2022年 オタク元年を振り返る

気付いたら今年も大晦日。個人的に、今年は、フジロックで角野隼斗さんに出会ったのと、以前からファンだったフィロソフィーのダンス(フィロのス)の初現場を体験したっていう2つの出来事がかなり大きくて、その前後で随分違う景色を生きたなと思っています。好きになって、夢中になって、ワクワクして、そこで得る刺激やパワーってとってもすごいな、そんなことを感じている年の瀬です。

今年このnoteアカウントを作ったことも、好きによる衝動です。フジロックで出会った角野隼斗さんに強烈なエネルギーをもらい、衝動的にnoteアカウントを作成しました。この記事は完全に勢いで書いたので文章もかなり拙いのすが、とても多くの反響をいただき、この記事を書いたこと自体も自分の中では大きな収穫でした。

フィロのスは完全に沼りましたね。いや、以前からすごく好きで密かに心の中で応援していたんです。でも、現場を経験してからというもの、エンゲージメントがとにかく高くて。オタクの世界がこんなに楽しいなんて知りませんでした。

この記事は、超個人的にオタク元年な今年の出来事を時系列で振り返りつつ、推すことについて少し触れたいと思います。また、このnoteアカウントでは、好きなこと(角野さんやフィロのスに限定せず)を色々記事にして、伝えたいなと思っているので、来年以降、有益な記事を書いていきたいという意思表示も込めたいと思います。
内容的にかなりパーソナルなので、この記事自体に有益な情報やメッセージはほとんどないんですが、自己紹介も兼ねた来年以降の布石程度に捉えていただければ幸いです。

2022年の超個人的振り返り

振り返るにあたって、僕自身のことを少し。2022年12月31日現在、僕は37歳で、8歳、6歳、それと1歳の双子と、4人の娘がいます。パーソナリティは音楽好きの会社員ですが、双子が生まれた2021年からは、仕事と家事育児が全てで、好きな音楽を聞いたり、ライブにいったりは皆無で、そもそも寝る時間を確保するのが精一杯でインプットもアウトプットも全然できないような生活を送っていました。そこから、子供が成長するにつれて、少しずつ自分の趣味や好きなことに時間を作ることができ始めたな、というのが今年だったと思います。

1−3月

  • 双子が1歳になった。ほとんど何してたか記憶にない。本当に寝る時間確保するので精一杯だったと思う。

  • 元々大好きだったフィロソフィーのダンスの1stメジャーアルバム「愛の哲学」のリリースイベントで初めてリミスタサインを申し込むも、メンバーがサイン書いてくれる様子は見れず。発売日に届いて思い出した始末。

4−6月

  • 4月に妻復職、双子保育園入園。新生活でほぼ忙殺。ツイートもほとんどしてないので、まじで忙殺されてたと思う。

  • 愛の哲学は発売されるもこのときはそこまで聴き込む余裕はなかった。リリースツアーも行っていない。

  • けどやっぱ愛の哲学は圧倒的にに名曲すね。


7月

  • 月末に毎年恒例フジロック。今年も現地は行けてないけど、この日ばかりはということで家庭内の優先視聴権を妻に承諾してもらい、3日間YouTubeで久々にいろんな音楽を楽しむ。(もともと毎年フジロック行ってたタイプです)

  • そして3日目の角野隼斗さんに衝撃を受け、多分これがターニングポイントで、音楽を楽しむ喜びを思い出す。


8月

  • 角野隼斗さんについてのnoteを投稿。空いた時間は、角野さんのYouTubeチャンネル初め、彼の音楽をディグっては、その奥深さにめちゃくちゃハマる。記事に反響をいただきつつ、これまで全く知らなかったクラシック界隈や角野さんオタクの方々と相互フォローし始めると急にTwitterランド楽しくなってくる。

  • 一方、8月はフィロのスが出てたアイドルフェスに別アイドル目当てで大学の先輩(今はオタクの師匠)が行っていたので連絡。フィロのス好きなんですと伝えると、とにかくライブに行け、一緒に行くからチケットを取れとの指令を受ける。

  • 多分これくらいの時期から保育園生活とか夫婦共働き生活も慣れてきて、少しだけ気持ちに隙間ができてきている。

9月

  • 前半は角野隼斗さんとポーランド国立放送交響楽団との国内ツアーでタイムラインがめちゃくちゃ盛り上がる。界隈の方々のツイートやnote記事がどれもすごく面白くて愛に溢れてて、かなり刺激を受ける。

