toCからtoBに異動したデザイナーの考え方の変化と成長をサウナに例えてみた
🎄この記事は、Retty Advent Calendar 2023、18日目の記事です🎄
はじめまして。RettyでtoB領域のUIデザイナーをしている小林です。
初noteになるので軽く自己紹介をさせてください。
今回は、Rettyに入社して9ヶ月余りで、toCからtoB領域へ異動して変化した考え方と成長を、僕の趣味の一つでもある「サウナ🧖」を強引に交えながら話していければと思います。
考え方の変化と成長 = サウナ🧖
そもそも、サウナの入り方は、
と一般的には言われています。(もちろん入り方は個人の自由です)
僕の考え方の変化・成長はこれに似ていないか?と感じたのは、僕のホームサウナ、サウナ&カプセルホテル レインボー本八幡店でサウナに入っている時間の出来事でした。
1. 水分補給 = 異動前のインプット作業
まず最初に行ったのは、toB領域のインプットでした。
異動予定のチームのマネージャー、プランナーに用意していただいたドキュメントを読み込んで、少しでもいい状態でチームに入れるように準備をしていました。期間はそこまで長くなく、インプット量で頭がパンクするのを防ぐために、この段階でインプットする部分としない部分を分けて読み込むことを意識していました。
例えば、お店様が予約管理などで使う管理画面の設計やワーディングルールなどデザイナーとして必須な情報は異動前からインプットしておきたい。過去の施策などから吸い上げられることは、進めながら確認すれば良いから今はインプットしない。
この取捨選択をすることで、スムーズにチームに加入することを最優先事項に置いていました。
その振る舞いは、このサウナの1セットをより良いものにするため、水分補給をしているサウナ前の僕の姿そっくりでした。
2. サウナ = 思うように力を発揮できないもやもや期
正式にチームメンバーとして実務に入り、管理画面のスタイルを揃える、営業資料のアップデート、進行中施策のUI設計など、とにかく目の前にある与えられたタスクをこなしていましたが、何故かいまいちチームに入りきれていない自分がいました。
朝会やMTGをしていても、チームメンバーが話していることがよく分からないのに分かろうとするアクションが少なかったり、飲食店の課題を解決するためにデザイナーとしてどう動けばいいのかが分からないなど、スムーズに入れるように準備した割には思っていたように動けず、受動的なスタイルを取っている自分に腹が立っていました。ただ、何をすればこの状態を打破できるのかも分からず、異動したては環境も変わるし、誰でももやもやするものだろう。という風にもやもやを我慢していた時期を勝手に過ごしていました。
その姿は、暑い・・・早く外に出て水風呂でリラックスしたい・・・サウナ内で我慢をしている姿にそっくりでした。(ベテランサウナーの方に怒られるかもですが、サウナ自体は暑いのでそこまで好きじゃなく、多分水風呂と休憩のためにサウナに入っています)
3. 水風呂 = 考え方を変えたら、動き方も明確になった
もやもやサウナ状態が少しの期間続くも、自分主導で進められる施策もいくつか経験して、飲食店が抱える課題の解像度を徐々に上げていくことができるようになりました。
その大きなターニングポイントとなるのが、新商品の開発プロジェクトの一員として、インバウンド対策を目的とした多言語メニュー印刷機能のメニュー表デザイン・印刷ページ設計でした。
多言語メニュー印刷を開発する上で、意識したことやこだわったポイントを話し出すとかなり長くなってしまいそうなので別noteで近いうちに書こうと思いますが、ここで僕は、
「飲食店とその先にいるユーザーのありたい姿から逆算して、課題を解決できるデザインをつくる」
という考え方にたどり着きました。
この考え方に行き着いたきっかけの業務は、WEBページのUIデザインではなく、DTPデザイン(印刷物のデザイン)でしたが、DTPでもWEBサービスでも考え方の根本は変わらないと思っています。
この考え方に行き着いた僕は、熱々サウナを抜け出し、水風呂というオアシスに飛び込んで、心の中で「あーーっ!!!」と叫びながら恍惚の表情を浮かべている姿そのものでした。
4. ととのい(休憩) = 考え方が変わることで、結果もついてきた
以上の考え方の変化は、僕のキャリアの中でもかなり大きなインパクトのある出来事でした。
また、新商品の開発プロジェクトはプロジェクト単位で社長賞をいただくことができました。もちろん僕はその中の一人でしかないですが、異動してからここまでの一連の経験をできたことは、この先のキャリアのための大きな財産になると思っています。
その瞬間、僕はととのいました。
準備をしたが、思うようにいかないことも多くあり、その中でも新たな発見や成長があって、今回に限れば最終的に良いものができました。
ただ、もし最終的にあまり良くない結果に終わったとしても、僕はととのっていたかもしれません。断言はできませんが、新たな発見や成長ができたことが実感できた瞬間に仕事での ”ととのい” があるのではないかとここで提唱させていただきます。
さいごに
今回で僕が成長できた点は、考え方の変化で飲食店・ユーザーの解像度が上げやすくなった点と、2~3回と言わず、仕事ではこのセットをやりつづけるということです。
今はやっと1セットできただけです。この1セットは仕事をしていく限りずっと繰り返していかなければなりません。そのためにも向上心を持ち、仕事での "ととのい" を追い求めて、活躍できるデザイナーを目指していきます。
最後に一言
「仕事に熱中している全ての人よ、サウナに行こう。」
この記事は、サウナ界のディズニーランド「かるまる池袋」で執筆しました。
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