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2019年やったゲームを振り返る

[PS4] 龍が如く 極 (2016)

年初のセールで安くなっていたため購入。「龍が如く」シリーズ第1作目のリメイク作品。シリーズはやったことが無かった。

私はいわゆる「クライムアクションゲーム」と言われるような犯罪をテーマにしたジャンルはあまり気乗りしなくて避けていたんだけど、この「龍が如く」というゲームは良い意味で期待を裏切る作品だった。

まず裏社会ものというだけあって、登場する敵が全部悪。そして主人公は伝説の極道と言われる男だけど自分から率先して戦闘を仕掛けることは一切なく、相手から絡まれたり、困っている人(カタギとか)を助ける場面でない限り、戦闘が発生しない。ヤクザなのに積極的に喧嘩したりはしない。その主人公が設定上めちゃくちゃ強い。何十人ものヤクザ相手に己の拳ひとつで立ち向かう、暴力ですべてを解決するゴリラみたいな主人公が、ゴミみたいなチンピラヤクザから裏社会を影で操る親玉まで、さまざまな悪を全部暴力で破壊していくというゲーム。

主人公はヤクザでありながら非常に正義感が強く、困った人を助けるお人好しなので、一般のゲームにあるような「お使い」も多種多様。あくまで裏社会をテーマにしながらも中身はいたって王道のゲームデザインになっていて楽しめる作品だった。


[PS4] ACE COMBAT 7 SKIES UNKNOWN (2019)

このシリーズはいくつかプレイしているけど難しすぎて最後までクリアできた事は無かった。このACE COMBAT 7も中身は良くも悪くもいつものエースコンバットで、本作も難易度は決して下がってはいないけど、中間地点からリスタート機能があるお陰でシリーズ中でもプレイは楽になっていて、なんとか最後までクリアできた。

正直私はシューティングゲーム自体はあまり好きではないんだけど、本シリーズは音楽がすごく好きだからよくやっている。本作はステージの状況に合わせて音楽を展開していくインタラクティブな要素が色々取り上げられていて、特に終盤のステージで防戦一方だった主人公たちが攻めに転じる場面でBGMがブレイクしてボーカルが入る演出は鳥肌が立った。

今年はシリーズ初の公式オーケストラコンサートが開催されて、それもあって強く印象に残っている作品のひとつ。

この記事が書き上がる頃にはサウンドトラック(2019年12月30日発売予定)が出ているはず。


[iOS] ドールズフロントライン (2018)

キャラクターが可愛かった。


[iOS] DEEMO (2013)

リリースされてから5年以上経っているのにAppStoreのランキング上位に君臨し続ける事から気になっていた作品。さらに最近はSporifyがやたら楽曲をレコメンドしてくるのもあって、やってみた。確かに素晴らしいゲームだった。

システム的には一般的な音ゲーだけど、プレイフィールへのこだわりが感じられる芸術的な作品。例えば、ピアノの鍵盤のように画面右側にいくほど高い音域のノードが出現しやすくなっていて「主人公がピアノを弾いている」という設定を譜面で反映していたりとか、アルペジオを連想させる連続したノードがあったりとか。音ゲーだけどストーリーがあって、セリフのない短いムービーだけで少しずつ展開されていく雰囲気も良い。

収録楽曲をSpotifyが自動レコメンドで出してきただけあって曲も全体的に私の好みが多かった。やっぱり登場時の演出もあって『Fluquor (Onoken)』が最も気に入っている。ほかは『Bathtub Mermaid (Mili)』とか『Atlantis Love (V.K)』が好き。

なおDEEMOはもともと2013年にiOS/Androidで発売されたゲームだけど、先述の通りいまだ強い人気を誇っていて、PS4やSwitchにも移植され、先月(2019年11月)にはPS4でリメイク版『DEEMO -Reborn-』も発売された。さらに来年にはアニメ化が予定されていて、続編の制作も決定している。今やっても特に遅くはない。


