銭湯アンビエント

EPリリースのキャンペーンでありがたいことにラジオの出演が多く、こないだ、収録と生出演の間に2時間ほど空きがあり、ここぞとばかりに最近行けてなかったサウナに行ってきた。

南森町にある銭湯で、サウナ室には小さなテレビがひとつ。
タモリさんが司会の番組で大谷翔平の特集がやってたから見てたんですが、彼は高校時代からメジャーリーグへの憧れが強くて、日本でプレイするつもりは全然なかったのに(野球まったく詳しくないのでわからないですがこれは常識?)、ドラフトで日ハムに指名されて、国内で強みをつけてからの方が海外でも成功しやすいのだとデータを渡され、何回も交渉を繰り返して、結局はまず国内で実力をつけることに決めたそう。最速で夢に近づくことが必ずしも賢明な判断とは言えないのだなと、考えさせられた。面白い番組やった。

感心しながら2セットほど終わったところで、ああそうだ、数日後に迫るツーマンライブのMCを考えなければ、と思い、頭の中でいろいろ考えてると、やっぱりいつもより頭がよく回る気がする。パパッと言いたいことがまとまって、最後にまた水風呂に浸かり、座れそうなところに腰をかけてフィニッシュ。
ああぁ最高だ〜と思いながら、銭湯と身体の境界線が曖昧になっていく感覚を味わう。この高揚感がたまらない。耳に入るのは素晴らしきアンビエント。バイブラのブクブク音、おじさんが頭を流すシャワーの音、ケロリンの置かれる音、そしてその残響。俺はこのリバーブ感が好きなんだ。まさに至高。ありがとう、全てのサウナ銭湯。

そしてまたラジオ局に戻り生出演。頭がフワーッとしていて、いつもより自然体で喋れた気がするし、やっぱりサウナはすごい。でもその時サウナ室で考えたライブのMCについては、当日あんなに感極まることになるなんて、その時の俺はまだ知る由もなかった。(昨日来てくれた皆さんありがとうございました)

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