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約19年付き合ってるゲイカップルの日常

2023年8月13日で、同性のパートナー(7歳年上)と付き合い始めて丸19年になります。

「長いね。秘訣は?」とのコメントをいただいたのですが、初めて付き合った人と19年間連れ添っているので、付き合いが短かったパターンとの比較ができません。

とはいえ、それではnoteを始めた意味もないので、まとまらないままに、私たちの日常のなかにヒントがあるのでは?という仮説のもとにいくつか書いてみます。

1.お互いの忍耐
 身も蓋もない表現ですが、これはやはり重要ではないでしょうか。生まれも経歴も異なる人間同士が時を重ねていくのですから、お互いのわがままだけを通すというわけには、やはりいかない。
 これには、相手の行動を一定我慢することに加え、自分の要求を相手に押し付けすぎない、という両側面があるように思います。
 とはいえ、これも最初の数年が過ぎれば「この人はこういう人」と分かるので、そもそも「我慢している」という感覚すらなくなると思います。少なくとも私には、今、我慢しているという感覚はない。

2.できるだけ同じ場所で時間を過ごす
 私たちは、家にいる時は、基本的に同じ空間にいます。
 
 起きている時は、長方形のこたつ机の長い方にパートナーが座り、正面に置いているテレビでゲームをしています。私は、こたつ机の短い方に座り、新聞や資料を読んだり、企画書を書いたり、作戦を練ったり、このような文章を書いたりしています。同じアニメを見る時も、この配置のままです。
 
 寝る時は、付き合い始めてこの方、同じベッドで寝ています。違うベッドや布団で寝たことは殆どありません。そういえば旅行で旅館に泊まった時ですら、基本は同じ布団で寝ます。
 ちなみに寝る時は手をつないで寝ます。もっとも、寝返りを打つときなどに邪魔になるので、朝には手は離してますけどね。

 とはいえ、実は四六時中会話をしているというわけでもないのです。干渉はしすぎない。でも、同じ空間にはいる。そしてお互いに何してるかなんとなく分かっている。そんな感じです。

3.お互いの決断を支える。的確なアドバイスができる。
 私が「選挙に出ようと思う」と相談した時、パートナーは2つ返事で「いいんじゃない?てかあんた、止めてもやるでしょ」と言ってくれました。確かに止めてもやりますね。さすが、私のことよくわかってるなぁと思いました。

 私が選挙で落選したけど次を目指す、と伝えた時、パートナーはさらっと「あなたと直に交流したら、交流した人は必ず分かってくれる。今回は交流した数が足りなかったね。次はそこだね」と言ってくれました。自分で書くのは少し恥ずかしいですが、これも、私もそう思います。

 パートナーは、休みが少なく長時間労働の現場で働いていました。責任の重さと、労働時間や休日の融通の利かなさのわりに給料も多くはなさそうで、これでは潰れてしまうと思いました。 
 なのでパートナーに「こっちの給料で支えるから、もう少し人間らしく働ける勤務形態にしてもいいんじゃない?」と伝えました。
 しばらく悩んでいたようですが、数か月だったか1年だったかの時間を経て、パートナーは勤務形態を変更することを決断しました。

4.お互いの財布を一緒にしない。
 我が家は、家賃・光熱水道費・ネット回線・お米と飲み物(通販で買ってます)を私が負担しています。一緒に食事に行った時の支払いは殆ど私がやっています。旅行の料金もそう。それでちょうど均衡するくらいだなと思いながら、あとはそれぞれが自由に使っています。

 そういえば、うちは両方とも酒もたばこもギャンブルもやらないし車も持っていないので、そんな極端な使い方はしないだろうなという安心感から、財布を分けていても問題ないのかもな、とも思ったりしますが。

5.おいしいものを一緒に食べる
6.年に1回は2人で旅行に行く
7.一定程度趣味が一緒

段々書くのが疲れてきて、5.6.7.は見出しだけになってしまいました。なんだか整理できていないし、あんまり参考にならないのではないか、とか思いつつ書いてみましたが、皆様はどう読まれましたか?

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