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STEAMコアゲーム情報局[Convoy]

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コンボイ
ここではトラックの集団。デカくて重い物体が集まると威圧的だ。有無を言わせぬ迫力がある。変身してロボットになったりもする。著者は地獄のハイウェイやハードワイヤード、パイナップルアーミーで見たことがある。

ということで、第一回STEAMコアゲーム情報局の時間です。
これは、STEAMに眠る隠れた名作といいますか、個人的にめちゃくちゃスキ。だけどちょっとニッチであまり知名度がないので悲しい。語れる同士を増やしたい。そんなゲームを紹介していきます(予定)。

今回はConvoyを紹介することにした。この記事を読んで少しでも興味を持ってもらえたら嬉しい。がんばります。

どんなゲーム?

タクティカルローグライクライク。らしい。公式がそう言っている。そしてFTLにインスパイアされたゲームである。だから、FTLに似ている。だけど、もちろんFTLとは違うところもある。

プレイヤーはMAPを好きなように走り回って様々なイベントをこなしたり邪魔をするマヌケをわからせたりしていき、最終的には宇宙船を直して脱出すれば勝利だ。死ぬと負け。一からやり直し。
MAPは自動生成ではなくて固定。これが、ローグライクではなくてローグライクライクである所以だと考える。
だが、このゲームがローグライクライクだろうがなんだろうが、硬派なゲームであることには変わりがない。安心してほしい。

簡単なストーリー紹介

主人公(達)は宇宙船でどこかに行く途中だったのだが、トラブルによってこの荒廃した惑星に不時着してしまった。宇宙船を直すために4つのパーツが必要だ。なので、そのパーツをゲットするために、コンボイと武装車両よるキャラバンが西へ東へ駆け回る。
無事に宇宙に戻ることができるのか、それとも、砂のひと粒となって朽ち果てるのか。
ストーリーはあってもないもので、MADMAX(2以降)のような世界観を楽しめるかどうかが重要だ。
やることはシンプルだ。しかし、予想外のハプニングに襲われることも多々あり、物語は予想もつかない方向へ転がる……かもしれない。

簡単なゲームシステム紹介

プレイヤーは、トレーラー1台最大4台の戦闘車両ユニット(以下ユニット)を操ってからなるコンボイを率いて、惑星を駆け回る。

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これがMAP画面だ。コックピット内のモニターのようにシンプルだ。

惑星を駆け回るために必要なものは燃料である。燃料は、そこら辺に落ちているのを拾ったり、ところどころに点在しているショップで買ったりする。
燃料がなくなったら走れなくなり、救援を待つしかなくなる。救援が来なければ死ぬ。

燃料を買うために必要なのはもちろんお金だ。この世界ではボルトが金の代わりになっている。
ボルトもまた、そこら辺に落ちているのを拾うか、けんかを売ってきたヌケサクに己の愚かさをわからせてやればいい。

このボルトはトレーラーやユニットをリペアするためにも必要になる。バトル車両は、一度壊れればもう二度と直らない。トレーラーの場合は?その場合はコンボイは全滅。1からやり直しだ。

つまり、このゲームでのリソース管理する必要のあるものはボルト燃料

そして、ボルトは他にも使いみちがある。ユニットの購入。装備の購入、そしてトレーラー/ユニットのアップデートだ。
ユニットは初めは2台しか所持していないんだ。ショップで買うなり拾うなりすれば増えていく。壊れたら消滅。パーマデスと言うやつだ。

ユニット1台につき4つの装備をつけることができる。
装備は武器と補助の2種類があり、トレーラー/ユニットによって装備できる数や種類が異なる。
武器はカノン砲やレーザーガン、追尾ミサイルにチェーンソウなど様々。もちろん武器によってDPSや射程は異なる。
補助はシールドやなんかよくわからないものがある。
トレーラー/ユニットは、攻撃範囲やスピード、耐久値などの能力値をボルトを使用して上げることができる。

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武器や補助具を装備させるか能力値を上げてユニットを強くする。時間がたつに連れて敵も強くなるので、アップグレードを怠ると生き残れないぞ。

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ショップ。ユニットや装備が売られている。ショップによって売っているものは違う。

