アインシュタインが娘に宛てた手紙

私が相対性理論を提案したとき
ごく少数の者しか私を理解しなかったが

私が人類に
もっと大切なことを伝えるため
今明かそうとしている事実も
世界中の“誤解”と“偏見”にぶつかるだろう

必要に応じて 何年でも 何十年でも
私がこれから説明することを
人類が受け入れられるほど進歩するまで

お前にこの手紙を守ってもらいたい

現段階では
科学がその正式な説明を発見できていない
ある極めて強力な力がある

それは他のすべてを含み かつ支配する力であり
宇宙で作用しているどんな現象の背後にも存在し
しかも私たちによってまだ特定されていない・・・

誤解を恐れずに言おう

この宇宙的な力は、愛＝【ぬくもり】だ

科学者が宇宙の統一理論を予期したとき
彼らはこの最も強力な見知らぬ力を忘れた

ぬくもりとは光だ

それはぬくもりを与え かつ受け取る者を啓発する

ぬくもりは引力だ

なぜならある人々が別の人々から
強く惹きつけられるように作用する事実は
君も知ってるはずだ

ぬくもりは力だ

それは私たちが持つ最善のものを増殖させ
人類が盲目の身勝手さのなかで
絶滅するのを許さない 優しき力だ

ぬくもりは展開し  開示する

ぬくもりのために私たちは生き  また死んでいく

ぬくもりは神であり  神はぬくもりだ

この力はあらゆるものを説明し

生命に意味を与える

これこそが私たちが
あまりにも長く無視してきた変数だ

おそらく ぬくもりこそが
人間が自らの意志で駆動することを学んでいない
宇宙の中の唯一のエネルギーである

この真理ついて学ばないのは
私たちが愛を恐れているからかもしれない

このぬくもりに視認性を与えるため
私は自分の最も有名な方程式で
単純な代用品を作った

「E = mc2」の代わりに
私たちは次のことを承認する

世界を癒すエネルギーは
光速の2乗で増殖するぬくもりによって
獲得することができ

ぬくもりには限界がないため
ぬくもりこそが存在する最大の力であるという結論に至ったと

私たちを裏切る結果に終わった
宇宙の他の諸力の利用と制御に
人類が失敗した今

私たちが他の種類のエネルギーで
自分たちを養うのは急を要する

もし私たちが自分たちの種の存続を望むなら

もし私たちが生命の意味を発見するつもりなら

もし私たちがこの世界と
そこに居住するすべての知覚存在を救いたいのならば

愛＝ぬくもりこそが唯一のその答えだ

おそらく私たちには
この悲しみの星 地球を荒廃させようとしている
憎しみと 身勝手さと 貪欲さに対して
打ち勝つであろう唯一の強力な装置
愛のバクダンを作る準備は まだできていない

しかし それぞれの個人は自分のなかに
とても小さな
しかし強力な
ぬくもりの発電機をもっており
そのエネルギーは解放されるのを待っている

私たちがこの宇宙的エネルギーを与え
かつ受け取ることを学ぶとき

愛しいリーゼルよ

私たちは
ぬくもりがすべてを超越した領域で
この星の諸問題を解決に導く力が
あることを確信しているだろう

なぜなら【ぬくもり】こそが生命の神髄
（クイントエッセンス）だからだよ

私は自分のハートの中にあるものを
表現できなかったことを深く悔やんでおり
それが私の全人生を静かに打ちのめしてきた

なにが天才だ
なにが科学者だ
もっともらしい言葉など 何の意味ももたない

私には 人々の憎しみや争いを止めるどころか
私の発明が 人々を傷つけ合う方向に利用される結果となった

おそらく謝罪するには遅すぎるが
時間は相対的なのだから
私がお前を愛しており
お前のお陰で　私が究極の答えに到達できたことを
お前に告げる必要があるのだ

お前の父親

アルベルト・アインシュタイン