うみ

フィルムと本と音楽が好きです

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  • フィルム現像日記

    フィルムを現像したときに書く日記、ゆるいです🎞️

  • フィルム写真にうつる思い出たち

    フィルム写真にうつる思い出たちを綴ります。写真日記。

最近の記事

初めて定期券を買ってもらったときみたいなわくわく これは昨日行った喫茶店

    • あたらしい春

      春はいつもどうも苦手でこまるな。 何年前かの春、自分は春が苦手だとずっと言っているが、もしかして好きすぎるせいで苦手になっちゃってるのかな?と思ったことがあった。なんでそんなこと思ったのか詳しくは忘れちゃったけれど、多分その春はどうしようもなく楽しくって明るかったんだと思う。そんな魔法が解けた今、そわそわざわざわ、やっぱり春って苦手だなと思う。 最近買った岡本真帆さんの「あかるい花束」という短歌集の初めの方にこんなのがあった。 それを本屋で読んだとき、ほんとうにそういう

      • 続いていく壁と研究。写真展「卒業論文」を終えて

        3/20と3/21の2日間、わたしは高校の友だちのななみと写真展を開きました。 写真展のタイトルは「卒業論文」というもの。きっかけは、自分の卒業でした。先日わたしは4年間通った大学を卒業したのですが、今回の卒業は今まで経験してきた卒業とはかなり意味合いが異なるものでした。 高校の先輩が大学院を卒業するとき、「第一章」というnoteを書き残していたのですが、まさにそんな感覚で、卒業が近づくにつれて自分の人生の一幕が終わりに近づくような、不思議な感覚になったのです。 だから

        • パラレルワールドのわたしへ

          小説やアニメで、ふらっと大学をサボってどこかに行ったり、冒険したりしている主人公を見て、なんかいいな〜と思っていたことを最近思い出します。 というか、大学生になれば一回や二回は講義をすっぽかしてみるもんだと思っていたし、そういう気ままさが大学生の醍醐味だとも思っていました。 でも、実際は4年間一度も講義をサボったことはなかった。わたしの名前をいつまで経っても覚えてくれない先生と闘わなくてはならない講義だって、休みたすぎる〜と思いながら毎回出席しました。 純粋にすごいし頑張

        初めて定期券を買ってもらったときみたいなわくわく これは昨日行った喫茶店

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        • フィルム現像日記
          6本
        • フィルム写真にうつる思い出たち
          8本

        記事

          愛することのかがやき

          人はみんな、「愛されたい」と口にするけれど、ほんとうに目指すべきは愛されることよりも愛することだよと思う。なんでかわからないが、最近やけにそう思う。愛されることよりも愛することにたいして貪欲な自覚がある。 まわりを見渡せば、「愛されるには?」とか「モテ術」とか、そういう外部からの愛に対しての攻略がたくさんあるのに、「愛するには?」「好きになる方法」みたいなものは格段に少ない気がする。そんなことないのかな?でもやっぱり、友だちと話しても「どうやったら好きになってもらえるかな.

          愛することのかがやき

          「たまたま生きているわたしたち」が死ぬことについて考えること

          このnoteでは、死について書きます。なので、そういう話が苦手な人、わたしがそれについて話すのが嫌な人は読まない方がいいかもしれません。でも、特別死を肯定したり否定したりするようなことが書きたいわけでもないし、自分が死にたいという話を書きたいわけでもないです(どちらかといえばそれなりに生きていたい!)。ただ単に、死についてとってもポップに話したいなと常々思っていたので、今回やってみようと思います、読んでくれる人たち、気楽に読んでね😌 . . . 最近、わたしの好きなアーティス

          「たまたま生きているわたしたち」が死ぬことについて考えること

          22歳と世界と境

          今年の些細な目標。ひとつめ、少しでもいいからギターを弾けるようになること。ぽろぽろ弾きながら歌を歌いたいから。ふたつめ、楽しいとき、うれしいときにも言葉を残すこと。悲しいときにしか言葉を残せないタチですが、わたしの人生の大半は明るさと喜びに満ちているから、その時の自分を残してあげないのはなんだか不平等な気がする。 わたしは、けっこうな頻度で自分の発したものに救われる瞬間がある。それは、自分の歌った歌であったり、書いた言葉であったり、撮った写真だったりする。ちょっと心がどんよ

          22歳と世界と境

          まとめることがなさすぎるくらい

          2023年のまとめがしたいのに、日々まとめをやりすぎてまとめるものがありません。 日々細々掃除しているから大掃除しなくていいみたいな状況です。いいことかもしれないな、そう思うと。 特に今年は、散らかった思いをそのままにしておきたくなくて本当にこまめにまとめてはnoteを書いていた。そうしないとやっていけない瞬間が多々あったということだと思う。 今年はそのnoteを通してたくさんの人と対話ができたような気がするな、と思った1年でした。わたしのとても小さな個人的な出来事や考えが

