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【浄土真宗の言葉】#8 凡夫といふは、無明煩悩われらが身にみちみちて、欲もおほく、いかり、はらだち、そねみ、ねたむこころおほくひまなくして、臨終の一念にいたるまでとどまらず、きえず、たえず

凡夫といふは、無明煩悩われらが身にみちみちて、欲もおほく、いかり、はらだち、そねみ、ねたむこころおほくひまなくして、臨終の一念にいたるまでとどまらず、きえず、たえず
 
 
 
【解説】
 
凡夫とは、煩悩まみれで六道輪廻を続ける衆生のこと。私たちはまさにこの凡夫であり、つまり「煩悩に振り回され続ける存在」です。
 
この一念多念証文のお言葉には、徹底した分析がうかがえます。
 
まず「欲もおほく、いかり、はらだち、そねみ、ねたむこころおほくひまなくして」の部分は、みなさんも身に覚えがあるかもしれません。確かに私たちは、色々なものを欲しがりますし、怒ったり嫉んだりすることもよくあります。
 
それが「臨終の一念にいたるまでとどまらず、きえず、たえず」とまで明記されています。これは、怒りや嫉妬などの煩悩が死ぬときまで途切れることがない、ということです。
 
いかに私たち凡夫がお粗末で、自力では六道輪廻を抜けようがないか、まざまざと思い知らされるようです。
 
これほどまでに頼りにならない存在のために、この上なく頼りになるのが阿弥陀仏の本願(南無阿弥陀仏)です。
 
 
 
こちらもご参照ください。
 
凡夫 WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/凡夫
 
 
無明 WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/無明
 
 
煩悩 WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/煩悩
 
 
臨終 WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/臨終
 
 
いちねん 一念 WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/いちねん
 
 
六道 WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/六道
 
 
輪廻 WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/輪廻
 
 
衆生 WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/衆生
 
 
一念多念証文 WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/一念多念証文
 
 
自力 WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/自力
 
 
あみだぶつ 阿弥陀仏 WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/あみだぶつ
 
 
本願 WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/本願
 
 
南無阿弥陀仏 WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/南無阿弥陀仏
 
 
浄土真宗聖典目次 WikiArc
http://labo.wikidharma.org/index.php/WikiArc:浄土真宗聖典目次
 
 
 
【今回の読み仮名】
 
凡夫‐ぼんぶ
無明煩悩‐むみょうぼんのう
欲‐よく
臨終‐りんじゅう
一念‐いちねん
煩悩‐ぼんのう
六道‐ろくどう
輪廻‐りんね
衆生‐しゅじょう
一念多念証文‐いちねんたねんしょうもん
自力‐じりき
阿弥陀仏の本願‐あみだぶつのほんがん
南無阿弥陀仏‐なむあみだぶつ
 
 
 
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・note『死ぬのが怖い人へ』
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縦横比は以下の2種類。
・2対1 (iPhone11/11Pro/11Pro Max, iPhone XS/XS MAXなど)
・16対9 (iPhone5/6/7/8, Androidなど)
色はウェブサイトでよく使われる12種類。
こちらでダウンロードできます。
http://amidabuddha18.com/kabegami/
 
 
・安心論題の話
http://labo.wikidharma.org/index.php/安心論題の話
 
 
・光雲な毎日(立読みページ)
http://koun18book1.blogspot.com/
 
 
・note『信心獲得したい方へ(浄土真宗の救い)』
信心に悩んでいる方は、こちらのページがおすすめです。
https://note.com/koun18/n/ndbc737a85fa4
 
 
 
南無阿弥陀仏

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