スノーフレーク (Snowflake Inc.; $SNOW)について

出典：https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1640147/000162828020013010/snowflakes-1.htm#ia73499eb79a34ddeaa563501d30356b0_10

概要

Snowflakeは顧客、パートナー、データプロバイダーがデータサイロを解消し、安全で、管理された、コンプライアンスのある方法で、急速に増加するデータセットから価値を引き出すことができるエコシステム、Data Cloudを開拓しています。

Snowflakeのクラウドデータプラットフォームにより、顧客は、データを単一の情報源に統合し、意味のあるビジネス洞察力の獲得、データ駆動型アプリケーションの構築、データの共有を実現することができます。

このプラットフォームは、顧客中心の消費型ビジネスモデルで提供され、顧客が使用するリソースに対してのみ課金されます(=SaaSではありません)。

パブリッククラウドの弾力性とパフォーマンスを活用して、顧客がデータを統合して照会し、さまざまなユースケースをサポートすることを可能にします。また、データへのアクセスがスムーズになり、データをコピーしたり移動したりすることなく、組織の内外でデータを安全に共有することができます。

顧客は、既存のデータと新しいデータを融合させてより広範な情報を得たり、データサイエンスの取り組みを強化したり、新たな収益源を生み出したりすることができます。

Snowflakeのクラウド・ネイティブ・アーキテクチャは、ストレージ、コンピュート、クラウド・サービスの3つの独立したスケーラブルなレイヤーで構成されています。

・ストレージ層　- 大量かつ多様な構造化データや半構造化データを取り込み、統一されたデータレコードを作成します。

・コンピュート層 - ユーザーが多くのユースケースで共通のデータセットに遅延なく同時にアクセスできるよう、専用のリソースを提供します。

・クラウドサービス層 - 管理者の手を煩わせることなく、各ユースケースのパフォーマンス要件をインテリジェントに最適化します。

このアーキテクチャは、3つの主要なパブリッククラウド上に構築されており、世界中の22の地域に展開されています。

クラウドデータプラットフォームは、データエンジニアリング、データレイク、データウェアハウス、データサイエンス、データアプリケーション、データ共有など、顧客の最も重要なビジネス目標を実現する幅広いユースケースをサポートします。

例えば、CIOは、ペタバイト級の生データをパブリック・クラウドに移行し、分析に適したデータに変換するためにSnowflakeを選択します。CMOは、360度の顧客ビューを作成するためにSnowflakeを選びます。ビジネスリーダーは、最も重要なビジネス指標からインサイトを抽出するためにSnowflakeを選びます。データサイエンティストは、より優れた機械学習アルゴリズムを構築するためのデータ変換を簡素化するためにSnowflakeを選択します。企業は、デジタルサービスを強化するための分析エンジンとしてSnoflakeを選択します。CEOは、クラウド戦略を加速し、新たな収益を生むサービスを提供するための戦略的パートナーとしてSnowflakeを選びます。

2020年7月1日から2020年7月31日までの間に、Snowflakeはすべての顧客アカウントで1日平均5億700万件を処理し、前会計年度の対応月の1日平均2億5400万件から増加しました。

企業がサイロ化したデータをクラウドベースのリポジトリやオンプレミスのデータセンターからデータクラウドに移行することで、データクラウドは成長を続けます。

業績

2020年7月、顧客数は3,117社で、2019年7月31日の1,547社から増加しています。

2020年7月、顧客には、2020年フォーチュン500リストに基づくフォーチュン10社のうち7社とフォーチュン500社のうち146社が含まれている。

2021年Q2の業績は、

・製品売上高は2億5460万ドル、前年同期比103％の成長
・総顧客数4,990社
・純収益維持率は169％
・直近12ヵ月の製品売上高が100万ドルを超える顧客が116社

となっています。

2022年度の売上高ガイダンスは10.6~10.7億ドル、前年同期比＋91~93%を見込んでいます。