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アンゾフのマトリクス

〇アンゾフのマトリクスとは?
事業活動を、市場と製品の軸で、既存と新規の4っに分類
企業における成長戦略の方向性を探るフレームワーク
※実現可能性のある施策を、網羅的に洗い出す
※自社の事業拡大の傾向、強み、弱みを確認する
※自社の事業拡大を検討する際に、活用できる

〇市場浸透と新製品開発
【市場浸透】→すでに市場に導入された製品の売り上げをさらに伸ばす
既存市場×既存製品
・市場シェアの拡大・製品使用度の増大
(例)マスコットキャラでブランド力を高め顧客層を増やす
(例)他社からの乗り換えキャンペーンで市場シェアを伸ばす
成功確率は、高いが成長の継続が難しい!!

【新製品開発】
既存市場×新規製品
・新世代製品の導入・製品ラインの拡張・新しい属性の追加
(例)人工知能を搭載した自走式自動車の導入
(例)サイクロン掃除機を製造販売するメーカーが掃除機販売
(例)1リットルの紙パック入り牛乳に加え、低脂肪乳や200ミリリットルの飲み切りパックの追加等
※創造性のある研究開発や商品企画が重要!!

〇新市場開拓と多角化
【新市場開拓】
新規市場×既存製品
・異なる顧客層・新しい地域
(例)ノンカフェインティーを赤ちゃん向けにベビー用品店で販売
(例)ラーメン屋がヨーロッパに店舗を構える
※新顧客に既存製品を使ってもらえるか、チャネルを確保できるかが、カギ!
【多角化】
新規市場×新規製品
・新規事業
(例)損害保険会社が、介護サービスや保育サービスをおこなう
(例)アパレル企業がホテル事業に進出する
※未知の領域のため、企業買収で資源やノウハウを手に入れることも!

〇事例 紳士服専門店A社
既存×既存
市場浸透→セールをおこなう、店舗改造、スタイリストによる着こなし提案
既存×新規
新製品開発→洗えるスーツ、小物販売、スーツ以外の衣類販売
既存×新規
新市場開拓→女性向けもターゲット、大柄な方用のスーツ開発
新規×新規
多角化→ブライダル事業、カラオケ運営
※バランス良い事業展開
※多角化しすぎるとデメリットが生まれる

〇アンゾフのマトリクス まとめ
●過去の事業の特徴や、網羅的に洗い出した施策案から成長戦略の方向性を導き出す!!
●事業アイディアは、制約や優先順位にとらわれず、たくさん洗い出す!!
●新しい事業を検討する際は、既存事業とのシナジー(相乗効果)を意識する!!
●成長戦略の意思決定をする際は、さまざまな角度から分析を!!





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