[Nintendo Switch] Diablo 3 (2013)

小物みたいな敵が色々言ってくるのが面白かった。


[iOS] THE IDOLM@ASTER SHINY COLORS (2018)

桑山千雪さんがかわいい

もともとブラウザ向けにリリースされて、後にiOS/Androidアプリとして展開された作品。シリーズの作品は他にプレイしたことはないけど、特に他作品と繋がりも無く、キャラクターもシステムも一新されている異質な作品らしい。

この作品、カテゴリーで言えばソシャゲになる。たとえばキャラクターのガチャがあって、定期イベントがあるような、昨今のソシャゲらしい要素を多く含んでいる。だけど一般的なソシャゲとは大きく異なる点がある。担当のアイドルをプロデュースして育てていくんだけど、全キャラクターごとに別々のストーリーがあって、成績に応じてエンディング・隠し要素があって、ゲームオーバーもある、つまり明確なストーリーの終わりが設定されている。この点は買い切りのコンシューマーゲームみたいな作風になっている。ストーリーを1回プレイするのに数十分から数時間程度で、それを繰り返していく中で真エンディングみたいなのを狙ったり最強のステータスを持つアイドルの育成を目指していく。

高い成績を出すには戦略と運の両方が必要で、ベストな戦績を求めて何度も同じストーリーをやり直す感覚は「風来のシレン」みたいなローグライクゲームに近いと思った。最初はシステムがよく分からず、担当したアイドルをクソみたいな成績でオーディション落選させてしまってゲームオーバーになり、敗退する。そこで「おまえを必ずトップアイドルの座に連れてってやるからな…」となってから何度もプレイさせてくれる。アイドルによってストーリーも個性的な内容が揃っていて、リプレイ性の高い作品だった。


[Nintendo Switch] OCTOPATH TRAVELER (2018)

音楽が良かった。


[PS Vita] GODEATER RESURRECTION (2015)

「GODEATER」シリーズ初代のリメイク作品。原作(PSP版)を途中までやって止まってしまっていたのを思い出して、リメイクで再度やってみることにした。

思ったよりもPSP版の頃の中身は覚えていたので淡々と進めてしまった。でも「モンスターハンター」に代表されるハンティングアクションの類似ジャンルの中では、ストーリーやキャラクターの魅力が強くて面白い作品だった。


[PS Vita ゲームアーカイブス] Xenogears (1998)

20年前のPS1の作品。もともと去年オーケストラコンサートがあったのがきっかけで始めた。だけど中盤までプレイしていたけど、全体的なゲームデザインのテンポの悪さで続かなくなってしまった。

結局ゲームプレイはそこでやめてYouTubeのプレイ動画で最初から最後まで結末を見た。素晴らしい作品でも、最近のゲームのテンポに慣れていると昔のゲームは続かなかった。最近のゲームがいかに良くできているか分かる経験だった。「最近のゲームはグラフィックが綺麗になっているだけ、昔のほうが面白かった」等とはよく言われるけど、少なくともゲームのUXはこの20年間でめちゃくちゃに進化している。

このゼノギアスというストーリーは、さすが長年語られる伝説的な作品だけあってゲーム史上に残るであろう凄まじい完成度だった。何度解説を読んでも、あのストーリーに対してあんなオープニングムービーを作るセンスはやばい。昨今の「ゼノブレイド」シリーズがいかにマイルドな仕上がりになっているか分かる、キレッキレの作品。高橋氏(ゼノシリーズ製作者)はこういうのがやりたかったんだな、と感じた。

なおゼノギアスは昨年「Revival Disc」として、サウンドトラックが再販されている。

これはアレンジ版ではなくオリジナル・サウンドトラックだけど、PS1のゲーム内音源ではなく高品質音源で全曲録り直したもの。ボーナストラックとして、私の好きなケルティック混声合唱団Anunaによるボーカルアレンジが数曲収録されている。今年最もよく聴いたサントラのひとつ。


