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生死をかけたキウイフルーツとの友情②(妖怪人間の未来は、まんざらでもない)

皆さん、おはようございます。
ryukoです。


食物アレルギーでキウイフルーツ(以下:キウイ)が食べられない私に「給食・先生」という壁が立ちはだかり「死」を意識したところまで昨日は書きました。

今日はその続きになります(笑)
ちょっと長いです…


…教室には何気ない会話が弾むような友達はいません。気にかけてくれる先生もいません。

寂しかったんです!
(でも、自分からアクションを起こす勇気がなかっただけ!笑)

学校に行きたくない毎日に疲れていました。

そんな私の心に寄り添ってくれたのは
「キーちゃん」
都合のいい妄想が作り上げたキウイの友達…

キーちゃんと芽生えた友情に陶酔した私は

そう!
決めたのです!

「心中」
( ↑ 今思えば、マジでバカ!)

「やっぱりキーちゃんを食べることに決めたよ…」

「いいの?私…ryukoちゃんと話せてよかった…。ryukoちゃんがあまり苦しみませんように…」

涙・涙の別れです。
でも、2人(?)の心はひとつ…


もともと大好きなキウイ…です。
ちょっと、はやる気持ち…

…意を決して一口…

一度口にしたら…

  (/_;) からのぉ…  ( *´艸`)!!

何年も味わっていなかった甘酸っぱい味!
プチプチとした食感!
美味しくて…懐かしくて…感動して…

気が付くとお皿のキーちゃんを全て平らげてしまいました。

  ( ゚Д゚)!! 忘れてた!!

     「心中」!

「私も後を追うからね、ずっと友達だよ…」

そう心の中で呟きながら
「その時」を待ちました…。


たちまち、喉の奥が「イガイガ」痒くなってきます。
次第にキーちゃんの果汁が触れた唇は「タラコ唇」に膨れ上がり、全身に「膨隆性の蕁麻疹」が出現。
そのうち、気道浮腫が起こって喘鳴からの「呼吸困難」
目は「お岩さん」のように腫れて…。

 【痒い!喉がイガイガする!息が出来ない!】
     ↑ これ、マジで恐怖…

でも、「キーちゃんとずっと友達」という気持ちが私の心を支えています。
何とも言えない充足感…。←何かがおかしい(笑)

「…せ、せんせー…た・たべ…たべました…」

次の瞬間…


!!! 「ギャーッ!!!」


教室中に悲鳴が飛び交います。
後ろを振り向いた同級生とこちらに目を向けた先生叫び声です。


私はキーちゃんを食べたことによって
   「妖怪人間」
のような変身を遂げていたのです。

あの時の恐怖に満ちたみんなの顔…

何かに勝ったような…
みんなの顔を見たときの優越感

まるで「勝利の美酒を飲み干しているかのような笑み」を浮かべていたに違いありません。
(↑ 余計にでも怖かったでしょうよ…汗)


…そして更に襲ってくる呼吸困難と頭痛…
  ふわふわ~
と目の前が真っ白になりました…。



…しばらくの時間が経っていたのでしょう…。

…気が付くと保健室のベッドの上で寝ていました…。
  ↑ なんだそれ?
(だって、普通は病院に連れて行きませんか?アレルギーで意識失うほどの症状…) んまあ、い―けど…。


「私…生きてる…」

キーちゃんと消える予定だったのに…

「心中」失敗…

未遂に終わってしまいました。
(ありがたいのよ…苦笑 💦)

症状も少し落ち着て蕁麻疹はあったものの呼吸が少し楽になっています。


…「失意の私」に保健室の先生が追い打ち…。

「もう大丈夫ね。もう少し休んでから帰りなさい。授業は終わったから…。それから…おうちの人が心配するから蕁麻疹は隠すのよ…」
  ↑ なんだそれ?

なんか「腹が立つ」…。


…泣けてきました…。

「妖怪人間」は、元に戻りつつありました。
ちょっとだけ強気だった心も…
変身を遂げた私の体も…
(↑ だからこれは…ありがたいんだって!)

「キーちゃん」だけいなくなっちゃった…。

楽しかった時間を思い出します。(妄想時間!笑)

失意のどん底に明け暮れる保健室から見えた夕焼けは
  「濃いオレンジで…小寂しい色」

「そっか…キーちゃんも私が作った幻…」


…本当に
「死ぬかもしれなかったんだ…」
と後から恐怖に襲われます…。


その時…保健室の扉が開き…。

「ryukoちゃん、大丈夫?」
 
   ((';') ???


私のランドセルを持って
2人の同級生が入ってきたのです。


「うん。大丈夫…」
「ryukoちゃん、一緒に途中まで帰ろ…」


…心配してくれたその子たちとの何気ない会話…
「人間」の友達が出来たのです。
  (↑ 数年後、本格的ないじめが始まるまで…)
        …(;^ω^)


もしかしたらあの時、私の命を救ってくれたのは「キーちゃん」だったのかもしれません…。

「人間」の友達を作るきっかけをくれたのも「キーちゃん」だと思っています…。


しかし
「皆さんは自分を追い詰め過ぎないでください」

…私は、その後も「死にたい」衝動に何度か駆られます…。

でも私のような「バカ」は私だけで充分です…。

なぜなら…その先にいる今の私…
    「まんざら」
でもない人生を生きています!
     ( ´∀` )♪


P.S
 あの日、家に帰って…
 キウイを食べたことがバレてしまい…
  (妖怪人間に成り腐した顔と体…)
 母に滅茶クソ怒られました…。

 でも、先生たちの所業も言ってやったわ!
 全力で!(その後は想像してください…)

 お母さん…本当にごめんなさい。


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