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空間、それはとても不思議

イールドワーク(正式名称はYielding Embodiment®︎)を始めてから、空間に対する認識が変化してきた。
一気にではなく徐々に。

以前、マッサージの仕事をしていた時は空間を意識することはなく、ただ「触れ方」に気をつけていた。
(特にファーストタッチが大切で、ここが違うとその後の流れがどんどん違ってきてしまう。)

その後Yielding Embodiment®︎のワークショップに参加し始めてから、「間合い」を意識するようになり、セッション数が増えるにつれて空間についての認識がどんどん変化していった。

最初の頃は、クライアントとの一対一の間合いでいっぱいいっぱい。
いま思うとかなり限定された視野でセッションを行っていたと思う。
それが次第にセッションの経験が増えてくると、クライアントを含めた部屋全体の空間の中での間合いに変化していった。
一対一の関係性だけでなく、部屋にいる他の人、モノ、空気など部屋に存在するもの全てとの関係性。
そして現在は、部屋の壁を突き抜けてどこまでも広がっている空間の中で心地良い位置に身を置いている。
宇宙で風の吹かない場所に出合う。そんな感覚でセッションをしている。

この空間の広がりの感覚はセッション中だけでなく日常生活でも感じることが多々あり、空間の中にポツンと存在している自分を認識しながら同時に自分の体感を感じながら過ごしている。
その空間には常に見守られていて、えもいわれぬ安心感がある。
空間の正体は一体何なのだろうか。
きっとぼくの既知の中に答えはないのだろう。
いつか言語化できることを楽しみに、これからも空間と遊ぼう。


ごきげんラボ

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