          まとめることがなさすぎるくらい

          個人的「今年の漢字」

          今年の漢字が発表されましたね。 毎年、今年の漢字は何かしら予想を立てている。なんだかスポーツが強かった気がするから「勝」とかかしら。WBCすごかったもんな、野球全くわからないけれどあれは感動してしまった。てかWBC優勝って3月の話って本当?? いろんな候補を立て、答えが「税」。驚くほどつまらん、そしてうれしくない言葉。たしかに増税についてが議論されたし、新しい制度はたくさんできたけれども!世相を一番表していると言われればそうだけれども!なんだかな〜という気持ち。 それはそ

          個人的「今年の漢字」

          あなたは天使ではないけれど

          一日一度も音楽を聴かない日、というのが多分ない。朝の化粧時間、ヘアセット時間、電車内、風呂、寝る前。どこかしら必ず聴いている。自分にとって音楽を聴くことは日常に織り込まれた動作であって、一種のルーティンなのかもしれない。 12月になり、各種サブスクが今年の音楽のまとめを始めた。わたしの使うサブスクはLINEミュージック。この時期にはこの曲を一番聴いていたとか、この日に一番曲を聴いたとか(ちなみに6月5日だった、調べてみたが、ただゼミに行った日だった、謎)、年間ランキングとか

          あなたは天使ではないけれど

          2023年10、11月のフィルム現像

          紅白のアーティストが発表され、もしかして年の瀬が近いのか?と気づきました。いやまって、ついこのあいだ紅白観たんだけど...。 本当に、年々一年が短くなっている。特に今年は、就活して実習行っていたので、ところどころ期間がすっこ抜けているのでなおさら。 今回は10月と11月の現像日記。この2ヶ月はよく写真を撮った気がする。最近昔撮った写真を見返しているんですが、昔の写真がすごい好きだなあと思ったのね。それは、多分常に持ち歩いて、とにかくパシャパシャ撮っていたから。だから、またパ

          2023年10、11月のフィルム現像

          傷つけること、傷つけられること

          傷つくのと傷つけられるの、どっちの方が嫌か、と言われると、うーんと悩んだ果て、傷付ける方が嫌いかもなと思う。 傷つけられる、というのは外部からの傷で、そういうのは治癒しやすい。刺さった棘を取り除いて丁寧に手当てをすればいいからだ。友だちと話したり美味しいものを食べたりしていくうちに、傷口はゆっくり塞がっていく。 でも、傷付けるのは駄目だ。棘をもっているのはわたしであり、その棘を出すときに自分も傷つく。傷の原因がわたしの内部にあるから、自分が存在している限り、いくらでも傷つ

          傷つけること、傷つけられること

          あたしの腕はあたしを守るためにあって いつもあたしを抱きしめている 誰かのために差し出す腕がいちばん美しいって教えたのは誰だったんだろう? 誰かのために差し出される腕がいちばんあたしを守ってくれるなんて誰が言ったんだろう? あたしの腕はいつでもあたしを守っている あたしの腕はあたしのためにある それは生きるためのあたたかさ いつか、きみに手を差し出したいとおもったとき あたしはきみから手を差し出されている 生きるためのあたたかさ それはずっとここにある

          読みたい本がたくさんある!特集

          最近はかなり穏やかに生きているな〜と思う。わたしはけっこう性格が極端なので、最高にハッピーか最高にアンハッピーかのどちらかの日々を過ごすことが多いんだけれど、最近はちょうど真ん中で穏やかって感じに日々過ごしている。 自分が今穏やかな理由は、ものすんごく特別に嫌なことがないからだと思う。そりゃ、大学4年のこの時期なので、卒業研究だとか、あとは国試の勉強だとか、タスクは山ほどあってウニョーーという感じではありますが、いずれ終わることだしな、というメンタルを作り上げることに成功した

          読みたい本がたくさんある!特集

          行き詰まったときの話をしよう

          わたしには毎日日記を書くという習慣がない。やってみたいなと思ったことは何回もあるけれど、かなり飽き性だし、継続する力みたいなものがあんまりないので、大体すぐに終わってしまう。 あの頃何してたんだろう、何思ってたんだろう、と気になる瞬間がけっこうあって、その度に日記を書いていたらな〜と思うが、多分なんとなく、これからも書くことはできないと思う。 しかし、殴り書きをすることはよくある。それは紙であることより電子であることが多い。iPhoneに入っているメモ帳とか何かのSNSの下

          行き詰まったときの話をしよう

          秋、「キッチン」を手繰り寄せる

          もうダメかもしれない、というときに読む本が2冊ある。 1つ目は、江國香織の「思いわずらうことなく愉しく生きよ」で、もっとしなやかに強く生きていかなくてはと思える。 2つ目は、吉本ばななの「キッチン」で、こちらは、とにかく寂しくてやさしい。寒くて今にも泣き出してしまいそうな日のお風呂みたいな、たまらない気持ちになる。 寂しいことは寂しくていい、当たり前だと、特別抱きしめるわけでもなく、ただ隣にいてくれるような、そんなやさしさ。 今朝はキッチンを手繰り寄せてみた。 この本は

          秋、「キッチン」を手繰り寄せる