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プロ野球・東京ヤクルトスワローズとサッカー・浦和レッズの事について書いていきます。日記…

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プロ野球・東京ヤクルトスワローズとサッカー・浦和レッズの事について書いていきます。日記のようなものです。ほのぼのと。

最近の記事

東京ヤクルト・ドラフト2023総括

さて、今年のドラフト会議も終わり少し落ち着いただろうか。個人的にはまとまりのあるドラフトだったかと思う。ただ、中には「度会を獲れ」という声もあっただろう。それを回避してまで投手に拘った理由は低迷した今年のスワローズに無くて、常勝軍団に有るものの違いだと考えられる。 今年の場合だと阪神やオリックスには共通して投手力が圧倒的なのは間違いない。他球団を参考にするならば今のスワローズに必要なピースである。スワローズが現状の投手層を自慢出来るかどうか。四死球の数や防御率が安定している

    • 朽ちない月見草 EP3

      EP1やEP2を読んでいない方もいると思う。 書く事も久々だ。 その為にこの文を前書きにする。 種を蒔いて水をやれば花は咲く。咲いた花はいずれ散る。それが普通である。だが、中には死して尚、生きているかのような月見草も存在する。正直、少しずつ短めに書いた方が小説3ページ程度になり、読みやすさとしては丁度良いのだろう。そしてこれは終わりがない。だからEPをつけている。 連覇してるチームはマークされる。常勝軍団と言えるチームは常に新たな若手が台頭してくる。そして特別扱いをしない

      • 蹴球は友〝浦和レッズの中島翔哉〟

        プレースタイルは創造性に溢れている。試合中に笑顔を絶やさず、どんな相手でも自分のしたいプレーを追求する。実にマイペースだ。だが、不思議な選手でもある。ドリブル中にリフティングを披露することもある彼は、まるで漫画のキャラクターのような存在だ。 浦和レッズの中島翔哉 No.10中学校の3年間で4度もブラジルに渡航した中島だ。物心付いた頃にはサッカーボールを友達のようにしていたカナリア軍団がブラジルにいる。ブラジルの有望な若手選手はヨーロッパのクラブに引き抜かれる傾向が強くなり、

        • 野球人生はこれから・山野太一

          2020年のドラフト、東京ヤクルトスワローズの2巡目指名は山野太一だった。左腕をポイントにしていたのもある。入団時の背番号は21番。2021年に1軍初登板したのは4月1日の事。開幕早々の先発だ。ローテーションを勝ち取ったようにも感じた。だが、KOによる降板だったためマウンドを去るのは早かった。当時は「ほろ苦い1軍初登板」と言われていたが、今思うとほろ苦いでは済まないくらい深刻だったのだろう。その後、山野が2軍に抹消されても2軍ですら顔を見ない日々が続いた。薄々だが何かあったん

        東京ヤクルト・ドラフト2023総括

          熱い眼。〝浦和レッズの安部裕葵〟

          2023年の梅雨時・浦和レッズに補強の噂・第1弾が出た。FCバルセロナに所属の選手とだけ出ていた。リオネル・メッシがいたチームと言えばブランドの高さは伝わるだろうか。「名門中の名門からどのようにして!?」と思った。正直な感想は眉唾だ。何故なら私はてっきり外国人選手が来ると思っていたからである。噂は噂でしかない。とはいえ、浦和レッズはこれまで名門から選手を獲得している。ブランド力の高さでは負けない。そしてリストアップしている選手、交渉中の名前が出た。 彼の名前は安部裕葵怪我の

          熱い眼。〝浦和レッズの安部裕葵〟

          近江の湖畔に宿った炮烙・北村恵吾

          遡ると2018年のこと。夏の甲子園は記念すべき第100回大会だった。スワローズの補強ポイントとは思わなくても「良い選手だな」と思った選手はリストアップしている。智辯和歌山と1回戦で対戦したのは近江だった。いつも智辯和歌山には注目している。ましてや2018年のセンバツ準優勝の高校だ。私が注目しなくても周りは注目するだろう。その智辯和歌山に近江が勝った。1試合2発の活躍をした炮烙がいた。 名前は北村恵吾そう言えば近江には1年生からずっと4番を担った選手は確かにいた。2016年の

          近江の湖畔に宿った炮烙・北村恵吾

          私と浦和レッズを結ぶ栄華噺 EP7

          2007年、浦和レッズが世界と戦う。 Jリーグのチームが世界進出だ。 クラブW杯6大陸の王者が集まる大会だ。浦和レッズはACLを制してアジア王者としてクラブW杯に臨んだ。読んで勘違いしないで頂きたいが2007年の事である。今年もACLを制したためアジア王者として再び臨むがそれは先の話だ。世界と戦うとなると欧州との差を知りたくなる。欧州代表はACミランだった。テレビでもACミランが注目された。当然の事だ。ブラジル代表でもあるカカが注目の的だったが、彼を警戒していればセードルフ

          私と浦和レッズを結ぶ栄華噺 EP7

          朽ちない月見草 EP2

          EP1を読んでいない方もいると思う。 その為にこの文を前書きにする。 種を蒔いて水をやれば花は咲く。咲いた花はいずれ散る。それが普通である。だが、中には死して尚、生きているかのような月見草も存在する。正直、少しずつ短めに書いた方が小説3ページ程度になり、読みやすさとしては丁度良いのだろう。そしてこれは終わりがない。だからEPをつけている。 ノムさんが遺した物と 今のスワローズを重ねる これがこの作品の軸である事を御理解頂ければと思う。今回こそ野村ID野球に触れよう。前回

