがあるので。

それは、

「結局、ファッションもなにもかも、
全て単純なモノでできてるんだな!」
という、悟りにも似たような新鮮な気持ちです。

例えばこれ。

たしか、いつかのSmartという、メンズ雑誌に
付録としてついていた、ループタイです。

このループタイ、実戦(身につけた回数)は、
おおよそ、2回ぐらいです。

もしかしたら、1回だけかもしれない。

実際つけてみたときは、
「うわー、かっこよくねー笑笑」って感じで、

かなりバカにしていました。

物珍しさにつけてみたけど、
ダサくて、安そうに見えるしで、

「二度とつけるか、ボケ!!」って
思わず言葉に出ちゃうぐらい、

下に見ていたアイテムです。

しかし、、、

そんなループタイ。

裏側を見てみると、、、、、、

わーお。

It,s シンプォーーーーール。
至って簡単な作りなんですよねー。

そんなこと言われても知らんがな!って
思うかもしれませんが、まあ落ち着いてください。

別に僕はループタイの仕組みを
解説したいわけではなく、

「シンプルな作りでも
勝負できるんだなってこと」です。

だって、
ループタイに必要なものは、、、

黒いヒモ1本に丸っこい柄つきの金具だけ。

でも一時期のメンズファッション雑誌には、
「この夏絶対に買うべき、オシャレアイテム5選」
みたいな特集記事の中で必ずと言っていいほど、

取りあげられていました。

簡単なつくりなのに、
名だたるメンズ雑誌が特集を組むほど、

注目を浴びたループタイ。

もともとはアメリカ西部のカウボーイや南米アルゼンチンのガウチョ(牧童もともとはアメリカ西部のカウボーイや南米アルゼンチンのガウチョ(牧童)達が愛用したネックアクセサリーの一種愛用したネックアクセサリーの一種
出展:東京繊維製品総合研究所

なんでも70年代のオイルショック時に、
日本の景気が悪くなっていき、

ネクタイの代わりに政府が推奨したものが、

このループタイでした。

しかも昔は、オジサマ、オバサマの方が
好き好んで身に付けていたのだとか。

理由としては、

景気が回復し、
ネクタイが復活した為、

リタイアした人達が軽い気持ちで
身に付けていたんですよ。

この事実を知ってから、

ごめん、団塊世代のオジサマ、オバサマ…………。

と両手を合わせるような気持ちになりました。

アメリカ西部のカウボーイが愛用していたという
点が僕は気になります。

カウボーイというぐらいだから、
きっと激しく体を動かす機会が多かったんでしょう。

そうなると、できるだけ軽く、なおかつ丈夫で
簡単なアイテムの必要があったに違いない。

でも、少しはおしゃれを楽しんでみたい!!!

そんなカウボーイ達の声が聞こえてきたので、
ループタイは生まれたにちがいありません。

少しだけ、
昔の人の気持ちになって考えてみました笑

そんなループタイが30年近くたって、
今の若者に受け入れられたことはやはり、

「分かりやすさ」がポイントになるでしょう。

機能性が良くて、軽い。
カジュアルスタイルにもビジネススタイルにも

合わせられて値段も手頃。

カジュアルスタイルが普通のカウボーイから
ビジネスマンにも好まれたのは、

単純で分かりやすかったからに
違いありません。

僕も今、ループタイつけてみました。

うーん、なかなかいい感じですね。

無地のTシャツに合わせてみても、
なんの違和感もないしなにより、

ちょいオシャレさんになったような気分になって、
気持ちがいいです!!

これで女の子の前でも堂々と振る舞うことが
できてしまいそうなぐらいですね。

そして、この「単純なモノでできている」という
思考はすべてにおいて、応用できそうだなと
考えています。

この仮説が、仕事や恋愛においてなにか
力になれれば嬉しいです。

それでは、
ありがとうございました。

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