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4/13(土)テーマ「ベトちゃんドクちゃんを次世代に伝える意味」『ぼくのお父さんはドクちゃん』から考える ゲストNguyễn Đức(グエン・ドク)さん・児島 惠美子さん

昨年、NPO法人美しい世界のため理事で、河内長野市立東中学校の校長でもある内本年昭先生が、ベトナム戦争でまかれた枯葉剤の被害者ドクちゃんことグエン・ドクさんと隆祥館書店に、お越し下さいました。

グエン・ドクさん

 ベトナム戦争というと、佐藤栄作首相の南ベトナム訪問阻止を図った全学連が、羽田・弁天橋で機動隊と激突、当時18歳だった京大生・山﨑博昭さんが、死亡した10.8羽田闘争を思い出します。

 当時、反戦・平和の憲法は根付いていて、ベトナム戦争に日本は協力するな!と70年代まで続いた反戦運動の中で起きたのが、1967年の山﨑博昭さんの死だったそうです。

 隆祥館書店では、2021年11月に「君が死んだあとで」という映画を作られ、本も上梓された代島治彦監督と、学生たちを救う「救援連絡センタ-」を立ち上げられた水戸喜世子さんのトークイベントをしました。

 映画の中で、『あの山﨑博昭君の犠牲という尊い命を奪った、あの日の全学連の行動は、世界に日本の良心を示したものだと私は思っています。』と、山本義隆(科学史家 元 ・東大闘争 全学共闘会議代表)さんは仰いました。

 そのイベントの直後に、「ぼくのお父さんはドクちゃん」という絵本をお仲間と共に上梓された内本先生が、隆祥館書店に、訪ねて来られたのでした。 


ベトナムのホーチミン戦争証跡博物館には、ベトナム戦争への日本の加担を許すな!という平和のためのデモで命を落とした山﨑博昭さんの写真も展示してあるとお聞きしました。 この時、山本義隆さんの言葉の本当の意味を知ることができました。

 ベトナム戦争でまかれた枯葉剤の被害者・ドクさんの絵本「ぼくのお父さんはドクちゃん」は、戦争の悲惨さ、そして、子どもや、孫の代までも続く化学兵器の恐ろしさを、私たちに教えてくれます。 

今回のイベントでは、今春に劇場公開を控えているドキュメンタリー映画「ドクちゃんフジとサクラにつなぐ愛」の特別試写会のために来日するドクさんを大阪に招聘し、絵本「ぼくのお父さんはドクちゃん」発刊に関わった方々とともに、“ベトちゃんドクちゃん”を次世代に語り継ぐ意味を考えます。

ベトナム戦争時に散布された枯葉剤被害の象徴とされたベトちゃんとドクちゃん。彼らのことを風化させたくないという思いで2021年にノンフィクション絵本「ぼくのお父さんはドクちゃん」が発刊されました。


かつて日本の支援を受け、今では自立してたくましく生きるグエン・ドクさんに注目することで、今一度、平和を希求する心をもつ人を増やせないだろうか。そんな思いで企画しました。
この機会にぜひ!!

ゲストプロフィール
Nguyễn Đức(グエン・ドク)(絵本の主人公。ツーズー病院職員。ホーチミン越日友好協会役員)
 1981年ベトナム中部高原で兄ベトと下半身がつながった結合双生児として出生。“ベトちゃんドクちゃん”と呼ばれて日本で有名になる。5才時に兄ベトが原因不明の高熱を出した際、日本に緊急移送されて治療を受けた。1988年にベトナムで分離手術に成功。現在、ツーズー病院職員として勤務。ホーチミン越日友好協会役員。令和3年度外務大臣表彰受賞。

児島 惠美子(こじま えみこ)(絵本の文担当者。NPO法人美しい世界のため理事)
 薬剤師国家試験予備校メディセレ代表取締役。大阪生まれ。薬剤師。心理カウンセラー。
 起業家として、「大阪市長賞」、「ビジネスアワード最優秀賞」受賞。
 カンボジアへの医療支援、ベトナムへの慰問活動ほか。

【特別ゲスト】
藤本 文朗さん(ベトちゃんとドクちゃんの発達を願う会代表。滋賀大学名誉教授)
尾崎 望さん(小児科医。京都民医連元会長。枯れ葉剤調査、リハビリ事業支援)
内本 年昭さん(絵本の監修代表者。NPO法人美しい世界のため理事)

司会:二村知子 (ふたむら・ともこ)
井村雅代コーチ(当時)に師事し、シンクロナイズドスイミングを始め、現役時代はチーム競技で2年連続日本1位、日本代表として2年連続世界第3位に。現役引退後、隆祥館書店に入社。2011年から「作家と読者の集い」と称したト-クイベントを開催、2016年からは「ママと赤ちゃんのための集い場」を毎月開き、2019年4月からは、宝上真弓先生と子育てに悩む親御さんのために絵本選書のサ-ビス、2020年6月より、お客様からのリクエストを受け一万円選書を始めている。

テーマ「ベトちゃんドクちゃんを次世代に伝える意味」

『ぼくのお父さんはドクちゃん』メディセレ教育出版発刊

ゲスト
Nguyễn Đức(グエン・ドク)さん
※ゲストが、体調不良等で参加できない場合、リモート出演等の可能性があります。
児島 惠美子さん
     
司会: 二村知子 
開催日 :  4月13日(土)
日時 : 14:00~16:00

場所:ドーンセンター5階 大会議室2(最大75名収容)
ドーンセンターからリアル&リモ-トで配信
(要予約・事前購入制とさせていただきます。申込み順)

リアルトークイベント
●費用:3,500円(内訳:参加費1,300円+「ぼくのお父さんはドクちゃん」2200円メディセレ教育出版

リモート・トークイベント
●費用:3,900円+(内訳:参加費1,200円+「ぼくのお父さんはドクちゃん」2200円メディセレ教育出版 送料及び手数料500円)

本無しリアル
●費用 : 2,000円

本無しリモート
●費用: 1,500円

※ リモ-トでの申込者には、後日アーカイブ動画もお送りします。当日ご都合が合わない方も、ぜひご参加ください!
(要予約・事前購入制とさせていただきます。申込み順)
*振込先 三井住友銀行上町支店 (普通)1353923
カ)リュウショウカンショテン

※ リモート・トークイベントに、参加ご希望の方は、あらかじめZOOMのインスト-ルをしておいて下さい。
※ 参加者は、弊社が送付するメールに記載のアドレスからzoomにご参加いただき、開始時間までにIDとパスワードをご入力のうえお待ちください
※ 店頭もしくは、メ-ルで、お名前・ご住所(郵便番号含む)・お電話番号を明記の上、お申込み下さい。(メ-ル送信及び遠方の方への送品のため)
※(リモ-トのお客様)お申し込みの手続きを完了しているのに、ZOOMの招待状の
届かない場合は、恐れ入りますが、トラブルを避けるためにもイベントの前日ま
でにお電話にて、ご一報いただけますようお願い致します。

申し込み・お問い合せ:隆祥館書店 TEL:06-6768-1023 
住所:大阪市中央区安堂寺町1-3-4 谷町6丁目⑦番出口向かい
Eメ-ル:ryushokan@eos.ocn.ne.jp

主催:隆祥館書店
共催:特定非営利活動法人 美しい世界のため
  *本事業は、財団法人大竹財団の助成金を受けて実施しています。
協力: メディセレ教育出版
詳細:https://ryushokanbook.com

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