          朽ちない月見草 EP2

          私と浦和レッズを結ぶ栄華噺 EP6

          浦和レッズは強いというイメージを持つ方もいるかもしれない。だが、Jリーグ30年の中で1度しか優勝していないのである。前身を含めば天皇杯の優勝回数は自慢要素だが、リーグ優勝しなければいけないというのが私の思いである。その思いが届いたのは2006年だった。 ワンマッチのFUJI XEROX SUPER CUPを制した。相手はG大阪。実に浦和レッズらしい攻撃力で3-1という結果で発足してから初めて制した。前年の2005年はリーグ2位という事も有り形が出来上がっていた。実に好スター

          私と浦和レッズを結ぶ栄華噺 EP6

          朽ちない月見草 EP1

          種を蒔いて水をやれば花は咲く。咲いた花はいずれ散る。それが普通である。だが、中には死して尚、生きているかのような月見草も存在する。正直、少しずつ短めに書いた方が小説3ページ程度になり、読みやすさとしては丁度良いのだろう。そして書きながら思う。 これは終わりが無いだろうと。だから短めにしてEPと付けて少しずつ書く。では、本題に入ろう。 正直、スワローズの戦い方を見ていて思う。ノムさんのイズムが継承されている限り、ノムさんの教えというものが頭に叩き込まれているかのように感じる

          朽ちない月見草 EP1

          私と浦和レッズを結ぶ栄華噺 EP5

          2002年は日韓W杯も盛り上がりJリーグも根付いて来てサッカーファンも増えた頃だろう。その翌年の事だ。星が1つも無かった浦和レッズが初めて1つの大きな星を獲得した。 Jリーグヤマザキナビスコ杯 今で言うならばルヴァン杯だ。リーグ戦の場合は長い長い戦いとなるが、ナビスコ杯や天皇杯はトーナメント戦だ。負けたら終了というリーグ戦よりも戦術が求められる。正直、リーグ戦と比較すると「勝てば何でも良い!」と私は思ってしまう。後に大きな事を成し遂げると思うとそれは浦和レッズらしくないか

          私と浦和レッズを結ぶ栄華噺 EP5

          元山飛優の逆襲時間

          初めて元山を見たのは夏の甲子園のこと。スワローズにとって遊撃手は長い長い課題であるだけに片っ端から遊撃手を見ていた。現在だって課題が払拭したとは言い切れない。理解してほしいのは見ていたのはあくまで片っ端からだ。他にも多数の野手を見ている。2016年に彼を見た。甲子園という内野に撒かれた土は特別で、内野にはより一層のフィールディングが求められる。「軽快なフットワークだな。守備が良い。」と思った。当時の感想はこれだけである。インコースの球を巧みに捌いたリストも良いとは思ったが1打

          元山飛優の逆襲時間

          私と浦和レッズを結ぶ栄華噺 EP4

          浦和レッズがJ2降格し、地獄から這い上がってきた頃だっただろうか。ストライカーの鑑と言っても過言ではない選手が大原に、駒場に、そして埼玉スタジアム2002に現れた。 ついた渾名は〝Wonder boy〟 田中達也     背番号11当時、サッカー少年だった私にとって理想像と掲げていたのは得点を取る事、ボールを奪われないドリブラーである事、スピード重視の3点だった。多くを求めたが走る分のスピードが速くなかったのは事実。その点は半ば諦め、その代わりにドリブルテクニックで濁して補

          私と浦和レッズを結ぶ栄華噺 EP4

          意慾は意識、意識を無意識に。

          私が学生時代から心掛けている言葉だ。「意慾は意識して、意識を無意識で行う。」このように心掛けていると最初は難しかった事も気付けば当たり前のように出来ている。意識すると言っても強く意識しない方が良いと個人的に思う。片隅に置くくらいが丁度良いだろう。その方が首尾良く運べる。 さて、それを踏まえて本題に入ろう恐らくスワローズファンは皆、奥川恭伸を待っている。神宮のマウンドだって待っているだろう。今年はシーズン序盤から2軍で段階を踏んで順調だった。先日、捻挫をしたが復帰登板が8月中

          意慾は意識、意識を無意識に。

          私と浦和レッズを結ぶ栄華噺 EP3

          現在の語彙力で過去に遡る事が出来たらと思うと、私は彼を初めて見た時の感想は「高卒でプロ入りの10代!?」と驚くだろう。私がサッカー少年の頃はJリーグから世界に羽撃く選手なんて想像すら微塵にもしていなかった。世界からJリーグにジーコやアルシンドやドゥンガが来ることがまるでサービスのようだった。中田英寿さんがローマに移籍したのが印象的だろうか。最初はピッチ上で相手にされなかった。けど、結果を出して強烈なインパクトを残して才能を買われた。まぁイタリアは好きだがどのスポーツも辛辣と手

          私と浦和レッズを結ぶ栄華噺 EP3

          左腕には澱み無き零

          1人の左腕がスワローズに移籍した時、先発起用をするのかなと思った。ドラフトが予想される度に「スワローズのドラフト1位は即戦力投手」と何年も連続で聞いてきた。人が思うほど先発は手薄ではないのに。故障者がいなければの話だが。田口麗斗は移籍1年目でスワローズに欠かせない事を確信させる鷲掴みだった。最初は先発だった。「スワローズに左腕は少ないからな。まぁそうなるか。」と見た。数試合の先発を見て個人的には良いと思っていたがリリーフ転向となった。先発とリリーフの両方を経験している選手であ

          左腕には澱み無き零