[Nintendo Switch] Cadence of Hyrule: Crypt of the NecroDancer Featuring The Legend of Zelda (2019)

傑作インディーズゲーム「NecroDancer」と、任天堂の「ゼルダの伝説」のコラボ作品。本家NecroDancerもプレイした事があるけど、本作(Cadence of Hyrule)はそれよりも難易度が低くとっつきやすかった。

確かに面白いんだけどNecroDancerとゼルダのコラボである事によるシナジーは強くはなく、単なるゼルダの伝説の外伝みたいな感じになっていたのは、ちょっと残念な点もあった。NecroDancerは「本来は一手一手をじっくり考える必要があるローグライクゲームに、リズム要素を入れて瞬時の判断を要求するようにした」のが革新的だったのであって、もともとアクションゲームだったゼルダの伝説とコラボしても、普通のアクションゲームを超えることは無かった。それでも十分面白かったけど。


[Nintendo Switch] ファイアーエムブレム風花雪月 (2019)

歴史あるシミュレーションゲーム。このシリーズは任天堂のセカンドパーティであるインテリジェントシステムズが代々開発していたけど、本作はコーエーテクモゲームスと共同開発されているとのこと。その結果なのかどうかは分からないけど、かなりボリュームの大きい作品になっている。おおまかに3つに分岐するメインストーリーがあって、30人ぐらいの主要キャラクターそれぞれに前編・後編のグラフィック差分、各職業ごとの衣装とかメニュー用ドット絵とかが全部あったり、大量の組み合わせの支援会話(キャラクター2人のイベント会話みたいなの)が全部フルボイスデモで用意されている、贅沢な作りだった。

今回は学園モノと言うので軟派なキャラゲーかなと思っていたけど、前編にて同じ学園でともに学んだ同士が、後編で戦争になって敵対するという点がシビアで独特な雰囲気を生んでいた。かといって雰囲気は硬派すぎるわけでもなく、なんかギャグなのかシリアスなのか分からない微妙な展開もあったりするけど、それも含めて全体的にはバランスのとれた遊びやすいゲームに仕上がっていた。


[Nintendo Switch] UNDERTALE (2015)

音楽が良かった。


[PS4] MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE (2019)

いつも通りのモンハンだった。ハンマー使いなのでクラッチクローでハンマーが強化されたのは楽しかった。

拠点が使いやすくなったり面白いモンスターが追加されたり色々されているけど、やっぱり中身はモンハンなのは変わらないのでそのうち飽きる。また数年経ったらやりたくなると思う。


[Nintendo Switch] ゼルダの伝説 夢をみる島 (2019)

25年ぐらい前に発売されたゲームボーイカラーのDX版を元にしたリメイク。良くも悪くも原作から内容はほとんど変わっていなくて、グラフィックとサウンドだけ高品質になっている。追加要素は正直「無し」と断言しても良いレベルで存在感が無く、本当に原作そのまんまだった。操作体系は現代的になっており、一部アイテムに専用のボタンがアサインされていて、特に盾の活用シーンが増えたのは良かった。

この作品は結末を知っているかどうかで途中から印象がすごく変わるゲームで、記憶を消して最初からやりたいゲームのひとつだけど、残念ながら20年経ってもストーリーやダンジョンをほぼ全て覚えていた。もっと忘れていると思っていたけど、それだけ印象の強いゲームだった。やった事ない人にはおすすめできる。ただストーリーやテキスト自体は20年前から一切変わっておらず、2019年の新作ゲームだと思って始めると異様に素朴すぎる印象を受けるかも。


[Nintendo Switch] ライザのアトリエ 常闇の女王と秘密の隠れ家 (2019)

キャラクターが可愛かった。


[Nintendo Switch] ポケットモンスター Let's Go ピカチュウ (2018)

「ポケットモンスター ソード・シールド」を遊ぶ時「Let's Go ピカチュウ」のセーブデータがあるとキョダイピカチュウがもらえるというキャンペーンに釣られて購入した。


