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白血病とは?

おはようございます。皆さん白血病とはご存知ですか?私は、息子が白血病になるまでは全く分かりませんでした。「白血病になったら死ぬ」というざっくりした考えしかありませんでした。ですので、当時息子が白血病と聞いた時は頭が真っ白になりました。

しかし、現在は研究が進みまた医療も発達しています。昔は「不治の病」と言われていましたが、今は治る病気と言われています。先生方も同じようなこと仰っていました。

「必ず治る」その言葉だけを信じて頑張っています。

白血病とは、血液細胞の分化・増殖に異常が起こることです。血液細胞は骨の中の骨髄で幼弱な血液細胞から成熟した血液細胞へと一定の決まりに従って成長します。(分化)
正常な血液細胞は、増殖するスピードはしっかりと制御されており無限に増えることはありません。(増殖)
白血病では、これらに異常が起こります。

次に急性白血病と慢性骨髄性白血病についてです。
急性白血病とは、血液細胞が悪性化した結果、うまく分化することができず血液細胞が幼弱なままで成長が止まってしまう病気のことです。さらに、増殖についても制御がきかず無制限に増えていきます。その結果、骨髄の中で正常な血液細胞は減少し、悪性化した血液細胞だけ増加します。悪性化した血液細胞は本来の白血球の仕事をすることができませんので、感染症や出血、貧血といった症状が現れます。

慢性骨髄性白血病は、全ての血液細胞のもとになる細胞(造血幹細胞)ががん化して発生する白血病です。急性白血病ともっと異なる点は、慢性期という状態から始まり、移行期を経て急性期へと病気が進展していくことです。慢性期は、幼弱な細胞から成熟した細胞まで様々な白血球が著しく増加する時期(3年から5年)で、急性期は、分化する能力を失い幼弱な白血病細胞が増加します。


参照
白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫 永井 正

次回は、白血病の種類についてお話しします。

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