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【世界一周】#13 固定概念が覆されたメキシコ<メキシコ編01>

世界一周の記録について

私は2018年11月から2019年8月の約10か月間、世界一周の旅に出た。ずっとずっと旅のことを綴ろうと思っていたけど、気づけば旅を始めた頃から5年が経過。私の人生の中で大きなターニングポイントとなった、この旅。少しずつ振り返っていきたいと思う。
(当時インスタグラムXで毎日更新していたものを再編集したものです)

世界一周で訪問した国は13か国

  1. タイ

  2. ラオス

  3. アメリカ

  4. メキシコ

  5. ケニア

  6. タンザニア

  7. スペイン

  8. イギリス

  9. ポルトガル

  10. クロアチア

  11. ドイツ

  12. フィンランド

  13. シンガポール

世界一周に至るまでの経緯


今回の投稿では

「4.メキシコ編」をお送りします。


ハワイからメキシコへ

ハワイは楽しかった。初めてのworkawayで同世代の人たちに囲まれて、多様な価値観の中で、皆お互いの文化や生き方をリスペクトし合い、たくさん遊んだ。なので、延泊しようか、はたまた次の目的地であるメキシコに向かうか、ずっと考えあぐねていた。

でも、やっぱり新しい土地に行きたい!という気持ちが大きくなり、思い切って当日に航空券を買い、メキシコに向かうことにした。

なぜメキシコなのか?

麻薬、マフィア、治安が悪い。
そんなステレオタイプのイメージを持ってた、メキシコ。

でも、そこには住んでいる人がいて、暮らしがある。


それに、私が知っていた唯一のメキシコ人は、とても優しかったのだ


遡ること2015年5月、わたしは東京での生活に疲れて、横浜にさくっと一人旅に出ていた。

そこで出会ったのがメキシコ人の親子。

実はこの日、横浜にあるゲストハウスカナリアンに滞在中、横浜で震度4の地震があった。

全国的に揺れた日



ドミトリー部屋(この日は貸し切りだった)にいた私は心細くなり、リビングに降りてみた。
ちょうどこの日、別の部屋に泊まっていたメキシコ人の親子もリビングに降りるところだった。日本人である私はこれまで何度も地震を経験していたけど、地震というものはいつだって怖いし、不安だ。ましてや異国で地震であうなんて、不安でしかないだろう、と思い、声をかけた。

その日は、リビングでいろいろな話をした。息子(以下、リカルド)は、私と同世代でメキシコで看護師をしているそう。日本が大好きで何度も来たことがあり、日本語も少し話せる。今回は初めて母を連れて日本にやってきたとのこと。
私のつたない英語と、リカルドの日本語、それに時々スペイン語(メキシコの公用語)も教えてもらいつつ、とにかくよく喋った。(メキシコ人はおしゃべり好きが多い!)

次の日は、私も特に予定がなかったので、東京を観光したい!というリカルドと共に、明治神宮や渋谷駅のハチ公、東京都庁の展望台など、THE★東京な場所を歩き回った。
東京に疲れ果てていたはずなのに、東京や日本のことを英語で説明するのはとても楽しかった。東京に来て半年も経っていない私の説明はきっと薄っぺらかったはずなのに、リカルドはとても感謝してくれて、最後コーヒーをおごってくれた。

いつか、メキシコにも来てね!という約束を交わしてお別れしたのだった。

リカルド氏
ラテンオーラ全開な可愛いママ

それから4年。やっと約束を果たす時が来たのだ!!!

ハワイからメキシコへ

ホノルル→ロサンゼルス→メキシコシティのフライトを購入。 ホノルル→ロサンゼルス便はデルタ航空にしたけど、ガラガラ! 3席使ってゆっくり寝ることができた。

3席使えるって最高

ちなみに、メキシコに行く場合は、ロサンゼルスでのアメリカ出国手続きが省略されるそう。 ロサンゼルス到着して、メキシコ行きの搭乗ゲートが目の前にあったからびっくり!(他の国ではトランジットのみでも、一旦その国へ入国→出国手続きをすることが多かったような。)

そんなこんなで、今が何時なのか混乱しつつ、ついにメキシコへ入国。

空の上はいつだって興奮する
移動中は何時なのかわからなくなる

まず、新しい国に到着したら、simカードを買う。空港で買うと少し割高になるけど、移動手段などを調べる時にインターネットが繋がっていた方が格段にスムーズなので、購入する。(10年以上前は、地球の歩き方を片手に、時々インターネットカフェに行って調べものしていた。旅の仕方も随分変わったなあ。)

私はメキシコシティ国際空港のターミナル2に到着したので、関税を出てすぐの3番出口近くのtelcelでメキシコsimカード(通称アミーゴチップ)を購入。

✔︎Simカード(800MB付き)
✔︎2GB追加
359ペソ(2019年当時約2,200円、2024年4月だと約3,260円。円安ひょえー。)

定員さんは英語が話せたので助かった。 データ量の追加はコンビニ等で出来るとのこと。

telcel~!

