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Medicinal Chemistry

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2022年11月の記事一覧

医薬品における残留溶媒について

探索研究を通じて、化合物の構造最適化が進行すると、バルク合成(パウダー合成)の必要性が生じる。探索研究においてバルク体は、in vivo 薬効薬理試験、PK試験、毒性試験など様々な用途で用いられる。バルク合成で準備する化合物の純度は、SAR探索の際に許容されるものより、さらに高水準のものが求められる。もし、毒性試験に用いたバルク体の中に "何らかの不純物" が混じっていて、それが原因で毒性が発現し

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