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「思い出…?庭の桑の木」(リアタイで思い出作りか?)

皆さん、おはようございます。
ryukoです。

今日は、お隣さんとの
別エピソードをいい温度で書きます。

たぶん、これ…一生忘れないってくらい
この季節になると思い出します。
いいえ、リア思い出作りかもしれないですね。

     …10年も前のことかあ…

  低い塀にフェンス一つで区切られた区画の
        お隣さん。

     んまあ、当時は元旦那の
     ファンだったおばちゃんは
    それはそれは優しい人だった…。


   「桑の木」は元旦那の提案で植えた。
   もちろん、大きくなるからちゃんと
    管理しないとお隣に迷惑をかける。

      その彼が秋に死んで…
  (毎回、これ書くのネタになってる…)
      このおばちゃんは豹変。

 
  「旦那さんが死んだんだから
       庭に花を植えるなんて非常識!」

  「旦那さんが死んだのにプランターで
       野菜を育てるなんてやめなさい!」

   「植物を愛でる資格なんてないのよ!」

    「庭に出ないでちょうだい!」

    (↑ なんの権限でしょう!笑)

   継母をもったシンデレラの気分だった。


     そして私は庭に出れなくなった。

       ↑ これ、今も…(;^ω^)

   当時は女の一人暮らしになっていたから
    防犯も兼ねて、家の周囲は手つかず。

    ただ、今でも一人…魔王(私の母)が
      草取りだけはしてくれる。

     彼が死んで初めての6月上旬。

  「あんた!桑の実がいっぱいなってるよ」
       魔王が言ってきた。

    「うん。知ってる。そうだね…」

      まだ無気力だった私は
    彼に由縁のある物自体が見るだけで
   辛かったから見て見ぬふりをしたかった。

    それに庭仕事が好きで毎日外にいる
   お隣さん夫婦と顔を合わせたくなかった。

          でも
 「桑の実酒を今年も作って供えてあげたら?」

        あー、そっかあ…
  彼が喜んで毎年すぐに飲んでしまってたなあ。
      魔王よ、ナイスアシスト!

  「そうだね。そうしよっか!!笑
     たくさんあるからジャムも作ろうかね」

      久しぶりに見る娘の
     笑顔が嬉しかったのだろう。
    魔王も嬉しそうな顔をしてくれた。

    とりあえず、買い出しにいこっか。
   ホワイトリカー・氷砂糖・レモン等

      準備をして外に出ると…
     バッタリ…お隣さんと遭遇。
        (運の尽き…)

  「あんたんちの桑の枝がうちの敷地に
      出ているから切らしてくれるか?」
      おじちゃんに言われた。

  「あ!はい。ご迷惑をおかけしています。
          どうぞ、切ってください」


     ? 枝、出てないはずよ?

   いっか、トラブル起こしたくないし。
     (巨木ほどでもないし…)

   魔王とランチして買い物から帰った。
  ホワイトリカーも氷砂糖もたくさん買って。
       ワクワクしながら…。


    ………(;一_一)? え? あれ?

      (´゚д゚`)!! ない?


    桑の木は、枝が全部刈り取られ

      スマートな丸裸…。
     (最近、丸裸…ばっかり)

    さすがの私も自分からお隣さんに
        声をかけた。

      「あの~、桑の木…」
  「頼まれたから、全部切っといてあげたよ」

     頼んでない!!!


      「絶望」という以外

      言葉が…見つからない。

   家に入り、用事がなくなった買い物の山
  抱きしめて子どものように声をあげて泣いた。

  「あんた!泣いていないで
       実だけでも貰ってきなさい!」

     …そっか、それでもいっか…。


  「あの~桑の実だけでも取らせてください」
  「え?笑 
    うちの敷地にある物はうちのだから!」

   は?…(‘Д’)…? はぁ?


    よく見ると、縛られた枝の束…。

     「実」がないのだ!!!


  「お宅の木の処理をうちで
     してあげたんだから感謝してほしいね」

  「お宅の敷地には入ってないからね!」

       …あ・ぜ・ん…

     敷地に入らないと丸裸になんて
       出来ないですけど?
      (これって不法侵入?)

      なんでこーなった??

  家に戻って、更に声を大きくあげて泣いた。


     …その様子を見ていた魔王

     ヌヌヌヌヌ…(-_-メ)


      本物の「魔王」に昇進。
      乗り込んでいったのだ。


     近所に響き渡るほどの大声で
       お隣さんと大喧嘩…。
   (そこまでしてくれなくてもいいよぉ)

     汚い言葉がいっぱいだったから
    (相手からね。魔王は応戦…(;^ω^))
       内容は省略するが
      魔王の娘を思う気持ちが
        ありがたかった。
     (家政婦は見た状態のryuko)

   とうとう、裁判するみたいなところまで
          発展…。

    憤慨して家の中に戻ってきた魔王

    いやいや…いいですよ。やめて。
       泣きはらした?
   ううん、あっけにとられた私の言葉で
    魔王は、母(魔王)に戻ってくれた。


     …翌年、実がなる前に桑の木を
      根元から切ってやった。

   「思い出」は、心の中で
    反芻しながら抱きしめられる。


     桑の木はとても強いので毎年
      チロチロと枝を出すが
      チョキチョキしていた。
   (お隣さんが外出した時とか夜とか…)

         それが今年…
   忘れていて小さな枝に実を付けちゃった!

  昔は母指大サイズ、今年は小指の半分サイズ
          (*‘ω‘ *)

     もちろん、お隣さんとの
     境界は絶対に超えてない!!

    今の旦那ちゃんが愛おしそうに
  熟れていく経過を楽しんでいるから…。(笑)
  (旦那ちゃんも知っている過去エピソード)

      そうだね、この10年。
   実をつけることなく生きてきた桑の木。
    お酒を飲めない彼に少しだけだけど
      ジャムか砂糖漬けか…
     作ってあげようかな。(笑)

       ヤキモチもなく
   ワクワクしている旦那ちゃんの為に♡

      …わかんないけど…
   なんかの心が引き継がれているような
      ふんわり気分になった。

 
   …ブログに画像を上げようと庭に出た日。
       (つい先日よ!)
      おばちゃんが…いた。

 「桑の木なんて庭に植える植物じゃないのよ!」

       …ryuko…無視…   

  「思い出」は、心の中で
        反芻して温度そのまま…
     だ・き・し・め・た!!(怒)


    来年は、また枝を落とすのか?

 

 あんのクソばばあ!!

 心の中で背負い投げをしてやりました!
  (*‘ω‘ *)🎵

 桑の木の生態くらい知っとるわ!
 迷惑かかとらんじゃろ?

 と…思いましたが…。
 今度は、旦那ちゃんと仲良く
 「昼間」に収穫してやります!
 (⋈◍>◡<◍)。✧♡

 そんなこんなで今でも庭に出にくい私ですが
 魔王は違います。(笑)

 年中「草取り」と称して庭に出て
 「こんにちはぁ」
 って恐ろしいくらいの笑顔で挨拶しています。
 ( 強い心…(*ノωノ) )

 元々、土いじりが好きな私なので
 お隣さんの姿が見えなくなったら…
 (何年後?💦)
 また、豆やゴーヤ・トマトやレタスなど…
 欲を言えば「お花」もいじりたいです。(笑)

 今の旦那ちゃんはおばちゃんの
 タイプではないようで…。(笑)
 挨拶しても無視らしい!
 (*’ω’*)

 「くたばっちまえ・アーメン♪」
 なんて、言ってませんよ!

 お互いに「思い出の桑の木」
 なんでしょうね。
 (;^ω^)

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