  • 月末に初のフィロのス現場(9/25 佐藤まりあ生誕祭@代官山UNIT)。ライブ自体数年ぶり。2年間密かに好きだったアイドルを生で見て心から感動すると同時に、特典会で推しマリリと会話し、一瞬で沼に落ちる。特典会やばすぎる。今までは何だったんだ。速攻でおとはす卒業公演のチケットを申し込む。この日からフィロのスオタクになる。

10月

  • 角野さんが東北ツアーからの直行でシンガポール行ったと思ったら9月のショパンコンチェルトの動画が公開されるなど、精力的かつ異常なレベルの活動を繰り広げ、それでも毎回驚き感動がタイムラインに溢れててとにかく物凄い刺激を受ける。

  • フィロのスはフィロソフィア配信リリースやRed Carnival発売など盛り上がるイベント目白押しで、どんどん沼にハマる。隙間時間ほとんどRed Carnival聴いてた。リミスタでマリリに名前呼んでもらって悶絶する。

  • ここらへんから角野さんとフィロのスでマイタイムラインがごちゃごちゃ。

11月

  • 角野さん初現場(11/4 BBC Proms Japan @ Bunkamuraオーチャードホール)、おとはす卒コン(11/19 @ 日比谷野外音楽堂)を含め現場3本+オンライン配信ライブ1本。どれも超エネルギーをもらう。相変わらず子育ては大変だけど音楽と推しごとでめちゃくちゃポジティブメンタルを持つ。

12月

  • フィロのス新体制お披露目ライブ参戦(12/23 @ 日本橋三井ホール)。新しいオタク友だちも1人できる。

  • 双子を義実家に預けてお姉ちゃん2人と妻と4人でくるみ割り人形観劇(12/29 @ 新国立劇場)。フジロック→角野隼斗→クラシックの経緯がなかったらまず行ってないであろう。そしてめっちゃくちゃおもしろかった。指揮者神。


自分のツイッターを中心に見返して今年の出来事を羅列してみました。
こう見ると、明らかに9月以降アクティブに出回ってますね。これまでは自分の時間を作ることなんて二の次だったんですが、いまはできる範囲で自分時間を作ってます。
もちろん時間を作るのはとても大変なのですが、妻とはお互い何かでストレス発散しないと潰れるよねっていう感覚が共有できていて、推しごとについてはかなり理解してもらっています。双子がイヤイヤ期に突入し始め、我が家のカオスっぷりもなかなかなのでリアルにストレスの捌け口は生命線です…(この辺りについても来年は記事にしていきたいと思ってます)

しかしクラシックとアイドルが同時並行でここまで自分に影響してるのも不思議だなと思うし、我ながら節操ないなと思うんですが、共通項はオタクなんですよね。
おかげさまで今は子育てに忙殺されるよりも遥かに元気ですし、その分仕事も家事も頑張るぞ!という気持ちになってます。

オタクになって初めて実感してるんですけど、音楽や「好き」の気持ちから生まれるエネルギーって本当に凄いなと思うんです。そして好きの気持ちを自分の活動の源にして自分も頑張ろうって思えるんです。それだけでオタクが尊く感じませんか。
オタクの気持ちはオタクにしかわからないみたいな言葉を聞いたことがあるんですが、いざ自分がオタクになって、このオタクの喜びを知って、しみじみと自分は今年オタクになったんだなーと思います。
初めて聴くオーケストラの音楽にドキドキしたり、大好きなアイドルに会えることにワクワクしたり。文字で書くと単純なんですけど、全部推すことで自分に還元されてる実感があるので、もっと推したくなるんです。ファンとアーティスト、オタクとアイドル。推すことがこんなにもサステイナブルな関係なんだって知りませんでした。

最後に今年の締め括りに、King Gnu井口理さんの最高の動画をシェアしたいと思います。
この気持ちがわかるようになった、それが今年の僕のオタク元年のハイライトかもしれません。

読んでくださってありがとうございます。
来年は少しでも誰かの目に止まり、推しを広められるような記事を書いていければと思っています。
来年も皆様にとって良い年になりますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?