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エッセイ

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毎日どうでもいいことをうじうじ考えている人間っているんですね。そんな人がその日の気分でしたためた浮き沈み激しいエッセイ集です。
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2020年7月の記事一覧

【エッセイ】ポーカーフェイス社会

人の表情というものは実に感情をよく表すものだとされる。 それ故に、ポーカーフェイスは感情…

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【エッセイ】入浴カタルシス

朝はやはりシャワーに限る。 いつかの冬、寒さに耐えながら、ストーブの前でちまちまと着替え…

2

【エッセイ】すれちがい

知り合いと目が合うと、そんなに親しくなくても、「ああ、挨拶をせねば」という気持ちに駆られ…

9

【エッセイ】早起き

早起きが苦手だ。 何もない日なら夜は3時くらいまでYouTubeやまとめサイトを漁っちゃうし、…

7

【エッセイ】自己犠牲と書いて何と読む

働くのが好きだ。 なんていうと、星野源の「働く男」かと思ってしまうけども、働くと言っても…

4

【エッセイ】正論という暴力

正論はいつも正しいとは限らない。 一見矛盾しているようだけど、これはある意味真理であると…

3

【エッセイ】街の記憶

目白駅で降りてみたのは偶然その気になったからだった。なんだかんだ今まで一度も降りたことのない駅である。当然右も左も分からないので、私は案内板を見ることにした。 さあ、どうしよう。喫茶店でも開拓しようかと少し悩んだが、手持ちがない。ただ、その日やるべきことはもうすべて終えていて暇だったので、気分転換にと、池袋駅まで歩いてみることにした。 少し調べてみると、どうやら通り道に庭園があるらしい。駅へ向かうついでに寄ってみようと思い、庭園を目指して歩きはじめると、ルートはすぐに横道