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有楽町

昨日は新宿末廣亭の出番の後、立川小春志姉さんの真打昇進の披露目に伺いました。

顔は出したいと思っていましたが、なにせアウェーな現場。うちの師匠がゲストだったから伺いました。さだまさしさんがゲストの回とか行けるわけないしね。

有楽町のホールということで、立川流の会は大抵有楽町よみうりホールだろ、と勝手に決め込んでビックカメラの上のよみうりホールに向かう私。
まだ入り口は開いてない。
開場前だからかと、スタッフさんが出入りをする扉から入りました。舞台袖に向かうと、ギターが何本か置いてある。
???? ギター???
ゲストはうちの師匠だよ。そんな、うちの師匠はよく歌うからってバンドまで用意しなくても。

舞台を見て理解しました。
「………これは……落語会じゃないな。」
慌てて披露目の会場を確認すると、有楽町朝日ホールと書いてありました。あっ、よみうりじゃなくて、朝日か。

ここで慌ててはいけません。オロオロするとスタッフさんに無断で入ってきたことがバレます。堂々と「お疲れさまでーす」なんて言いながら元来た道を帰る私。
ふぅ。変な汗かいたぜ。

歩いて5分で有楽町マリオン、朝日ホール到着。まったく、有楽町は近くに大きなホールあって紛らわしい。確認しなかった私が悪いのだが。

姉さんはいつもの姉さんでした。
数年前、一緒にヨーロッパに行った姉さん。

私からみると、こんなに純粋な方はいないと思います。何と言うか、精製水みたいな方です。
表現がわからないですね。すみません。

もちろん談春師匠もいらっしゃいました。精製水に色んなものを溶かした方です。久しぶりにお会いをしましたが、「あっ、お前か」と私のことを認識されているようで、嬉しかったです。

お客さんもいっぱい。700ぐらい入るホールで全10回の披露興行。小春志師匠、すごい。すごすぎて、なんだかよくわからない。真打昇進って、どういうことなのか、見失ってしまうわ。。

うちの師匠が三十石をやるというので、私も袖から太鼓叩いて、舟唄を歌ったり、高座にいる師匠と掛け合いをしました。
うちの師匠の高座の途中で袖から声を出すという状況はかなり特殊で、やり始めたときは死ぬほど緊張しました。
でも何回かやっているので、そろそろ要らぬ緊張が抜けてきたと思っていたのですが、談春師匠はいるし、小春志姉さんは聞いてるしで、ちょっと緊張してしまいましたね。
もっと稽古して、もっと気楽にいきましょう。

うちの師匠と談春師匠が話しているところを久しぶりに見ました。なんでしょう、いいですよね。同士ですよね。こういう人が私も出来るように頑張りましょう。

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