つまり、ユニットを買うか、トレーラー/ユニットの能力値を上げるか、トレーラー/ユニットの装備を買うかだ。さっきも言ったが、これに加えて燃料も買う必要がある。ボルトで何を買うかは常に悩みどころだろう。

簡単な戦闘システム紹介

さて、準備ができたところ――準備ができなくても敵は容赦なく寄ってくるが――で金をかけて育てたユニットを使う時が来た。この惑星には、同じくユニットで襲ってくるクズどもがいる。そいつらを撃退すればボルトや装備が手に入る。さあ、さっさとケツを上げろ。奴らは待ってはくれない。

戦闘は、セミリアルタイムバトル。基本的にリアルタイムで状況は変化するが、好きなタイミングで一時停止をすることができる。なので、落ち着いて戦略を練ることができる。

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戦闘画面
左上に自ユニットのHPとアーマー。
左下にトレーナーのHPとアーマー。
画面の大部分がバトルMAPだ。ゲージが緑がプレイヤー。赤いのが敵。

基本的にやることはユニットの移動攻撃対象の選択の2つだ。やれることは少ないが考えることは多い。
例えば、時折、地雷や衝突したら即大破する建築物などが出現するので避ける必要がある。
他にも、中央から動けないコンボイを砲火から守るために。ユニットが盾になる位置に動かす必要がある。
つまり立ち回りがかなり大事だ。これが割と忙しくて面白い。

攻撃方法は主に3つ
・トレーラーに装備したウェポンで撃つ
・ユニットに装備したウェポンで撃つ
・ユニットによる体当たり(自車に反動ダメージあり)

知略と力を駆使してやられる前にやれ。この世界の鉄則だ。躊躇はするな。

愉快な先住民たち

プレイヤーが不時着していた場所には、3つの強大な勢力がいる。

私掠団

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古の惑星・地球にいた海賊たちをリスペクトしており、その文化と習慣を模倣している集団だ。
ま、なんかかっこいいことを言っているが、つまるところ金目当てで旅人を襲うクズどもだ。出会ったらわからせてやれ。

道賊

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道の族。そのまんまだな。暴力が三度の飯より好きと言った奴らだ。
遊びで旅人を襲うクズだ。モヒカン頭だったりするんだろうな。
武器ばかり装備している車両が多い。出会ったらわからせてやれ。

T.O.R.V.A.K.

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テクノロジー大好きの謎集団だ。
こんな世界においても――こんな世界だからこそか?――テクノロジーの進歩を行動原理の根底となしているらしい。というよりも、それ以外は興味がない。もちろんプレイヤーには敵対的だ。出会ったらわからせてやれ。

この3つの勢力がしのぎを削り合っている中をプレイヤーは走り回るわけだ。
正直な話、勢力の違いはあまりない。全員敵だ。

やつらは常に好戦的で、ランダンエンカウントしてくる。そして、奴らはゴキブリのように多く、どれだけ狩っても絶えることはない。気を抜くな。

冒険に彩りを添えるランダムオブジェクト

誰かが助けを求めたり、どこぞの勢力が何かをしているところに出くわしたり、謎の遺跡を発見したり、宇宙人の死体に遭遇したりとこの惑星にはイベントが絶えない。
上でも書いたがこのゲームの目的はかなり単純だ。正直、あまり面白みがないかもしれない。だからこそ、これらのイベントが面白くさせる。

クリアだけを目指すのならメインオブジェクトのみを追い、ランダムイベントは無視をするほうがいいが、あえてンダムイベントに積極的に首を突っ込むのがこのゲームを楽しむコツだと思う。もちろん、あくまで主観の話だけれど。

最後に

このゲームはsteamにて1,480円で絶賛発売中だ。セールの常連なので安くなるのを待ってもいいだろう。

2015年に発売されたのだが、今年の1月にもアップデートが来ている。デベロッパーはこのゲームを大事にしているのかもしれない。嬉しいことだ。
公式は英語しかないが、有志による日本語翻訳があるので、著者のように英語が読めない人でも安心だ。

駆け足できたが、一人でも興味を持ってくれる人がいたら嬉しい。そして、ぜひプレイしてもらいたい。
ゲームは自分でプレイしないとその面白さがわからないものだと思うから。

Thanks for your time! and Good luck have fun!

2019/3/8追記
コントローラーでプレイできるようになったようです。

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