夏が好きって言いたいし思いたい

暑くなってきたし、虫が増えてきた。溌溂としている人に憧れがあるので、夏が好きって言いたいし思いたいんやけど、嫌なところばかりが目についてしまう。アイスが美味かったり、洗濯物が早く乾いたり、そういう細かいプラスはあるけども、何より暑さで体力が削られていく感じに腹が立つ。外に出るのが億劫です。

でもその分家で本読んだり音楽聴いたり映画観たりする時間が増えるのはいいことかもしれない。ずっと観ようと思ってたアジズ・アンサリの『マスターオブゼロ』もついに観始めたし。『アトランタ』を観た時にも思ったけど、アメリカのコメディはクオリティが高くて見応えがある。エピソードごとに語り口やテイストが変わるのも面白い。基本的には笑えるんやけど、社会問題について考えさせられたり、哲学的な問いがあったり、多角的に何度も楽しめる感がある。日本でそういうドラマあったっけなぁと記憶を遡ったら、『有村架純の休日』が一番近いかも、という結論に至った。単純に一話完結のオムニバス形式のドラマが好きなだけかもしれないが。

ところで、Studio KiKiの動画。

これ、YAJICO GIRLの大切にしている価値観がよく伝わる内容になってると思うのでぜひ観てほしいです（切実）。尊敬できる先輩方にたくさん褒めてもらいました。「そここだわってるんです！気づいてくれてありがとうございます！」というポイントが多くて嬉しかった。「FIVE」と「街の中で」のライブ映像もいい感じなので、そちらの方も一緒にぜひ。

あと、制作が終わり、さっそく第一弾を来週リリースします。Life Goes On。今月の12日にマスタリングが終わり、14日には納品をして、その月のうちにリリースができるタイム感。今っぽいなぁ〜とか思いながら、聴いてもらうのを楽しみにしています。SNSが主流になって、情報がフロー型に移り変わっていって、なんか毎日焦っちゃうよね、みたいなことも踏まえつつ、大切な記憶だったり、その思い出との距離感について歌った曲です。自信作です。

それにしても、なんか無気力な日が続いてる。クーラーの寒暖差のせいか、五輪関係でうるさいツイッターのせいか、単純に最近寝過ぎてるせいかわからんけど、家に入ってくる虫を退治しながらこのまま夏を越すしかなさそう。昨日とか、変な細長いゴキブリの亜種みたいなやつが壁に張り付いててまじで萎えたわ。虫よ、もう俺に関わらんといてくれ。

でもまあ、カニエウェストの新譜が聴けたり、細田守の映画が観れたり、そういう楽しみがちょくちょくあるだけで気分は上がるし、「夏もまあええか」くらいにはマインドチェンジできるかもしれない。スーパーカップのほうじ茶クッキー味めちゃ美味しいし。