[Nintendo Switch] ポケットモンスター シールド (2019)

昔ゲームボーイのドット絵で描かれたポケモンを遊んでいた時、ニンテンドー64の「ポケモンスタジアム」を初めて見て「この3Dグラフィックで冒険ができれば良いのに」と思い描いていた夢が叶った。「ポケットモンスターXY」で3Dになった時も感動したけど、今回グラフィックのクオリティが上がって、一部だけどオープンワールド的な要素も取り入れられて、子供のころ夢に見ていた未来のポケモン新作がついに出た、という感覚は本作が断然強かった。

シリーズ8作目となり、四半世紀にわたり続くポケモンのフラグシップタイトルの歴史で初めて「登場しないポケモンがいる」と言う点が、全世界で凄まじい議論を巻き起こしていた作品。私は本作の方向性は概ね賛成だけど、それでもやはり好きなポケモンが出ないのは悲しかった(ドククラゲ、プリン、スターミーあたりが好きだった)。

肝心の中身はというと、シリーズ中でも異質なストーリーとなった前作とは正反対で、「8つのジムを巡ってチャンピオンを目指す」というおなじみの展開に戻った。またロケット団のような悪の組織との戦いの展開が大幅に縮小されていて、ストーリーは非常にシンプルな物になっていた。ポケモンにストーリーを強く求めてはいないけど「サン・ムーン」や「ブラック・ホワイト」のストーリー展開は個人的に好きだったので、この方向性はちょっと残念だった。

一方で、ポケモンのレベルを上げる「ふしぎなアメ」の他に本作から「けいけんアメ」という経験値が手に入る似たようなアイテムが導入された。このおかげでレベリングが非常に楽になり、ストーリー中でも色々なポケモンを捕まえてパーティを入れ替えやすくなった。個性的な新しいポケモンが多数登場するので、この変更点は嬉しかった。


[Android] Hearthstone (2014)

ロード中のテキストにユーモアがあって面白かった。


[Windows] League of Legends (2009)

世界で最もプレイされているオンラインゲーム。いまどきゲーマーとしてLoLをやった事が無いというのはどうなのかと思っていた所にちょうど誘いを頂いたためやってみた。本作はプレイヤースキルが全てであり課金やキャンペーンモード等が無しでいきなり対戦に打ち込めるのは長所でもありハードルを高めている点でもあると思う。人に誘われなかったらやれなかった。

SurfaceGo (Pentium) でも動作するくらいなのでスペックに縛りが無いのはPCゲームのライトユーザーとして嬉しい。


[PS4] Kingdom Hearts II Final Mix (2007)

※年をまたいでプレイする予定なので今年時点での感想は控える。


[Android] Mini Metro (2014)

こちらも以前からある名作ゲーム。ひとに勧めたものの自分はやったこと無かったため購入。次々と湧いてくる駅と乗客に対して、地下鉄を引いて乗客を運んでいくゲーム。シンプルで奥深いパズルゲーム。5年前の作品ながらモダンなデザインで、操作性も非常に良かった。運と実力のバランスが良い感じでリプレイ性が高い。

大阪在住なので大阪マップでハイスコアを出したいけど、今のところ最高記録はワシントンD.C.で3,000(1,200位)ぐらい。

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以上21本。たぶん1年にやったゲームとしては過去最高本数じゃないかな。去年(2018年)はあまりゲームやってなくて、その反動もあったのと、私生活で色々あったのもあって、今年はすごくたくさんのゲームをしていた。さらにゼルダの伝説ブレスオブザワイルドやSplatoon2も結構やっていた。この辺はライフワークになりつつある。

今年やった作品で一番良かったのは「龍が如く 極」かな。今年発売の作品に絞ると「ポケットモンスター シールド」「ファイアーエムブレム風花雪月」のどちらか。今年は珍しくスマホゲームもいくつかプレイしたけど、スマホなら「Deemo」がずば抜けて良かった。次点で「アイドルマスターシャイニーカラーズ」

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