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幸せな痛み

Mって言いたいわけじゃありませんよ。


会社で辛さに強い先輩に社長が辛いカップ焼きそばを買ってあげていた。

その名も「ペヤング 獄激辛やきそば一味プラス」

辛さに弱い社長はパッケージを見ただけで汗を吹き出していた。

怖いもの見たさで次から次へと社員が焼きそばに集まってくる。

結果的にみんなで回し食べすることに。(箸は変えてます)

先輩に続いて私も恐る恐る小さな1口を。

口に入れて1-2秒はノーマルの焼きそば。

その後なんか熱い。飲み込んだらやばいような気がしてやばい。()

辛い、とかではない。やばい。舌が痺れてくる。

覚悟を決めて飲み込んだ。

熱い異物が食道を通るのが分かる。

胃からじわじわ熱を感じる。あいつが俺の胃にいるのが分かる。

こんなにも自分の食べたものの行方を感じたのは初めてだった。

舌の痺れがかなり続いて痛かった。

お茶を飲んで余計に自分で辛さを増してしまって後悔する。でも飲まないわけにも行かない。

先輩はハイチュウを食べて後悔していた。ウケる。

でも次々と社員たちがペヤングの犠牲になっていく。

口に入れた瞬間の余裕そうな表情、そのすぐ後に来る辛さに面白い顔で暴れる。

社長は絶対食べない!と言いながら、押されて食べて、暴れて足の小指をぶつけていた。(次の日も痛いって言っててウケた)


辛い、痛い、熱い。

でもなんだか幸せだった。

素敵な空間だった。

その後痛てーって言いながらも、しっかり仕事に戻るのも良い。

良い職場で働けてよかった。

各位、まだまだここで頑張ります。


だから今日もおやすみ。

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