若い
よくよく考えてみると、いつだって根拠のない自信ばかりだ。
落ち着いて辺りを見回すと、そこで自分はとてもとてもちっぽけな存在であることに気づく。
特別なにかできるわけでもなければ、なにか人として素晴らしいものがあるわけでもない。
それでも平気でいられるのは、やはり若さゆえだろうか。
子供のころから、物事に没頭している時間がすきだ。
周りが見えないぐらいに没頭して、自分だけの世界に腰をかける。
そんな、どこか安心するような時間がすき。
たまに忘れるけど、16さい。
いつだったかの風呂上がり、まだたったの16年しか生きていないことに愕然とした。
あと何十年続くのだろうか。
正直いつか飽きてしまう気もする。
でも、まだ時間はある。
時間だけは、たっぷりと。
そのことに、どこか安心を抱いている。
きっとまだ間に合うし、きっといつか追いつく。
若いって、そういうことなんじゃないかなとおもう。
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