ヘーゲルの「エンチクロペディー」

ヘーゲルの「エンチクロペディー」は、

・純粋理念を論じた「論理学」

・理念から諸科学を解する「自然哲学」

・社会や人間心理などを取り扱う「精神哲学」

という3つのカテゴリーからなり、ヘーゲルで最も有名な「精神現象学」は、このカテゴリーにあてはめれば、大雑把に言えば3つめの「精神哲学」にあたる、が、一番最初の「意識」の章がガチ深淵すぎる(精神現象学の語り全体をつらぬく、普遍的な概念のみを取り扱う)。

ここを読み飛ばして「主人と奴隷の弁証法」とかからヘーゲルを解するのが一般書などでよく見るヘーゲル解釈で、方向性としてはむしろマルクス的に読まれる。

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