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今週のみなとニュース(できることは山ほどあるはず/学問の自由を守るために/今だったらどうなっていたか)

みなと隆介の近況:できることは山ほどあるはず

 11月22日23日と、1泊2日で韓国へ旅行に行ってきました。短い時間でしたがあちこちまわり、しっかり楽しんできました。
 ところで、例えばソウルと仁川空港を結ぶ鉄道やソウル市内の地下鉄ではホームドアが完備されていますし、ソウルの地下鉄では日本語のアナウンスが流れる路線もあります。こういう光景を見ると、大阪でもまだできることはたくさんあるよなと思い知らされます。
そもそも最近、大阪メトロ新大阪駅南口は係員が不在となり、頻繁に「JR新大阪駅にはどう行くの?」と訊ねられます。まだまだできること、どころか後退していることすらあるのではないかと残念に思います。今、訪れてくれている方々に大阪でストレスのない体験をしていただくことこそ大事なはずはのですが・・・
 ちなみにソウルの公共施設などのトイレに入ると、男性用の小便器ごとに必ず仕切りがあります。こういうちょっとしたこともぜひ真似していくべきでは?と思ったりしています。
  

お宿の19階のカフェよりの眺め

みなと隆介の視点:学問の自由を守るために

 12月13日までの臨時国会では「国立大学法人法改定案」の審議がなされています。淀川区を含む大阪5区選出の宮本たけし衆議院議員が、反対の立場で質疑を重ねてきました。
 どんな改定案かというと、①東大・京大・阪大・東北大・東海国立大学機構(名大+岐阜大)に「運営方針会議」を設置②運営会議委員の任命には文科大臣の承認が必要③運営方針会議では中期計画や予算、決算が決定される、の3点が主な内容です。
 ②が一番の問題で、「学問の自由」は憲法23条にも規定されているように万全に保障される必要があるのに、国が介入できるようにするなど持っての他です。③に関しても、トップダウンが強まりすぎるとボトムアップの芽が摘まれたり、流行りではない研究にお金がおりないなどして、イノベーションが停滞するのでは?との懸念が表明されています。学問の自由を守るためにも反対の声を強める必要があると考えます。

ゲイの当事者として考えてきたこと:今だったらどうなっていたか

 同性愛者を自覚した中学校1年生の頃から数年は誰にも相談できなかったと前回書きました。相談はできなかったけれども、実は数回、文通をしたことはあるのです。
 世の中には、少年や男性同士の恋愛を描いた漫画作品が沢山あります。田舎の中学生が、自分の性的指向に則った情報を得るための手段はそういった作品しかなかったのが1990年代の中盤です。そして、その雑誌に載っていた文通求むの記載の中から、ある方を選んで手紙を送りました。
 数度やり取りしたところで途切れて、おぼろげな記憶では、相手は悪い方ではなかったと思うのですが、しかし見ず知らずの相手とのやりとり、手段が今のようにスマホやSNSを通じてだったらどうなっていたでしょうね。と振り返ってみて少し怖くなったりもします。

十三アートフェスの最終日に、十三東にて一興

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