嘔吐
ってなんかかっこいい(厨二)
某、週末(某でもなんでもない一昨日の話)
ご縁があって、BBQにお呼ばれした。
梅雨の真っ最中だと言うのに、雲ひとつない晴天の土曜。
都内はもはや真夏日だった。
乗り換えはなくていいものの、3.40分各駅停車の地下鉄に揺られるのは社不にはかなりのダメージである。
久しぶりの大都市は人がごった返していて目眩がする。アスファルトからもじりじりとした熱気を感じて全てが嫌になりながら目的の会場を探す。
やっとの思いで着いた会場内も人人人。
知っている顔を見つけて一安心も束の間。その周りには知らない顔しかない。
20人弱はいる人間の中ではじめましてが8割。
既に疲労を体の奥に感じながらペコペコ挨拶に回る。
テンプレートなセリフを人数分繰り返していたら、肉が焼けていた。
1番年下なのに一切トングを握ることなく小鹿のように目の前の肉と人間に向き合うので精一杯になっていた。
人生楽しそうな素敵なお姉さん方とすごい元気なお兄さん方に圧倒されっぱなしだった。
これが東京の大人か、、、と思い知る。
お姉さん方は大層豊かな趣味を皆さんお持ちのようだった。
数年後、私もそんな趣味を持って人生を楽しめているだろうか。
やりたいことや趣味にしたいことはチラホラあるが、実際に始められるようになるまでに、どれくらい時間と金が必要になるのだろうか。
今思えば、自分への不安や期待と周りの熱にそれはもう気疲れしていたのだろう。
解散後、肉を食べた口は甘いものを欲していた。
真夏日に酒も入っていて喉が渇く。
スタバでドリンクをゲットし、帰るための電車に乗る。
また行きと同じ時間、電車に揺られることになる。
肉、酒、スタバ、電車。
こいつらは最悪な組み合わせである。
最寄りにたどり着く前に限界を迎えた。
嘔吐。
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