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気まぐれ相馬旅 Part1

3月16日~17日に一泊二日で福島県の相馬市に行ってきた。

理由は何もない、所詮ただの思い付きである。
なにせ昼頃に起床して何をしようかと色々思考を巡らせていた時に途端に「そうだ福島に行こう」となるわけだから自分でもあれは何だったのだろうと思ったり。

仙台の自宅から出発して名取市→岩沼市→亘理町→山元町→新地町→相馬市と順に長いアスファルトの道を下っていく。文字にすると単純な経路に聞こえるが、移動手段が原付なので向かい風が実にしんどいこと。乗っている途中の町で視界を通り過ぎる中古車販売店を横目に車が欲しくなった。いいよな車はエアコンがあって、なんて思いながら。いや原付にあったらそれはそれで意味不明なのだが。

数時間ほど原付をひたすら前に進めたら当然相馬市に着くわけだが、いかんせん疲れたのでラーメンが食べたくなる。電波が悪い田舎道で検索したらどうやらそこそこ人気なラーメン店があるとのことでそこに向かうことにした。やっぱラーメンしか勝たん!

名物つけ麵だそう

「ラーメン翔屋」
これは美味かった。寒い原付旅の疲れで尚更沁みたのもあるが熱いスープと冷たい麺の組み合わせが絶妙でたまらない。味だけでなく店の雰囲気も大変良かったのでまた行こうと思う。やっぱり疲れた時はラーメン一択である。

腹が落ち着いた頃には既に時刻も19時を過ぎていたので空も真っ暗で観光どころではない。何かの記念館とか郷土グルメの販売所とか行ければな~と思っていたが、だとすればそもそもなんで起床が昼頃なんだと。遅起きは損しかないとつくづく思った。(とか言いつつ結局は寝坊を繰り返すのがいつものオチだが)

とまぁそんなことに文句を言ってても仕方ないので温泉に行くことにした。道路を走っていると「温泉 500m先右折」といった標識のような看板があちこちに見られたので多分相馬市イチ押しなのだろう。これは期待値大である。

雰囲気が大変良い
可愛らしい三体のお地蔵さん

こちらは写真にある通り「そうま温泉 天宝の湯」
入り口を通ってすぐのスペースに三体のお地蔵さんが並んでいるが、どうやらこの温泉のシンボルのようなものらしい、知らんけど。
結論から言えば最高である。長い原付旅で冷え切った体にサウナは骨の髄まで沁みる。ここは駅からはかなり歩いた場所にあるので来るときは車かバイクがいいと思う。

上がった後に思ったことだがここから夜道を仙台まで走るのはちょっとやめておこうと。温泉のうたた寝スペースで宿を探したがどこも一泊当たり平均で一万は普通にする。いや最近のホテルとか宿ってなんでこんな高いん??

野宿するか真剣に検討したが流石に良い場所がないし寒いしどうしようかと迷っていたら一つだけ安い宿を見つけた。安いといっても一泊4000円なので都会じゃないにしては高い。まぁこればかりは仕方ない。

裏道にコンビニがあるのは便利

「C-style inn SOMA34」
いわゆるコンテナホテルである。おそらく仮設住宅に使われていたコンテナに最低限のシャワートイレとベッドが入っていてそれをレゴブロックのように重ねた感じになっていた。
レビューを見るとシャワーの温水が出る時間が15分程度と制限されているようでそこは安さ相応なわけだが、温泉に入った後の自分には関係のない話である。何より宿泊手続きが簡易的な上に部屋も綺麗に掃除されているので、安く素泊まりしたい旅行者にはおすすめである。すぐ向かいの通りにはコンビニがあるので飯にも困らない。

寝る前にテレビをつけたが面白い番組がなかったのでそのまま寝ることにした。最近の地上波はどうも面白い番組が少ない気がしてならない。

二日目の相馬旅はまた次の記事にて。

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