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【23-24|プリメイラ・リーガ】スポルティング・リスボン vol.2

割と追うことができたシリーズ。次はスポルティング・リスボン。今回は9月インターナショナルマッチウィーク明けから、10月の同中断前まで。前回分はコチラ。

・対象試合

5節 vs モレイレンセ (H) 3-0 ◯
EL1節 vs シュトゥルム・グラーツ (A) 2-1 ◯
6節 vs リオ・アヴェ (H) 2-0 ◯
7節 vs ファレンセ (A) 3-2 ◯
EL2節 vs アタランタ (H) 1-2 ●
8節 vs アロウカ (H) 2-1 ◯

ほぼ全ての試合で勝利することに成功。

・ポルトガルリーグを見始めて

スポルティング、ポルト、ベンフィカ、ブラガの4強が優勝争いを繰り広げるのが常というのは知ってはいたが、今シーズンも案の定そのような展開になりそう。
誤解がないよう補足すると、ポルトガルリーグのレベルは決して低くない。どのチームもよく戦い、臆することなく自分たちのスタイルで立ち向かってくるし、攻撃、守備、それぞれのトランジション時にどのように振る舞うかがしっかり整備されている。ただ、ピッチに並ぶ11人の質に、4チームとその他のチームでは圧倒的差がある。
放映権の分配などの関係で、上位チームにしか収入が入らないのかもしれないが、この状況はどうなのだろうか。
スポルティングにとっては、リーグ戦の殆どの試合が質である程度なんとかなってしまうわけで、ELやCLとの差は考えもの。

そんな中迎えたアタランタとの試合は、現在のレベルを測るのに格好の相手だったので、簡単にではあるが振り返っておく。

・EL2節 vs アタランタ (H) 1-2 ●

ホームで迎えたELグループリーグの大一番のスタメン。

守田の背番号は5番ですね。。。

直前のリーグ戦で負傷退場したコアテスはベンチスタートで、ゴンサロ・イナシオを中央に移し、左のCBにマテウス・レイスを起用。
さらに右WBにはエスガイオではなく、新戦力のフルスネダを起用。移籍後初先発となった。

試合開始直後からから、スポルティングはビルドアップを封じられ試合の主導権を握ることができなかった。
具体的には、3CB+中盤2枚(守田&ヒュルマンド)に、それぞれ同数を当てこまれてボールの出口を塞がれる。最前線のギェケレシュへのロングボールで回避を図るも、次第に相手DF陣に封殺され、アタランタがボールを持つ展開に。守備はなるべく前で取りたいため、前線と連動してヒュルマンド、守田が前に出ていくのだが、徹底的にそこのスペースを使われてゴール前に侵入を許してしまい、CKの流れから先制点を献上。さらに、フルスネダとディオマンデのサイドを割と簡単に剥がされて2失点目を許し0-2で折り返す。
後半は3CBをいつものメンバーにし、中盤を守田とペドロ・ゴンサウレスのコンビに。2人が縦関係を構築し、自分たちの時間を多く作ったが、返した得点はギェケレシュのPKのみ。直後にカタモが決定機を迎えるもゴールには押し込めず1-2の敗戦。互角な戦いだっただけに、2失点目が悔やまれる1戦だった。

その後のリーグ戦、アロウカ戦では退場者を出しながらも、守田の初ゴールもあり勝利。これでリーグ戦は負けなしで貫禄の首位で中断を迎える。

堂々首位。

中断明けはリーグカップもあるようで、そこは見れないので頑張って欲しいが、大事なのはELのチェントストヴァとの2試合と、中断前のベンフィカ戦。ELはここで「6」ポイント積めないと1位突破は厳しいし、ベンフィカとの首位攻防戦は言わずもがな。
現状、メンバーを入れ替えるとなかなか厳しい戦いが待っている風に見えるので、ある程度誰が出ても良いようなマネジメントを期待したい。リーグカップや下位チームとのリーグ戦ではメンバーを入れ替え、大事な試合でしっかりとしたメンバーを起用できると良いが、今後の選手起用はどうなるのだろうか。特に3CBと守田はかなり出ずっぱりのため、故障などがないことを願うばかり。
ハードな日程が続くが、メンバーを入れ替えて勝ち星を積んでいきたいところ。

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