移住のあれこれのお話⑥

山の中腹にある旗竿地の古民家は、住めるようにするためにかなりの費用を要するということできっぱりサヨナラしたその足で、私はこのお家に案内されました。
実はこの物件、ネットでヒットしていたのです。ただ、市街地に近く山とは言えない物件でした。ですので予算的にはぴったしだったのですが、スルーしていました。

( あ~ あの物件か~
それほど標高高くないけど、ここは見に行こう
それじゃなきゃ次のターゲットが無くなるからな… )

不動産屋さんの車の後について走るとすぐ近くでした。確かに山ではなかったですが、山の木々を間近に見ることが出来る山の麓の物件でした。
そして、それは南向きの明るいお家でした。

間口は広く明るいものの、古家の臭いが立ち込め残置物が積み重なった玄関でしたが、全てを取り去り壁を漆喰で塗り替えたら見違えるはず!
蜘蛛の巣と埃らしきものがひも状につり下がった天井でしたが、そこに使われているのは一枚板の材であったり、斑入りの竹、虎斑竹であったりしました。

これって上手く磨けばきっときれいになる!


他にこのお家の魅力として挙げられるのは、日当たりの良い縁側(入側縁)があることです。当時は使われていない空き段ボール箱が積み重なっていましたが、その縁側の前にデッキを作ることが出来る広いスペースもありました。今はここに、ヨガができるテラスのようなものが作れたらいいなと思っています。

第一印象、直感ではここにしよう!となったわけですが、山の古民家同様、北側の部屋は草ボウボウでつる植物に覆われ、床はボコボコになっていてそれはそれはひどい状態でしたよ。

( 草は取り去れば大丈夫なはず。床も作り直せるはず。
ただ、予算が心配だな~ )

と予算を心配していましたが、この時点ではアルバイトに行ってお給料を得るつもりでしたから、それほど深刻に心配していなかったと思います。
床がシロアリにやられているのではなく、傷んでいる軒天からの雨漏りで腐ってるだけであって欲しいな~… くらいの気持ちだったと記憶しています。

次回はいよいよ契約の事なんかをお話しましょうかね。
ではまた。



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