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フィルムと本と音楽が好きです

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    フィルムを現像したときに書く日記、ゆるいです🎞️

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    フィルム写真にうつる思い出たちを綴ります。写真日記。

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絶望をしてください

    • 自販機

      • 「一応湿布とか出しますか?」

        6月、少ないがボーナスというものが入ったので整形外科に行った。 1年目の夏のボーナスなんて微々たるものだけれどやっぱりうれしい。「ボーナスは何に使うの?」という会話をチラチラとした夏、わたしは病院に行かなきゃなとぼんやり思っていた。 なぜなら、ずっっと右腰と足裏が痛いからだ。めちゃくちゃ痛いというわけではないが、仰向けで寝ると右腰がじりじりと痛むし、そのままくしゃみなんかしたら腰が飛んでいってしまいそうになるので、慌てて横向きになって胎児のようにくるまって、最小限のくしゃ

        • キャパはたぶん液体だから いっぱいになるとこぼれる 月を見ている

        絶望をしてください

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          眠る前に見る夢について

          夜、ベッドに入った瞬間、眠る前にすでに夢を見ている。 ふかふかのパウンドケーキ、家の周りのまだ知らない道、木漏れ日、夏の匂い、きらきらのカーテン。そういうものが詰め込まれた夢。 その夢を見ている時間がわたしはすごく好きで、一日の中で多分一番好きで、だからその時間が近づくたびにどきどきそわそわする。 最近暑くて窓を開けて寝るようになった。朝は少しだけ寒くて、たまにそのせいで起きたりする。夜勤をやって気づいたが、夜明け前が一番寒い。窓を開けて寝ると夜明け前後に起きてしまうこと

          眠る前に見る夢について

          つまりもっと大胆に「いや」は「いや!」って言ってちょうだい!!!

          大学生の終わり頃、少しだけ学生相談室というところに通った時期があった。 理由としては、その時期、会話をすることについてわからなくなってしまって、うまく声が出せず、こりゃきついなーという感覚が続いていたから。無料(正確に言えば学費を払っている)だし、行ってみようかなと思い、2週間に一回程度、50分間心の専門家の方とお話ししていた。 話をしていく中でわたしが気づいたのは、「自分が常に潔白でありたい」という気持ちがやたら強いということだった。 常に潔白というのは、要するに自分が悪

          つまりもっと大胆に「いや」は「いや!」って言ってちょうだい!!!

          好きの正解(ってなんなんだ!)

          わたしは多分どっちかといえば趣味が多い方だと思う。というか好きなものが多い。でもジャンルがかなり偏っている自覚はある。 春は、自分の好きなものを他人にさらけ出すことが一番多い季節だと思う。自己紹介欄に「趣味」があったりだとか、新歓とかの飲み会で「休みの日何してるの?」だとか、そういう場面がやたらと多いのが春です。 最初に言ったように、わたしは趣味が多いけれど、偏っている。本が好きです、音楽好きです、写真撮ります、映画もときどきみます。インドアが多いし、文化人かぶれっぽさが

          好きの正解(ってなんなんだ!)

          あたらしい春

          春はいつもどうも苦手でこまるな。 何年前かの春、自分は春が苦手だとずっと言っているが、もしかして好きすぎるせいで苦手になっちゃってるのかな?と思ったことがあった。なんでそんなこと思ったのか詳しくは忘れちゃったけれど、多分その春はどうしようもなく楽しくって明るかったんだと思う。そんな魔法が解けた今、そわそわざわざわ、やっぱり春って苦手だなと思う。 最近買った岡本真帆さんの「あかるい花束」という短歌集の初めの方にこんなのがあった。 それを本屋で読んだとき、ほんとうにそういう

          あたらしい春

          続いていく壁と研究。写真展「卒業論文」を終えて

          3/20と3/21の2日間、わたしは高校の友だちのななみと写真展を開きました。 写真展のタイトルは「卒業論文」というもの。きっかけは、自分の卒業でした。先日わたしは4年間通った大学を卒業したのですが、今回の卒業は今まで経験してきた卒業とはかなり意味合いが異なるものでした。 高校の先輩が大学院を卒業するとき、「第一章」というnoteを書き残していたのですが、まさにそんな感覚で、卒業が近づくにつれて自分の人生の一幕が終わりに近づくような、不思議な感覚になったのです。 だから