初日は、チュロスを食べたり、タコスを食べたり。メキシコシティというでっかい首都であっても、メニュー表はスペイン語のみ、店員さんもスペイン語しか話せなかったりするので、事前に調べつつ、何とかオーダーできた。

本場のタコスは、美味しすぎて、これから何度も食べることになる。あぁ、恋しいメキシコのタコス。。

雑巾絞りのような国旗降納も、面白かったなぁ。

メキシコでの予定

実はメキシコでは、ハワイと同様に、海の近くでworkawayがしたくて、カンクンあたりのボランティア先を探していたんだけど、どれもこれも直近は埋まっているとのこと。ダメ元でメッセージしていたケレタロという街にあるオシャレなAirbnb(UNAMORADA)から返信が来たのは、メキシコに着いた直後。全く知らない街での暮らしにドキドキしていたけど、とっても楽しかった。最高だった。

今となっては導かれたとしか思えない。

そんなworkawayでの暮らしについては、のちほど詳しく書く予定。


メキシコシティ観光

さて、メキシコに到着した翌日から、4年前に出会ったリカルドの案内のもと、メキシコシティ観光へ。

まずはメキシコ流の朝食を

la casa de los azulejos(タイルの家) という、古くからある青いタイルで有名な建物の中にあるSanborns Maderoのお店へ。

日本では見かけないタイルに興奮する
中は広々

そこで、「エンチラーダススイサス(enchiladas suizas)」というものをおすすめされ、食べる。これは、チキンをトルティーヤで包みサルサソースで味付け、その上にチーズやクリームがかかっているもの。
見た目通り、朝からガツンとくる!味はもちろん美味しいんだけど、これを毎日は食べれないな、と思った。笑

朝からガツンと、こってり系


チャプルテペック城

次は、メキシコの首都メキシコシティにあるお城。中は国立博物館になっていて、メキシコの歴史(スペインの植民地時代、アメリカとの戦争、フランスの侵略など)が学べる。 展示の説明文書はスペイン語のみなんだけど、メキシコ人の友だちが逐一英語で通訳してくれて、感謝感激。 とても素敵なお城だったので、おススメ。

美しい壁
緑と宮殿
馬も凛々しい
とっても広いお城
白い馬もいました


昼ご飯は…

さて、お城散策の後は、昼ご飯!リカルドが学生時代に通っていたという露天のタコス屋さんへ。こういうガイドブックには載っていない地元民のおすすめに行けるというのは本当にありがたい。ここのタコスはお肉たっぷりだったけど、おいしかった。

ちなみにメキシコに行って初めて知ったけど、本場のタコスは、手のひらサイズ…ではなく、手の甲のサイズぐらいなので、2~3個はぺろりと食べられる。いろんな種類が試せるところも嬉しい。

ここは2種類の具材のみ
もちろん両方食べるよね



街歩き

腹ごしらえの次は、街歩き。

ちょうど公園で週末マーケットみたいなものをしていたので覗いたり、チュロスを食べたり。至る所にあるガイコツたちに、メキシコ感を感じた。とにかく街がカラフルで、明るくて、かわいい。

週末マーケット
どこにでもあるガイコツ
おいしいチュロス屋さん
おしゃれな店内
ガイコツさんがお出迎え


夜ご飯は…

夜ごはんの時間がやってきた。我々は何を食べるのか?


もちろんタコスである!!!


リカルドの友人と合流し、El Cuatro 20というタコス屋さんへ向かった。

タコスだけで30種類以上

タコスだけでこんなにメニューがあるなんて!!
もちろんスペイン語はちんぷんかんぷんなのでリカルドたちに選んでもらって、数種類食べた。どれも美味しい!

すっかりタコスの魅力にハマった

そして、この時に会ったリカルドの友人はシャイな人で、なかなか目が合わなかった。(メキシコ人はみんな陽気でおしゃべりだと偏見を持っていたので、勝手に親近感が湧いた。笑)

彼と会ったときに、「日本人はハグとかしないと思うけど、メキシコスタイルであいさつのハグをしていいか?」と丁寧にお伺いを立ててくれた。

郷に入れば郷に従え、なので、もちろんウェルカム。

メキシコに来て以来、ハグする回数が格段に増えた。彼に言わせてみればハグは「あなたへの悪意はないですよ」という程度の意味だそう。


ハグの概念が変わった日だった。
この日以来、出会うメキシコ人とは全員ハグをした。


さて、次の日は、世界で3番目に大きなピラミッドがあるティオティワカンへ。



続く。


いつも読んで頂きありがとうございます!最大限の愛を❣️