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サッカー日本代表がワールドCUPで優勝するために必要なことは、武術の発想と戦術を取り入れること・・・!


 
先日のサッカーアジアカップ、イランVS日本 後半途中から押し込まれセンターバックを徹底的に狙われて これやばいかも と思ったことが的中してしまった。
 
あの試合を見ていたサッカーフアンは、眠れない夜を過ごした方も多かったのではないでしょうか・・。
 
辛口に言わせてもらえば、今の日本代表では、練習試合はいい試合ができても一発勝負の大事な試合では、勝つことが難しいのではないかと思っている・・。
 
その原因を簡単に言えば、日本人としての最大の長所や特徴を考えずに海外サッカーの流行りを追い求めていることにある・・。
 
これは、日本サッカーの歴史的なことでも言えるが、メキシコオリンピックで銅メダルを獲得したときは、ドイツサッカーの影響を受け、ドイツサッカーの真似事・・。
(組織力があるところは似ていたが、日本人は、背が低くフィジカルも弱いのに・・。)

その後、ブラジルが世界のサッカーを席巻するとブラジルサッカーの個人技にあこがれ真似事・・・。
(子供の頃のサッカー環境が違い過ぎるのに・・。)
 
ヨハンクライフ率いるオランダが、トータルフットボールで名を馳せるとオランダサッカーの真似事・・。
(組織力があり持久力がある日本人にはあっていたが、個人技がいかんせん違い過ぎた・・。)
 
スペインのポゼッションサッカーが、ワールドカップで優勝するとポゼッションサッカーの真似事・・。
(当時のスペインも平均身長は、ドイツ、オランダなどと比べると10センチくらい低かったのでボールを上げずに足元でパスを回す発想は日本にあっていた・・問題は育成年代からのサッカーの型、定石がなかった・・。)
 
そこに何故そうするのか・・を深く考えずに・・絶えず流行りを追い求めてきた・・というのが、現在の日本代表の姿にも大きく影響していると思います・・。
(少し辛口過ぎかも知れませんが・・。)
 
ずばりサッカー日本代表がワールドCUPサッカーで優勝するために必要なことは、日本の素晴らしい伝統文化である 武術の発想と戦術、身体の使い方を取り入れることにある。
と思っています。

それぞれの国には、独特のテンポがあります・・。
サンバのリズム・・。タンゴのリズム・・。クラシックの交響曲のようなリズム・・。
アフリカのような独特なリズムもあります・・。
 
日本は武道・武術のリズム・テンポがあり、リズム的にも和太鼓であったり尺八であったり琴であったりと世界とはまったく異なった独特な動と静のリズムがあります・・。
 
そして、日本人の長所であり特徴は、組織力であり、責任感、協調性、持久力、敏捷性、器用に代表されるような部分であると思います・・。
 
海外サッカーの良いところを吸収することも大切ですが、日本のストロングポイントを最大限に使わなくては、ワールドCUPでベスト8以上は、難しいでしょう・・。
 
海外で活躍する選手も多くなっていますが、スタメンの半分は、海外のビッククラブでスタメンとして活躍していなければ、ガチンコ勝負は難しい・・。
 
しかし、個の力が劣っていても組織力で勝れば勝つことも可能なのがサッカー

だからこそ、個の力に頼るのではなく、組織力で勝つことを前提に戦術を考えていくことが必要です・・。
 
今の日本代表は、海外のビッククラブで活躍する選手が少ないのに選手の個に頼っているところが問題だと思います・・。
 
組織力とは、色々な場面で言えることですが、今回は、後半途中からキーパーからのビルドアップのパスが狙われ、素早いプレスから前にボールを運べなくなってしまい苦し紛れに出すロングボールが奪われるという場面が多々見られましたので、この問題点と解決策について、少しだけ・・お話します・・。
 
世界大会でレベルが上がれば、中盤のプレスが早いのは当たり前のことです。
では、この状況でパスを繋げるにはどうするか・・。
 
ワンタッチパス・ワンタッチプレーを多くすることです・・。
(身長に絶対的な優位性があるわけではないので、できるだけボールを上げずに足元でボールをつなげたい・・。)
 
しかもできるだけ、スペースで受けるようにすることにより相手の厳しいプレスを回避して前に進めることができます・・。
(数的有利を作る・・。局面で常に2対1の状況を作る・・。)
 
そして、このワンタッチパスをスペースで受けるために必要なことは、徹底的にコンビネーションの練習(組織力の強化)をすることが必要です・・。
ワンタッチパスをスペースで繋げられないとプレスが早い場合、バックパスしか選択肢がなくなります・・。
(そしてそのあとは、ロングボールでボールを空中に上げ高さ勝負で負けてボールを奪われる・・。)
 
日本代表の問題点は、世界的に見て個の力で勝てるほどの力がないのに、ワンタッチパスをスペースで繋げるほどのコンビネーションも出来ていないことが原因です・・。(練習時間が限られていることはありますが・・。)
 
サッカーの二大戦術といえば、
①    できるだけ相手の陣地でプレーする・・。
 これにより得点のチャンスが高くなり、逆に失点のピンチは低くなる・・。
②    できるだけボールを支配する・・。
 これは、ポゼンションサッカーの基で、自分たちがボールを持っている限り相手は、攻めることができない・・。
しかし、武術的に考えるとそうとばかりは言えません・・。

①    相手に攻めさせる・・。(陣地的に・・。)
 攻めさせることにより相手の陣地に大きなスペースが生まれます・・。そこに組織力と敏捷性のある日本が※後先必勝の機(カウンター)で得点を上げることができます・・。(※武術的に言うと・・。)
カタールワールドカップのドイツ・スペイン戦もそういった形からの得点だったと思います・・。
 
②    相手にボールを持たせる・・。(相手に攻撃の主導権をあえて与える・・。心の隙が生まれる・・。)
 護身術系の武術では、守者は強い・・そして、一瞬で攻者になることが重要とされています・・。(油断を誘う・・。)
 相手が攻めていることに集中させて、時には、スキをつくりそこを攻めさせてボールを奪い、一気に攻撃し得点をあげる・・。
 
結果的には、これも前回ワールドカップで起きていたことだったと思います・・。
 
ではなぜ、イラン戦で同じように戦えなかった?

それは、ドイツ・スペインは明らかに格上なので守備時間が多くなることは、やむを得ないと割り切ることができた・・。
しかし、イランはガチンコ勝負で勝てない相手ではないので、相手陣地でプレーすることと自分たちがボールを支配することに拘ってしまった・・。
 
いずれもっと詳細にワールドカップで優勝するために必要なことを書こうと思っていますが、今回は、簡単に書かせてもらいます・・。
 
サッカーになくて武術にはあるもの・・。
それは、型です・・。 型とは、定石のこと・・。
 
つまり早くプレスにくるチームに対しては、どういう風に対処するのかの型がないから、選手がばらばらの発想になってしまって上手く攻撃することができない・・。
 
ブラジルワールドカップで日本が負けた時に元日本代表の監督をしていた方が、スペインのサッカー関係者から日本には、サッカーの型がないのか?
 
と言われ ハットしたという有名なお話がありますが、日本には、世界に誇る素晴らし武術の世界があるのですから、その武術の発想や戦術、身体の使い方を吸収することこそ、日本サッカーが飛躍する大きなポイントになると思っています・・・。
 
どのスポーツにおいても他のスポーツや武道・武術的な要素を取り入れたことにより大きく飛躍することができたケースがあります・・。
 
もっと日本人のDNAに刻まれた素晴らしい素質を見直してワールドカップで優勝してもらいたいと願っています・・。

頑張れニッポン!!
 

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