おじさんが飛ばない

就活が終わらない。
昨今のコロナウイルスの影響で各企業は今年の採用取り止めや、一時中断を相次いで実施している。

自粛期間の延長、4年になってもやることが無いので本を読むようになった。
以前から好きだったオードリーの若林さんが書いた
『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』
という本を読んでみた。
その中に芸人として売れることを、おもちゃの「黒ひげ危機一髪」でおじさんが樽から飛ぶというメタファーを用いて描いていた。

就活も似てるなと思った。

説明会、インターン、エントリー、ES、面接...
みんな本数は違えど、様々な剣を樽に刺している。
すぐおじさんが飛ぶ人もいれば、なかなか飛ばない人もいる。
何本刺せばいいと言うものでは無い。適切な剣を適切なタイミング、適切な位置に刺さないとおじさんは飛ばないのだろう。

そして剣を研ぐことも大事である。
今までの大学生活やそれ以前の人生も剣を研ぐ期間だったのかと気づく。
もっと本を読んでれば、英語を勉強していれば、などと研がなかった過去を悔やんだ。

友達の樽におじさんはいなかった。
大丈夫、なんとかなる。そう強がらないとやってられない。
研ごう、刺そう。穴は確実に減っているはず。

でも無理はできない。これまでの人生で無理していいこと無かったから。

前に見たカイジで、ハンチョウが
「今日を頑張り始めたものにだけ、明日がやってくる」と言っていたのを思い出した。

今日の無限ループが止まらない。
だからダメだったんだろうな。

なんかメンヘラみたい。
気持ちわるっ笑


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