          続いていく壁と研究。写真展「卒業論文」を終えて

          パラレルワールドのわたしへ

          小説やアニメで、ふらっと大学をサボってどこかに行ったり、冒険したりしている主人公を見て、なんかいいな〜と思っていたことを最近思い出します。 というか、大学生になれば一回や二回は講義をすっぽかしてみるもんだと思っていたし、そういう気ままさが大学生の醍醐味だとも思っていました。 でも、実際は4年間一度も講義をサボったことはなかった。わたしの名前をいつまで経っても覚えてくれない先生と闘わなくてはならない講義だって、休みたすぎる〜と思いながら毎回出席しました。 純粋にすごいし頑張

          パラレルワールドのわたしへ

          愛することのかがやき

          人はみんな、「愛されたい」と口にするけれど、ほんとうに目指すべきは愛されることよりも愛することだよと思う。なんでかわからないが、最近やけにそう思う。愛されることよりも愛することにたいして貪欲な自覚がある。 まわりを見渡せば、「愛されるには?」とか「モテ術」とか、そういう外部からの愛に対しての攻略がたくさんあるのに、「愛するには?」「好きになる方法」みたいなものは格段に少ない気がする。そんなことないのかな?でもやっぱり、友だちと話しても「どうやったら好きになってもらえるかな.

          愛することのかがやき

          「たまたま生きているわたしたち」が死ぬことについて考えること

          このnoteでは、死について書きます。なので、そういう話が苦手な人、わたしがそれについて話すのが嫌な人は読まない方がいいかもしれません。でも、特別死を肯定したり否定したりするようなことが書きたいわけでもないし、自分が死にたいという話を書きたいわけでもないです(どちらかといえばそれなりに生きていたい!)。ただ単に、死についてとってもポップに話したいなと常々思っていたので、今回やってみようと思います、読んでくれる人たち、気楽に読んでね😌 . . . 最近、わたしの好きなアーティス

          「たまたま生きているわたしたち」が死ぬことについて考えること

          22歳と世界と境

          今年の些細な目標。ひとつめ、少しでもいいからギターを弾けるようになること。ぽろぽろ弾きながら歌を歌いたいから。ふたつめ、楽しいとき、うれしいときにも言葉を残すこと。悲しいときにしか言葉を残せないタチですが、わたしの人生の大半は明るさと喜びに満ちているから、その時の自分を残してあげないのはなんだか不平等な気がする。 わたしは、けっこうな頻度で自分の発したものに救われる瞬間がある。それは、自分の歌った歌であったり、書いた言葉であったり、撮った写真だったりする。ちょっと心がどんよ

          22歳と世界と境

          まとめることがなさすぎるくらい

          2023年のまとめがしたいのに、日々まとめをやりすぎてまとめるものがありません。 日々細々掃除しているから大掃除しなくていいみたいな状況です。いいことかもしれないな、そう思うと。 特に今年は、散らかった思いをそのままにしておきたくなくて本当にこまめにまとめてはnoteを書いていた。そうしないとやっていけない瞬間が多々あったということだと思う。 今年はそのnoteを通してたくさんの人と対話ができたような気がするな、と思った1年でした。わたしのとても小さな個人的な出来事や考えが

          まとめることがなさすぎるくらい

          個人的「今年の漢字」

          今年の漢字が発表されましたね。 毎年、今年の漢字は何かしら予想を立てている。なんだかスポーツが強かった気がするから「勝」とかかしら。WBCすごかったもんな、野球全くわからないけれどあれは感動してしまった。てかWBC優勝って3月の話って本当?? いろんな候補を立て、答えが「税」。驚くほどつまらん、そしてうれしくない言葉。たしかに増税についてが議論されたし、新しい制度はたくさんできたけれども!世相を一番表していると言われればそうだけれども!なんだかな〜という気持ち。 それはそ

          個人的「今年の漢字」

          あなたは天使ではないけれど

          一日一度も音楽を聴かない日、というのが多分ない。朝の化粧時間、ヘアセット時間、電車内、風呂、寝る前。どこかしら必ず聴いている。自分にとって音楽を聴くことは日常に織り込まれた動作であって、一種のルーティンなのかもしれない。 12月になり、各種サブスクが今年の音楽のまとめを始めた。わたしの使うサブスクはLINEミュージック。この時期にはこの曲を一番聴いていたとか、この日に一番曲を聴いたとか(ちなみに6月5日だった、調べてみたが、ただゼミに行った日だった、謎)、年間ランキングとか

          あなたは天使ではないけれど