未勝利戦の先の話~一口馬主的よもやま話

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こんばんは、竜神です。今週で夏のローカル開催は終了。それと同時に未勝利戦も終了となります。今日は、未勝利戦で勝てなかった場合のお話です。ちょっと厳しい話も有るので、気にかかる方は、次の記事でお会いしましょう。【1064文字:気軽に読めます。】

中央競馬は未勝利だと現役は続けられない。

あくまで、原則的な話ですが。
なので、何通りかの身の振り方があります。

1.そのまま引退する場合

a.種牡馬、繁殖牝馬として、次の世代を残す
ある意味、勝ち組ともいえる引退ですね。
b.サラブレッドオークションによる売却
最近はこのパターンが増えてきました。地方競馬での供用を主目的に、オークションで他の馬主さんに売却されます。
c.誘導馬やその他の目的に供される引退
各競馬場の誘導馬になったり、障害馬として競走馬を引退する馬達もいます。
d.乗馬としての引退
これは額面として素直に受け取っていい場合とそうでない場合があります。行く宛がない場合に『乗馬』となるケースも多いです。

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2.現役続行を目指す場合

a.格上挑戦で1勝目を目指す
未勝利戦で勝利できなかった場合も、実は中央競馬で全く競争に出られない訳ではありません。未勝利の一つ上のクラス、1勝クラスには出走する事が出来ます(条件付きですが)。実際に自分もレッドルーヴルは未勝利戦を勝てず、半年くらいかけて1勝クラスで初勝利しました。
ですが、このルートはかなり厳しく、自分の印象だとほぼ勝てずに終わっている印象があります。(未勝利を普通に勝ち上がっている馬が相手になるため)
b.地方競馬で中央競馬への出走権利を得る
改めて考えると、なんで地方競馬?と言う気もしますが。ルールとして、地方競馬に転籍し、2(3)勝すれば、中央競馬に復帰する事が出来ます。競馬新聞で○地と付いているのが、このケースで復帰した馬です。(違う馬もいるけど)

こちらの方法だと、地方競馬の馬場に適性さえある程度あれば多くのケースで復帰していると見受けます。この方法の場合、地方競馬に転籍する判断をしてもらえるか、がポイントになります。個人馬主の場合は(たぶん)個人の判断次第の面が大きいと思います。

ですが、クラブ馬の場合、その判断のハードルが高い事があります。個人的な印象ではキャロット、シルクは地方転籍には消極的・ハードルが高く、東サラ、ノルマンディーの順にハードルが下がっていく印象です。ノルマンディーに至っては、ある程度の能力があればとりあえず地方に転籍させている感じです。

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大まかではありますが、未勝利に終わった競走馬のその後に関して、書いてみました。どんな方向性だとしても、やっぱり競争は続いてしまうのですが、少しでも活躍できる道を進んで欲しいです。

未勝利で終わってしまう事はやはりその馬にとって痛恨の事になります。今週は少しその事を心に秘めつつ、応援してあげて欲しいと思います。
ここまでお読み頂きありがとうございました。

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